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ASUS,Androidタブレット+PCの「3-in-1デバイス」など,2013年冬モデルのタブレット&ノートPCを発表
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ASUS TransBook Trio TX201LA
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まずノートPCとして見ていくと,CPUとして「Core i7-4500U」と,容量4GBのメインメモリ,記憶容量500GBのHDD,そしてバッテリーを内蔵したWindows 8搭載PCである(Windows 8.1ではない)。全体での重量は約1.7kgと,10.1インチサイズのディスプレイを備えるノートPCとしては,正直かなり重いほうだ。合体状態での本体サイズは,304.92(W)×193.78(D)×23.6(H)mmと,Ultrabookよりはやや厚い。
ディスプレイ部分とキーボードのある本体部分「PCステーション」は分離可能で,ディスプレイは単体のAndroidタブレットとして,PCステーションも単体のPCとして機能する。それゆえに,ASUSでは本機を「3-in-1デバイス」であると主張しているわけだ。
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タブレット部分は,SoC(System-on-a-Chip)に「Atom Z2560」を採用した,Android 4.2.2(Jelly Bean)搭載タブレット端末である。メインメモリ容量は2GBで,内蔵ストレージ容量は16GBなど,SoCも含めたスペックは一般的なAndroidタブレットと同程度といえよう。タブレット状態でのサイズは,幅と奥行きが合体状態と同じで,厚さのみ9.7mm。重量は約700gだ。
分離すれば自動でAndroidでの動作に切り替わるほか,PCステーションに合体した状態でAndroidとWindowsの切替ボタンを押すと,両OSでの動作を自由に切り替えられる。Androidに切り替えると,PCステーションのキーボードやUSBポートもAndroid側から使えるので,ASUSの2-in-1型Androidタブレット「ASUS Pad TF701T」のように,AndroidタブレットをノートPC的に使えるわけだ。
一方のPCステーションには,Mini DisplayPort端子とHDMI micro type D端子という2つの映像出力端子があり,ここに外部ディスプレイをつなげるだけで,PCとして動作する。バッテリーも内蔵しているので,HDMIケーブル1本あれば,適当なディスプレイやテレビにつなげるだけで使えるというのも利点といえよう。
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| 左写真はAndroidタブレットとして動作しているディスプレイ部分。重量が約700gと重いので,持ち歩いて使うのにはやや難がある。右写真は液晶ディスプレイに接続したPCステーション。ケーブル1本でディスプレイとつなぐだけでPCとして使えるのは手軽だ | |
メーカー想定売価は13万9800円前後で,2013年11月2日から発売の予定だ。
ASUS TransBook T100TA
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TransBookの特徴は,容量500GBのHDDを内蔵したモバイルキーボードドック(以下ドック)が付属していることだ(HDDなしのモデルもあり)。タブレット単体では,内蔵ストレージ容量が32GBまたは64GBと,PCとして本格的に使うにはいささか心許ないが,ドックと合体させれば記憶容量面での不安はなくなる。
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製品ラインナップとメーカー想定売価,および発売時期は以下のとおりだ。
| 型番 | 構成 | メーカー 想定売価 |
発売時期 |
|---|---|---|---|
| T100TA-DK32G | 容量32GBのタブレット+HDDなしドック | 4万4800円前後 | 11月2日 |
| T100TA-DK532GS | 容量32GBのタブレット+ドック, Office 2013付属 |
5万9800円前後 | 11月中旬以降 |
| T100TA-DK564G | 容量64GBのタブレット+ドック | 5万4800円前後 | 11月下旬以降 |
ASUS ZENBOOK UX301LA
「ASUS ZENBOOK UX301LA」(以下,UX301LA)は,ASUSのUltrabook「ZENBOOK」シリーズの最新モデルである。搭載CPUがHaswell世代に変更されたほか,デザインも一新。青みがかった天板の表面を「Gorilla Glass 3」で覆い,独特の質感を実現したのが大きな特徴である。
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| ASUS ZENBOOK UX301LA(左)。青みがかったボディに薄いガラスの天板を貼り付けるという独特のデザイン(右)で,Shih会長もその美しさを絶賛していた | |
スペックの充実ぶりも特徴の1つ。液晶ディスプレイと内蔵ストレージ容量の異なる2モデルが用意され,とくに上位モデルである「UX301LA-SIS」※1は,13.3インチサイズで解像度2560×1440ドットのタッチ対応液晶パネルと,容量256GBのSSD 2枚をRAID 0構成で搭載するというハイスペックな製品だ。下位モデル「UX301LA-BLUE」でも,解像度1920×1080ドットのタッチ対応液晶パネルと,容量128GBのSSDをRAID 0構成で搭載しており,スペックでそう見劣りするものではない。なお,搭載OSはどちらもWindows 8 64bit版だ。
※1 同社製PCを販売する「ASUSフラッグシップ・コーナー」の限定モデル。詳細はこちら。
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メーカー想定売価と発売時期は,上位モデルのUX301LA-SISが26万9800円前後で11月下旬以降,下位モデルのUX301LA-BLUEは22万9800円前後で,12月上旬以降となっている。
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