
連載
あの投手,殺し屋の目をしている。スマートフォン向け野球(?)ゲーム「よけろ!豪速球」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第421回
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スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
野球といえば,ピッチャーが巧みに操る球種やコースを,対峙するバッターが予測する,という駆け引きが魅力のひとつ。しかし,もしピッチャーがキャッチャーミットではなく,バッターを狙い始めたら!?
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,そんな野球の常識を打ち砕く,おバカゲーム「よけろ!豪速球」(iPhone / Android)を紹介する。
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「よけろ!豪速球」ダウンロードページ(iOS版)
「よけろ!豪速球」ダウンロードページ(iOS版)
本作は,プレイヤーがバッターとなり,ピッチャーが投げてくる危険球をとにかく避け続けるという,一風変わったコンセプトのフリックアクションゲームだ。ピッチャーが狙ってくるのは上下左右の4か所なので,画面を上下左右にスワイプし,バッターをボールのこないところへ動そう。なお,バッターは半透明になっているので,ピッチャーが投げた球が見えないということはない。
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ピッチャーから放たれた危険球の数を競い合う本作は,カジュアルな見た目に反して,1回でもボールに当たってしまうとゲームオーバーという,シビアな面を持っている。また,スコアが伸びるにつれて急速が速くなっていき,10球を越えたあたりからはストレート球だけでなく,変化球も飛んでくるようになり,難度はグッと上がる。
変化球の見極めは難しいが何度もプレイしていると,ボールの変化するタイミングを感じとれるようになり,少しずつスコアが伸びていくはずだ。
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ピッチャーは,横にスライドする球や落ちる球はもちろん,下から上にホップする球を投げることもできる。野球好きな人であれば,高度な変化球を扱えてしまうこのピッチャーに,敬意を払いたくなるかもしれない。
そのボールを打つのではなく,避けるというのは新鮮でなかなか面白い。また,短時間で集中して遊べるため,脳に刺激を与えてリフレッシュするのにも最適だ。
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殺気に満ちたピッチャーが投げてくる,とんでもないスピードの豪速球に対し,指1本で軽やかに避けるのが気持ちいい本作。短時間で気軽に遊びたいプレイヤーから,記録に挑戦したいというやり込み派まで,幅広いプレイヤーにオススメできるタイトルだ。
ただひとつだけ,ピッチャーがここまで執拗にバッターを狙う理由が気になるところだが……そこを追及すると,このピッチャーに“消される”ような気がしてならないので,その点はそっとしておこくことにする。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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