イベント
「ぷよぷよグランプリ ファイナル」開催。小学生王者 ゆうき選手の目標は「『ぷよぷよ』の良さを広めるプロになりたい」
![]() |
前者の大会では,優勝者に日本eスポーツ協会(JESU)による「ぷよぷよ」シリーズの「ジャパン・eスポーツ・プロライセンス」発行の権利が付与される。会場では「ぷよぷよランキング」の一般選手上位16位による予選を勝ち抜いた4名によるトーナメント戦が行われ,syakegohan選手が優勝を果たししている。
![]() |
![]() |
![]() |
「GigaCrysta ぷよぷよグランプリ ファイナル」は,2025年度の大会で優れた成績を修めた選手がプロとアマチュアを問わず激突。海外選手や小学生選手といった幅広い層が腕前を競い合った予選リーグを勝ち上がったのは,delta選手,ゆうき選手,ともくん選手,きーくん選手だ。
優勝者には100万円の賞金が授与される。プロ(delta選手,ともくん選手)と小学生(ゆうき選手,きーくん選手)が同じ土俵で戦う光景はeスポーツシーンでも珍しく,「ぷよぷよ」ならではだろう。
![]() |
準決勝の組み合わせは,delta選手対ゆうき選手,ともくん選手対きーくん選手。ゆうき選手は前年度チャンピオンであるdelta選手に10-3で勝利し,ともくん選手はプロの底力を見せ,きーくん選手を10-3のスコアで下した。
![]() |
ゆうき選手は,昨年11月の「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2025 SHIGA」オープン参加部門で優勝,今年1月の日本eスポーツアワード2025では「ぷよぷよ」プレイヤーとしてマインドゲームプレイヤー賞を受賞した(関連記事)。
一方のともくん選手は,プレイングぶりから「冷静沈着王子」と称されるプロである。昨年9月の「大阪なんばぷよ! #2」,同11月の「10先トナメ #56」で優勝している。
両者には深い縁がある。ゆうき選手はともくん選手をリスペクトしており,昨年だけでも対決の機会は多い。試合前のインタビューでは「めちゃくちゃ勝ちたいです!」(ゆうき選手),「ここまで全勝で来ているので,決勝戦も勝って優勝したい」(ともくん選手)と勝利への意欲を見せていた。
![]() |
決勝戦は,2024年から公式大会に採用された20本先取ルールだ。序盤,ともくん選手が4連勝。ここから押し切るかと思われたが,ゆうき選手もペースを取り戻す。6本目,ゆうき選手は通常なら全消しを決めるところをあえて取らず,自身が提唱する戦術論(※リンク)を大舞台で実践して勝ち切る。
![]() |
![]() |
折り返しの10勝を先に決めたのはともくん選手だったが,一進一退の戦いが続く。
8本目,ともくん選手の9連鎖をゆうき選手が9連鎖で返し,ここからさらにともくん選手が9連鎖,ゆうき選手が7連鎖で返しに返す。9本目,ゆうき選手が17連鎖を決める。当たり前だが試合内容はハイレベルだ。
実力均衡,達人同士の攻防は必然というべきか,スコアは19対19のタイにもつれこむ。運命の39本目,両者がギリギリまでぷよを積み上げる中でともくん選手が先制するも,ゆうき選手は13連鎖で返礼。ともくん選手の反撃は火力が足りず,ここでゲームセットを迎えた。
![]() |
![]() |
ゆうき選手にインタビュー
「自分なら勝てる」と思いながら
大会終了後,ゆうき選手の合同取材とインタビューが行われたので,その内容をお伝えしよう。
![]() |
――優勝おめでとうございます。今の気持ちを聞かせてください。
ゆうき選手:
(決勝戦について)前半に差こそついていたものの,「自分なら勝てる」と思いながら試合を続けていました。そこからも1本差や2本差といった苦しい状況は続いたんですけど,勝てて良かったです。
――前半に差がついたことで,プレイスタイルや考え方を変えたりしましたか。
ゆうき選手:
ともくん選手は2ダブ(2連鎖による攻め)から火力のある本線,中盤と全部ができる人なので,前半10本ほどは様子見が必要でした。そこからガチモードに入ってプレイしてましたね。
――普段はどれくらい練習していますか。また,決勝トーナメントに向けて練習法を変えるようなことはありましたか。
ゆうき選手:
普段は1〜2時間くらい練習をしてます。練習法を変えるようなことはなかったですが,先週も大事な試合があったので,ここしばらくはすごく練習しました。
――練習においては,座学と実戦のどちらが多いのでしょう。
ゆうき選手:
とにかく実戦をして練習することが多いですが,最近はCPU相手に本線を組む練習をしました。おかげで火力も上がったんですが,CPU相手に凝視力(対戦相手のフィールドを見ること)は問われないので,こちらは少し落ちたかもしれません。
――最も記憶に残っている対戦は?
