「ポケットモンスター サン・ムーン」が本日発売。多くのファンが詰めかけたポケモンセンターメガトウキョーの模様と，発売記念イベントをレポート

　本日（2016年11月18日）ついに発売となったニンテンドー3DS用ソフト「ポケットモンスター サン・ムーン」。東京・池袋のサンシャインシティにあるオフィシャルショップ・ポケモンセンターメガトウキョーには，待望のシリーズ最新作である本作を求めて多くのファンが詰めかけた。本稿ではその模様と，サンシャインシティの噴水広場で行われた発売記念イベントの様子をお届けしよう。


　ポケモンセンターメガトウキョーには，開店前から200人以上のファンが列を作っており，「サン・ムーン」が手に入るその瞬間を今か今かと待っていた。
　本日のポケモンセンターは，通常開店時間の10：00より早めの8：00にオープン。開店時間直前には，本作プロデューサーの増田順一氏と，ディレクターの大森 滋氏が駆けつけ，カウントダウンがスタート。「アローラ！」のかけ声と共にお店のドアが開き，ついに「サン・ムーン」の販売が始まった。

開店前から多くのファンが並んでいた。先頭の人は夜中の0：30から並んでいたという

　その後，サンシャインシティにある噴水広場で「サン・ムーン」の発売記念イベントが行われた。会場のステージには，ポケモンセンターでのカウントダウンを終えた増田順一氏と大森 滋氏が登場。
　増田氏は「発売日の前日はいつも売れるかどうか不安で眠れないのですが，今日ポケモンセンターに来て並んでくださっているファンの皆さんを見て，とてもうれしく思います。ありがとう！」と感謝の気持ちを述べた。大森氏は「3年かけて開発してきましたが，やっとこの日を迎えられて本当にうれしいです。今回は，今までのポケモンジムという仕組みを島めぐりというものに変えたりと，挑戦的な試みを沢山行っているので，是非新しい体験を楽しんで下さい」と本作の注目ポイントを語った。


　次に，今年で「ポケモン」シリーズが20周年を迎えたことについて触れられると，増田氏は「あっという間の20年だった気がします。『サン・ムーン』の開発スタッフに『赤・緑』のプレイヤーだった人がいるのを見ると時が経つのは早いね」とコメント。大森氏は「自分も『赤・緑」の時は高校生で，まさか自分がポケモンを作る人になるとはまったく予想もしていなかったです。ポケモンの歴史20年の重みを改めて感じます」と述べた。

　さらに，ここでスペシャルゲストとして小島瑠璃子さんがピカチュウと一緒に登場。子どものころに「赤・緑」やTVアニメに夢中になった「ポケモン世代」のひとりだと当時を語る小島さん。ピカチュウと「サン・ムーン」で登場した新要素“Zワザ”と“ゼンリョクポーズ”を会場で披露し，本作の発売を祝った。

小島さんは「サン・ムーン」の主人公に扮して登場。好きなポケモンは，自分の名前と似ていてシンパシーを感じる「マリルリ」だそうだ

小島さんの“ゼンリョクポーズ”に反応して，ピカチュウが“Zワザ”である「スパーキングギガボルト」を繰り出すと会場からは拍手が起こった

　続いて，新ポケモン「ミミッキュ」の話題になると，ステージ上には，「ミミッキュのうた」を歌うミュージシャンのYUPPAさんが登場し，軽快なラップを披露。この歌は，ポケモン公式YouTubeチャンネルで公開されて話題になったミミッキュのテーマソングだ。

ミミッキュ

　最後には，登壇者から全国のポケモンファンに向けメッセージが述べられ，本イベントは幕を閉じた。

「23日にはヨーロッパでの発売を予定しており，これから『サン・ムーン』は世界中に広がっていきます。全世界の人とポケモンを交換したりバトルしたりと，遊び方が盛りだくさんですので，じっくりと遊んでいただきたいです」（増田氏）

「多くのスタッフと，3年かけて細かいところまで作り込みました。細部まで皆さんに楽しんでほしいですし，プレイして色々なものを発見してもらえればと思います。沢山のポケモンと出会い，世界中の人とつながって，思い出を作って下さい」（大森氏）

「南国の雰囲気溢れるアローラ地方ならではのポケモンや，新要素を私もプレイして楽しみたいと思います。是非一緒に『サン・ムーン』を楽しみましょう！」（小島さん）

「ポケットモンスター サン・ムーン」公式サイト