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実況配信ソフト「OBS」がGeForce RTX 20シリーズに最適化。NVIDIAは「2台体制でなく,ゲームPC1台でプロストリーマー画質の配信が可能」とアピール
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印刷2019/02/28 21:08

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実況配信ソフト「OBS」がGeForce RTX 20シリーズに最適化。NVIDIAは「2台体制でなく,ゲームPC1台でプロストリーマー画質の配信が可能」とアピール

画像(009)実況配信ソフト「OBS」がGeForce RTX 20シリーズに最適化。NVIDIAは「2台体制でなく,ゲームPC1台でプロストリーマー画質の配信が可能」とアピール
 2019年2月25日,OBS Projectが開発しているストリーミング配信ソフト「Open Broadcaster Software」(以下,OBS)の最新版となる「OBS Studio」のVersion 23.0がリリースされた。
 NVIDIAがCES 2019で予告していたように,OBS StudioのVersion 23世代(以下,OBS v23)は,GeForce RTX 20シリーズが採用する新世代の「NVENC」に最適化を果たしており,結果として,ビデオエンコード品質の向上と,ゲームのフレームレートに与える影響の軽減を実現したという。

 予告では2019年1月下旬リリース予定だったから1か月遅れだが,無事リリースとなったわけだ。

画像(010)実況配信ソフト「OBS」がGeForce RTX 20シリーズに最適化。NVIDIAは「2台体制でなく,ゲームPC1台でプロストリーマー画質の配信が可能」とアピール

 OBS v23とGeForce RTX 20シリーズの組み合わせで何が可能となるのかを簡単に紹介しよう。


2台のPCを必要としたプロ品質のストリーミング環境をゲームPC 1台で実現


 とりあえずゲームのプレイ動画を実況配信するというのであればともかく,本気で配信に取り組もうとなると,「ゲームをプレイするPC」とは別に「配信サービスのために使うPC」を用意するというのが一般的だ。より高品質かつ自由度の高い映像配信を行いたいと考えるプロレベルのストリーマー(streamer,配信者)ともなれば,2台体制で配信するスタイルが事実上のスタンダードになっていると言っていい。

 そういう状況を打破できるというのが,NVIDIAの主張だ。いわく,OBS v23が対応した新世代NVENCへの最適化により,「ゲームPCと配信用PC」の2台体制で行うのと同等以上の画質で,1台のゲームPCから配信できるようになるとのことである。

 下の写真は,CES 2019でNVIDIAが招待者限定で披露した開発途中版によるデモの様子だ。左は,配信用PCとゲーム用PCの2台を使ったプロストリーマーの環境で,右は「GeForce RTX 2080」搭載ゲーム用PC 1台によるストリーミング環境となっている。
 PC 2台を必要とする環境と同じものを,GeForce RTX 20シリーズ搭載PCなら1台で実現できますよというデモだ。

CES 2019でのNVIDIAによるストリーミングデモの様子。左は配信用PCとゲーム用PCの2台体制だが,右はそれを1台で賄っている
画像(002)実況配信ソフト「OBS」がGeForce RTX 20シリーズに最適化。NVIDIAは「2台体制でなく,ゲームPC1台でプロストリーマー画質の配信が可能」とアピール 画像(003)実況配信ソフト「OBS」がGeForce RTX 20シリーズに最適化。NVIDIAは「2台体制でなく,ゲームPC1台でプロストリーマー画質の配信が可能」とアピール

 写真ではその違いが見比べにくいので,NVIDIAが公開した画像を基に説明していこう。下に示したのは,配信用PCでOBSの品質プリセットを「Fast」(以下,x264 Fast)に設定したソフトウェアエンコードと,NVENCによるニアリアルタイムエンコードの画質比較としてNVIDIAが公開したものだ。これを見ると,画面上に表示されるテキストや3Dオブジェクトのディテールは,x264 FastよりもNVENCのほうがはっきりしているように感じられる。

