「東京ゲーム音楽ショー2020」は2020年2月15日に開催，現在38組が出展を表明中。本年度の模様も簡単に紹介

　東京ゲーム音楽ショー準備委員会は，ゲーム音楽の見本市イベント「東京ゲーム音楽ショー2020」を，2020年2月15日に開催する。

　会場となるのは，2018年度の開催からお馴染みとなっている大田区産業プラザPiO。チケットはイープラスにて販売されるとのことで，例年通りならば11月下旬〜12月上旬に発売されるだろう。入場は毎年チケット整理番号順となっているので，なるべく早く入場したい人は気にかけておこう。なお，2020年度は，現時点で38組が出展を表明している。

「東京ゲーム音楽ショー2020」出展者（敬称略，50音順。5月31日時点）

• 相原隆行
• 青木秀由基
• ACRYLICSTAB
• アマギセーラ
• 石田雅彦
• いとうかなこ
• 岩垂徳行
• WAVE MASTER（セガサミーグループ）
• 川田宏行
• 佐々木宏人
• ゲーマデリック
• クラリスディスク
• 試聴＆イヤホンコンシェルジュ（e☆イヤホン）
• ZIZZ STUDIO
• スーパースィープ
• 谷岡久美
• でか大
• 中潟憲雄
• 中原 涼
• 中島享生
• なかやまらいでん
• なるけみちこ
• HySCORE
• 橋本彦士
• 葉山宏治
• hally
• 樋口秀樹
• ピクニック
• 5pb.Records
• Blind Spot
• 古川もとあき
• 細井聡司(hosplug)
• 三宅優 a.k.a. eutron
• むらさきひろふみ
• 柳 英一朗
• ヨナオケイシ
• 来兎
• WASi303

「東京ゲーム音楽ショー2020」ティザーサイト

「東京ゲーム音楽ショー2019」の模様

　本年度の「東京ゲーム音楽ショー2019」は，2月14日に同会場で開催された。出展者が前年度から8組増え，ステージイベント用に2階の小展示ホールも使用されるなど，規模は若干拡大。OVERDRIVEやサイバーコネクトツーがプロデュースするサウンドユニット・LieN-リアン-などが初出展となった。以下に，簡単に会場の模様を紹介しよう。

開場を待つ来場者の長い列

メインフロア

各ブースでCDが販売され，ジャケットやディスクなどにコンポーザがサインを入れる。一部では長い列が発生したブースも

商品の展示方法も各出展者の個性が光るところ。WASi303氏のブースではX68000やセガの8bitハードが存在感を発揮していた

基本的にはCDが多いものの，高レート音源を収録したUSBメモリやダウンロードカードといった形態の商品も。そしてiam8bit Japanはアナログレコードを販売

コンポーザがファンに商品を直接販売。それにしてもこの小寺可南子さん＆アネモネ・モーニアンさん，ノリノリである

中潟憲雄氏のブースには“メガドラアイドル”を称する愛沢めみさん，XFLAGのブースにはオラゴン＆ニャニャコロビといった，特別ゲストも登場

e☆イヤホンによるヘッドフォン＆イヤフォン試用コーナーの展開や，HEART WRAPによるラップサンド＆タコライスの販売も行われた

別室に設けられた，小野“Mr.Dotman”浩氏のドット絵アートコーナー＆荒木游莫氏のゲーム書道コーナー

Aステージ

お笑いコンビ・ペンギンズのノブオさんがMCを務めたAステージ。シンガーの出展者を中心とした「ヴォーカルコレクション」パートでは，アマギセーラさん，ACRYLICSTAB，いとうかなこさん，片霧烈火さん，ゲーマデリック（with Uyu＆中原 涼），中原さんが出演した

古川もとあき氏のソロステージ。往年の名作STGの楽曲はもちろん，昨年末に発売したパズルゲーム「FEVER BLOCK」の楽曲も披露

H.K.S.に佐野電磁氏が加わり，アグレッシブ＆フリーダムぶりが加速した“D.H.K.S.”による「KORG Gadget for Nintendo Switch」の実演。観客に募った3つのお題（蒲田・戦闘・行進曲）をもとに，即興でバトルBGM風の楽曲を作る

来兎氏は，まめこさん，長尾玲奈さん，伊舎堂さくらさんといったボーカリストを交えて，年内の発売を予定している「ブレイブダンジョン 正義の意味」（PC / Nintendo Switch）の主題歌「宝石の地図と、その記憶」などを演奏

AステージのトリはLieN-リアン-。スクリーンに「.hack」シリーズの映像が上映される演出も

Bステージ

Hiro師匠，土屋昇平氏，hally氏が2名ずつ進行役となり，さまざまな出展者をゲストに招いてのトークショーを行ったBステージ。冷静に考えると「入れ替わり立ち替わりで驚きの大御所が登場！」といった状態ながら，まったりしたムードで悠々と進行するのが東京ゲーム音楽ショーならでは

Cステージ

Cステージの司会進行を務めたのは，プロレスリングBASARA所属のリングアナウンサーである新藤力也氏

一番手のBlindspotトークショーでは，前身であるS.S.T.Bandが活躍していたころについて，ゲーム音楽だけでなくF1ドライバーのテーマ曲を担当した背景なども語られた。写真右の並木晃一氏が手にしているのは，“F-1 リカルド・パトレーゼのテーマ”として1992年にポニーキャニオンから発売されたシングルCD「I CAN SURVIVE」

ZUNTATAは「出張！ZUNTATA NIGHT 〜表裏一体スペシャル〜」を実施。前半の“表”パートでは石川勝久氏と元メンバーによるトークが繰り広げられた

後半の“裏”パートでは，石川氏のほか先代ZUNTATAリーダーの内田 哉氏と，ikeさんこと池田宜史氏が登壇。これまで語られる機会の少なかった，世界初の通信カラオケ機「X2000」に関する音源制作のエピソードなどが語られた

ゲームコンポーザによる歌謡曲オリジナルアルバム「HySCORE」の参加者によるトークショー（左写真）と，hosplugからリリースされたリミックスアルバム「Drastic Girl REMIXXX」の参加者によるトークショー（右写真）。ベテランのコンポーザが何人も集まって語らう珍しい機会ということもあり，観客は興味深げにトークに聞き入る

Cステージは全体的に思い出話が多めだったが、ZIZZ STUDIOトークショーは「神獄塔 メアリスケルター」や「刀剣乱舞」など，近年の作品が話題の中心に

【東京ゲーム音楽ショー2019の思い出】
TGMS主催(@pico8_kuma)が撮影した出展者集合写真。
左上は残念ながら撮影に合流できなかった #zuntata ばび〜様(@babi_ztt)を卒業アルバム風に。守りたい、この笑顔。#TGMS2019 pic.twitter.com/mzRC3BSHyp

— 東京ゲーム音楽ショー 2020/2/15(土) (@TGMS_PR) 2019年2月23日

「東京ゲーム音楽ショー2019」公式サイト