ゆうき選手:
ともくん選手と30本先取の練習をしたときの対戦ですね。29対29から自分のミスで負けたので,すごく記憶に残ってます。また,「おいうリーグ」でS級に行く前の試合も,いい試合ができたので印象に残っています。
――「ぷよぷよキャンプ」では「2手全消し」をあえて取らない戦術論(※リンク)を投稿し,勝率がいまだ安定しないという結論でした。決勝戦で実践したということは,勝率が上がったからでしょうか。
ゆうき選手:
勝算があったわけではないですが,なんかやりたくなっちゃって。勝てたので,すごく嬉しかったです。最近は全消し拒否に関する考え方を変えたら弱くなったこともあって,いつものやり方に戻したら勝てたという感じですね。
――試合前にゲン担ぎをするようなことはありますか。また,優勝のお祝いに何か食べたいものは?
ゆうき選手:
ゲン担ぎではないですけど,揚げ物が美味しいお店があって,そこでよく食べてます。今は焼肉も,お寿司も,オムライスも全部食べたいです(笑)。
――ありがとうございました。
「ぷよぷよ」の良さを広めるプロになりたい
![]() |
「ぷよぷよ」を始めたきっかけについて聞かせてください。
ゆうき選手:
パズルゲームをやりたくなったお母さんが,「ぷよぷよテトリス」を買ってきたのがきっかけです。そこから「ぷよぷよ」を始めました。
4Gamer:
「ぷよぷよ」の一番の魅力は何だと思いますか。
ゆうき選手:
大連鎖を撃つことですね。昔から「自分からあまり仕掛けず,相手の仕掛けには対応して,攻めてこなければ大連鎖で勝つ」というスタイルを目標にしてきました。最近は目標が叶ってきているので嬉しいです。
4Gamer:
対戦では大連鎖と相手に対応すること,どちらが大事なのでしょうか。
ゆうき選手:
どんな大連鎖を決めたとしても,1本しか取れないです。だから,対応のほうが大事だと思います。ただ,自分が好きなことをやらないと,「ぷよぷよ」であっても楽しくないんだと気づいたことがありました。そこからは自分らしいスタイルの対戦を心がけ,だいぶうまくなれたと思います。
4Gamer:
それに気づいた対戦とは?
ゆうき選手:
早めの2連鎖ダブルとか,自分がやられるのも嫌だし,やるのも昔からずっと苦手だったことをやってたんです。そうしたら,そのこと自体が嫌いになっちゃったので,変えていった感じですね。
4Gamer:
合同インタビューでは,CPU戦で練習していたという話がありました。対CPU戦で強くなること,対戦で勝つことに違いはありますか。
ゆうき選手:
対戦だと相手のプレイスタイルを見て真似できるところ,自分が苦手とする技術を持ってる人と対戦するというメリットがあります。昔は「組み換え」という,相手から対応されそうなときにシフトを変えて大連鎖寄りにする技術が苦手だったんです。でも,組み換えがうまい人に頼んで対戦してみたら上達しました。
4Gamer:
対戦中,相手のフィールドはどれくらい見ていますか。
ゆうき選手:
ほかの人よりも見てないほうだと思います。今日も凝視ミスが多かったですし。音やチラ見したときに見えたものを使って予想し,対応をしている感じです。音については,技名を叫ぶ声が聞こえたあとに1手くらいは打てる時間があるので,いろいろな発火地点を使って対応するようなことをしています。
4Gamer:
選手の皆さんとは普段交流がありますか。
ゆうき選手:
オフライン大会の前日,家に泊ったりもしています。そのときは「ぷよぷよ」をやったり,寝たりですね。
4Gamer:
ゆうき選手は現在小学生ですが,将来プロになりたいと思いますか。
ゆうき選手:
ライセンスをもらっていますので,プロになりたいと思います。「ぷよぷよ」を広める活動をしたいし,プロになれば配信のゲストに呼ばれやすくなります。大連鎖の気持ちよさをはじめ,「ぷよぷよ」の面白さを伝えたいです。
4Gamer:
今年の練習のテーマはありますか。
ゆうき選手:
とにかくいっぱい対戦をして,全一になることです。
4Gamer:
頑張ってください。ありがとうございました。
![]() |
キーワード
- PS4:ぷよぷよeスポーツ
- PS4
- アクション
- CERO A:全年齢対象
- セガ
- セガ注目タイトル
- パズル
- プレイ人数:1〜4人
- 対戦プレイ
- Nintendo Switch:ぷよぷよeスポーツ
- Nintendo Switch
- イベント
- ライター:箭本進一
(C)SEGA
(C)SEGA


