NVIDIAによる比較画像。左が配信用PCを使ったソフトウェアエンコードで,右がGeForce RTX 20シリーズのNVENCを使ったハードウェアエンコードによるものだ。離れたところにいるキャラクターの頭上に見える文字は,NVENCによるエンコードのほうが鮮明に見える
画像(005)実況配信ソフト「OBS」がGeForce RTX 20シリーズに最適化。NVIDIAは「2台体制でなく,ゲームPC1台でプロストリーマー画質の配信が可能」とアピール

同じシーンで,手前のキャラクターが持つ武器を拡大した状態。拡大して見ると,NVENCによるエンコードのほうが武器のディテールまで鮮明に描画できているのが分かるだろう
画像(006)実況配信ソフト「OBS」がGeForce RTX 20シリーズに最適化。NVIDIAは「2台体制でなく,ゲームPC1台でプロストリーマー画質の配信が可能」とアピール

 NVIDIAは,GeForce RTX 20シリーズとGeForce GTX(※具体的な型番は未公開),およびソフトウェアエンコードで配信映像のビットレートと画質の関係を示したというグラフを公開している。
 ここで重要なのは,グラフの右端にあって基準となる「Medium」(以下,x264 Medium)と,GeForce RTX 20のグラフだ。x264 Mediumは,OBSの品質プリセットで上から2番目の品質にあたる設定で,配信用PCで高品質の映像を配信しているケースを想定したものと理解すればいいだろう。
 つまり,ゲームPCとは別の配信用PC側でx264 Mediumで8Mbpsのソフトウェアエンコードを行った場合と同じ画質を,GeForce RTX 20搭載のゲームPC側で行う8Mbpsのハードウェアエンコードが実現できるというわけだ。

NVIDIAによるビットレートと画質比較のグラフ
画像(008)実況配信ソフト「OBS」がGeForce RTX 20シリーズに最適化。NVIDIAは「2台体制でなく,ゲームPC1台でプロストリーマー画質の配信が可能」とアピール

 一方,ビットレートを下げた場合でも,GeForce RTX 20シリーズはx264 FastやGeForce GTXよりも高画質を実現できているという。Twitchは,解像度1920×1080ドットで60fpsの映像を配信するケースのビットレートとして4.5〜6Mbps程度を推奨している(関連リンク)が,上のスライドを見ると,そのときの画質もGeForce GTXのハードウェアエンコードや配信用PC側でのソフトウェアエンコードと比べて上になっているのが分かるだろう。

 OBS v23とGeForce RTX 20シリーズの組み合わせなら,1台のゲームPCでゲームをプレイしながらエンコードするときの「エンコードがフレームレートに与える影響」も軽減できるとNVIDIAは主張している。
 下に示したのは,ソフトウェアエンコードと旧バージョンのOBS,およびOB
S v23でのフレームレートに与える影響を比較したというスライドだ。OBS v23+GeForce RTX 20シリーズの組み合わせだと,フレームレートに与える影響は4%,CPU使用率に与える影響は1.5%でそれぞれ済むという。

OBSによるソフトウェアエンコードと,GeForce RTX 2080 TiのNVENCを使ったハードウェアエンコードによる負荷の違いをグラフにまとめたというスライド
画像(007)実況配信ソフト「OBS」がGeForce RTX 20シリーズに最適化。NVIDIAは「2台体制でなく,ゲームPC1台でプロストリーマー画質の配信が可能」とアピール

GeForce RTX 20搭載ノートPCなら,どこでも高画質でのゲーム実況配信が可能とNVIDIAはアピールしている
画像(004)実況配信ソフト「OBS」がGeForce RTX 20シリーズに最適化。NVIDIAは「2台体制でなく,ゲームPC1台でプロストリーマー画質の配信が可能」とアピール
 もちろん,今回の事例はあくまでもNVIDIAがこう主張しているというものなので,実際に条件を変えてやってみると,異なる結果が出る可能性は否定できない。しかし,GeForce RTX 20シリーズとOBS v23と組み合わせることで高画質かつ低負荷でのゲーム実況配信を行えると聞けば,興味が湧く人もいるのではないだろうか。
 普段からOBSを使って配信しているゲーマーなら,試してみる価値があるかもしれない。

NVIDIA公式Webサイトの当該ポスト

OBS公式Webサイト


  • 関連タイトル:

    GeForce RTX 20,GeForce GTX 16

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