連載
強欲猫から食べ物をかすめ取れ。iOS向けシンプルゲーム「欲張りにゃんこ」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第230回
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スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,猫が独り占めしようとしている食べ物をこっそりと取り続けるという一風変わった作品「欲張りにゃんこ」を紹介しよう。非常にシンプルなシステムなので,1回プレイすればすぐにゲーム内容が掴めるだろう。
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「欲張りにゃんこ」ダウンロードページ(App Store)
ゲームモードは「ショートモード」と「エンドレスモード」のふたつ。ショートモードは,制限時間1分間でどれだけの食べ物を取れるかを競うもので,エンドレスモードは時間の制限なく,猫に見つかるまで,ひたすら食べ物を取り続けるという内容だ。どちらも基本は同じだが,最初はのんびり自分のペースで出来るエンドレスモードのプレイがオススメ。
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ゲームをスタートさせると,でっぷりと肥えた猫が画面中央に表示される。よだれを垂らして気持ちよく寝ている猫は,ときおり尻尾を動かして食べ物をかき集めるので,この食べ物をドラッグして画面手前へと動かそう。気づかれずに運べば画面右上に表示されているスコアが加算される。こうしてひたすら食べ物を取っていくのだが,注意したいのは「取るスピード」と「猫の状態」だ。
猫は基本的に寝ているが,少しの物音で目を覚ます。食べ物を取るときも,勢いよく手前へドラッグしてしまうと,目を開いてこちらの様子をうかがってくるのだ。
このときに食べ物を動かすと猫に「!」マークが表示される。この状態で食べ物を動かすと発見され,ゲームオーバーとなるので,猫が様子をうかがっているときは絶対に動かないようにしよう。
「!」マークが表示されても,こちらが動かなければ猫はまた眠りへと落ちていくので,とにかく「ヤバそうなときは動かない」という,だるまさんが転んだ方式で対処していくのが賢明だ。
![]() じっくり丁寧に,かつ大胆に迅速に……食べ物を取る挙動ですべてが決まる。見つかるか見つからないかのギリギリのラインを模索するのが楽しい |
![]() 強欲猫に見つかると,ローリング猫パンチ(?)を喰らわされる。全然痛くなさそうだが,とりあえずゲームオーバーだ |
なお,ゲーム中にときおり現れるニワトリやカラスといった「鳥」には要注意。彼らは鳴き声をあげて,猫を強制的に「!」状態にしてしまう。食べ物を取っている最中に鳴かれた場合,一瞬でゲームオーバーになってしまうので,鳥が来たときはなるべく無理せず,飛び立つまで様子を見るのが安全だ。鳥は1回鳴いたあと必ず飛び立つので,鳴いた後は安心して食べ物を取りにいこう。
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取った食べ物の数が増えるほど猫も敏感(?)になり,すぐに目を覚ますようになってくる。ゲーム後半では,本当に少しずつ動かさないといけない難度になってくるうえ,鳥たちの襲来も激増。適度な緊張感ともどかしさがなかなかにマッチし,食べ物を取るときに思わず息を止めてしまいそうになるほどだ。
ブサ可愛い猫の愛嬌さも相まって,意外とのめりこめる本作。「だるまさんが転んだ」が大好きだったという方や,人の食べ物を見るとつい横取りしたくなる……なんて方にはぜひオススメしたい作品だ。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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