箱庭シム「島あげます〜箱庭諸島〜」が配信中。ブラウザ上で動作するCGIゲームの代表作がスマホで復活

　新作スマートフォン向けシミュレーション「島あげます〜箱庭諸島〜」のiOS版の配信が，2019年1月15日にスタートした（Android版は2018年12月に配信）。

　本作は，CGIゲーム「箱庭諸島」をもとに作られた，スマホ向けアプリである。ジャンルは“箱庭シム”で，プレイヤーは所有する島を発展させるのが主な目的となる。
　ゲーム内の時間はリアルタイムで進行するが，1ターンの進行に数時間を要するというシステムで，プレイヤーは30ターン先までの予約操作が行える。若い読者向けに説明すると，“シミュレーション＋放置系”のゲーム内容といったところだろうか。


　CGIゲームは，サーバー上で動作したプログラムの出力がhtmlで行われる仕組みで（つまり，ブラウザ上で遊べる），ざっくり言うと近年盛り上がりを見せているHTML5ゲームの祖先のようなものだ。

　1990年代のマシンスペックは貧弱で，MMORPGなどのネットワークゲームも普及していないなか，“ブラウザさえ動けば遊べる”CGIゲームは人気を博した。そんなCGIゲームのなかでもこの箱庭諸島は，多人数で遊べるなど箱庭ゲーとしての完成度が高く（※大昔の4Gamer関連記事），またソースコードが公開されたことでさまざまなアレンジ版も登場し，広く親しまれている。
　歴戦の4Gamer読者のなかには，ホームページ（という言い方も懐かしい）に設置された箱庭諸島を，チャットや掲示板などと一緒に楽しんだという人も少なくないだろう。

※「箱庭諸島」のスクリーンショット

　今回の「島あげます〜箱庭諸島〜」はダウンロードおよびゲームプレイが無料で，ゲーム中は画面上部に広告が表示されるというスタイル。島の面積が20×20マスに拡大されるなど，一部がリファインされているものの，多くの基本システムは「箱庭諸島」シリーズを踏襲しているようだ。アプリ内には掲示板が用意されるなど，当時の雰囲気をたっぷり感じさせる作りとなっているので，経験者はダウンロードしてみよう。

「島あげます〜箱庭諸島〜」ダウンロードページ

「島あげます〜箱庭諸島〜」ダウンロードページ

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一人ひとりの島が連なって箱庭諸島になる！
一人ひとつの島を持ちその島を開発していくという、 箱庭系のゲームです。
ただひたすら開発するだけでなく、お互いに協力しあったり、 戦争したりもするかもしれません。
このゲームには「こうなったら勝ち」という条件はありません。
ただ、島の人口による順位が表示されるので、 その上位を目指すのが一応の目的となります。

もちろん、順位など気にせずにのんびり開発するのもありです。
「のんびり」と言っても、災害をはじめとする数々の困難が 待ち構えているので、そう簡単には行きませんが・・・

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箱庭諸島SEがゲームのベースになっています。
通常の箱庭諸島とは違い、マップが20マスｘ20マスの4倍になっていたり、様々な施設や電力という概念も存在しています。
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このゲームは「箱庭諸島」という歴史があるゲームの改良版、「箱庭諸島SE」です。
1997年、徳岡宏樹が開発しコピーレフトで配布され、改造・再配布が可能であることでも人気を集め、1990年代のCGIゲーム流行時の代表的作品であり、CGIゲームの中では古くからある人気のゲームの代表として認知されていたました。
4Gamer.netでは、戦略的要素多く、パッケージ製品に引けを取らないと評されています。
""Wikipedia、「箱庭諸島」から一部引用""

島の人口、資金、食料などをコントロールし、発展させていくのが目的です。

海を埋め立てたり、森を伐採したりして島を発展させ、人口を増やしていこう。
攻撃コマンドや内政・外交など出来ることは多岐に渡ります。
単なるノスタルジーを煽るゲームじゃなく、システムが凝ったシミュレーションです。
災害やモンスターの出現など、一筋縄ではいかないトラブルも実装しているのも特徴です。

序盤は何をすればいいかわからないかもしれないが、資金が豊潤になるに従い、面白さがわかるはず。

コメント欄もあるので、わからないことや資金、食料が足りないときに、気軽にみんなに聞いてみよう。

「島あげます〜箱庭諸島〜」ダウンロードページ

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