ウクライナへの人道支援で行われたHumble Bundleのチャリティ企画が，25億円を超える収益を得て終了。4つの慈善団体に全額寄付へ

　ロシアの侵攻が続くウクライナへの人道支援のために，オンライン販売サービス「Humble Bundle」が開催したチャリティ企画「Stand for Ukraine」が，2073万5856ドル（約25億4900万円）という収益を得て終了したことが，公式サイト（リンク）にてアナウンスされた。


　今回のチャリティ企画は，「Back 4 Blood」や「メトロ エクソダス」といったAAA級のゲームを含む総額2500ドル相当のゲームバンドルを，寄付したいという人が自分で値段を付けて購入するという企画で実施された（関連記事）。

　1週間という期間で47万3884人が賛同し，予定どおりに得られた収益の全額が，Razom for Ukraine，International Rescue Committee（国際救助委員会），International Medical Corps（国際医療隊），そしてDirect Reliefの4つの慈善団体に均等に寄付されることになる。

　Humble Bundleは，2010年にインディーズゲーム「World of Goo」のアニバーサリー企画として，Pay-What-You-Want（値段は自分で決めてください）方式で販売され，その後は投資家などから運営資金を得て定着し，2013年ごろからは定期的なチャリティ企画を開始。現在までに総額2500億円ほどの収益全額をさまざまな慈善団体に寄付している。「Stand for Ukraine」は，Humble Bundleにとって過去最大規模の企画であり，当初から大きく注目されていた。

Humble Bundleの「Stand for Ukraine」ページ