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「Path of Exile」の新リーグ“Mirage”では,新たなスキルや見直されたエンドゲーム,よりQoLが高まったゲームシステムがプレイヤーを待つ
本ブリーフィングは,3月6日11:00(太平洋標準時)にリリース予定の最新アップデート3.28「Mirage」の詳細と見どころを,開発陣自らが解説したものだ。本稿では,そこで公開された情報を紹介しよう。
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3月6日にリリース予定の新リーグ「Mirage」
「Mirage」でプレイヤーに立ちふさがるのは,「Afarud」と呼ばれるネクロマンサー集団だ。彼らは“はぐれ者の中のはぐれ者”で故郷を持たず,闇深い手段によって主導権を握ろうとしている。理由は不明ながら,Afarudはレイクラストの各地でジンを捕らえ,エネルギーを吸い上げている。ジンを救出するためには,魔術師ヴァラシュタと協力し,彼らを縛り付ける鎖(tether)を断ち切る必要がある。
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鎖が存在する領域はアストラルレルム(The Astral Realm)と呼ばれる領域だが,その門が“Mirage”であり,ジンの捕らえられた領域を“不完全”に複製したものだという。ヴァラシュタは領域の魔力を増幅することで,3つのウィッシュ(Wishes)という非常に強力なMOD効果を発動させ,エリアを“美味しく”できる。
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例えば追加報酬をもたらすWish for Glyphsは,Mirage内のポータルの巻物および鑑定の巻物が,別のカレンシーとしてドロップするようになる。また,報酬を持つ敵を出現させるWish for Avariceは,エリア内の一定数のパックがGilded enemiesに置き換わり,装備品ドロップがゴールドへと変換される。さらには,Mirage内にいる間に極端な力を得られるウィッシュでは,敵の魂を吸収したり,不死身になったりもできるようだ。
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それぞれのウィッシュには,砂のジン(Sand Djinn),水のジン(Water Djinn),火のジン(Djinn)という3体の強大なジンのいずれかの印(sigil)が刻まれている。
そして選択したタイプにより,Mirage内のモンスターが影響を受け,低確率でCoin of Knowledge,Coin of Power,Coin of Skillのいずれかを低確率でドロップする。これらのコインは,それぞれ最大レベルのジェムに使用でき,その色に一致するランダムなサポートが付与されるとのことだ。
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さらに,エンドゲームマップから生成されたMirageは,そのエリアが持っていたスカラベ,アトラス,そしてマップMODをすべて引き継ぐ。そのため,例えばストロングボックスの近くで生成されたMirageには,新たなストロングボックスが用意されたり,ブライトが再び防衛できたりと,実質的にマップの一部をもう一度プレイできるうえ,マップのコンテンツを強化するために行ったことはすべて,Mirageにも適用される。
ただし,これらのリーグメカニクスの再現コピーは,Mirageの力によって歪められた形で現実化されているので,倒した敵が再び立ち上がったり,流砂に足が捕らえられたりするなど,副作用も生じてしまう。
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また,いくつものMirageをめぐって敵を倒せば,新たなユニークアイテムも発見できる。Afarudは盗賊でもあり,貴重なアーティファクトを歪めた形にしているという。例えば,Fleshrenderは錆び付いて欠けた刃により,敵に毒を与え,衰弱させる。
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ただし,ヴァラシュタはそれらを元に戻す力を有しており,Coin of Restorationを入手すると,Afarudから得たユニークアイテムを栄光ある本来の形態に変化させられる。上述のFleshrenderならSkysunderに変わり,モンスターに発火を与えるとその発火を反射し,それが周囲の敵へと広範囲に伝染させる。
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なお,Afarudの企みに干渉しすぎると,エンドゲームボスであるSareshの怒りを買うことになるそうだ。とはいえボスは強力な専用アイテムのセットを所持しており,打ち倒せればもちろん,自分のものになる。
新スキルとサポート
アップデート3.28では,邪悪に立ち向かうための正義のスキルが必要ということで,聖なるスキルがフィーチャーされている。
例えばHoly Hammersは聖なるハンマーが連鎖していき,敵の数が多いほど,聖なる審判の数が増える。またSweepはHoly Sweepとしてリワークされ,物理ダメージの一部を雷ダメージへと変化させる。
![]() Holy Hammers |
![]() Holy Sweep |
また,サポートについても,Nimbusは対応する攻撃でヒットした敵の周囲に聖なる審判のリングを発生させ,Hallowは近接攻撃をサポートし,Hallowing Flameという新たなデバフを付与できる。
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さらに,ブラッドラインクラスの調整,パッシブツリーのテンプラーセクションで取得できるパッシブの拡充,恒例の使用率の低いアセンダンシークラスの改善などバランス調整が行われる。
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新たなアセンダンシークラス「レリカリアン」(Reliquarian)
サイオンに,「レリカリアン」(Reliquarian)という新たなアセンダンシークラスが追加される。彼女はオリアスアカデミーで歴史を学んだ博識なサイオンで,ユニークアイテムの奇妙な性質を見極められる。パッシブの力はすべて,レイクラストで見つかるユニークアイテムから得られる。そのビルドの柔軟性は,ほかのどのアセンダンシーより高いという。
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また今後の計画として,レリカリアンは固定のアセンダンシーにはせず,各拡張のたびに,提示される力は変化するとのこと。例えばある拡張(例えば今回)のものが好みに合わなくても,次回ではお気に入りのユニークアイテムの力が用意されるかもしれないそうだ。
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エンドゲームの見直し
マップアイテムを特定の場所と切り離すため,例えば「台地のマップ」を拾うという形ではなく,「Tier 10のマップ」という形で入手する形に変更される。
台地を開きたい場合は,アトラス上で台地を見つけて選択し,マップアイテムを入れてアクティベートする。仮に,そこでTier 11のマップがドロップした場合は,同じ場所でそのまま使えて別のマップを選ぶことも可能だ。
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また,Arcane Astrolabesというイーゴンの新発見により,アトラス上のマップに「アストロラーベ」(Astrolabe)を使用すると,「シェイパーリージョン」(Shaped Region)が出現して,範囲内に大きな影響を与えるようになった。
アストロラーベにはさまざまな種類があり,それぞれ異なるタイプのシェイパーリージョンが適用されるとのことだ。
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例えば,Abyssal Regionはすべてのマップに追加のアビスを発生させ,Blighted Regionはブライトエンカウンターを追加する。アストロラーベによって追加されたコンテンツを完了すると,そのマップからシェイパーリージョンの影響が取り除かれ,残りのシェイパーリージョンの影響下にあるマップに,追加MODが付与される。
つまりシェイパーリージョンを進めるほど,マップの効果はどんどん激しくなっていく。しかし,完全に取り除くことに成功すると,イーゴンから強力な報酬が得られるという。
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また,エンドゲーム体験をより効率化するため,煩雑な作業を減らし,モンスターを倒して戦利品を増やすことに集中できる変更を複数行っているとのことだ。
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希少(Exceptional)サポートシステム
段階的に廃止される覚醒(Awakened)サポートシステムに代わり,新たな希少(Exceptional)サポートジェムがドロップするようになる。
希少サポートはすべて変化効果を持ち,ビルドをさらに練り上げるための追加のエンドゲーム向けツールとして機能するため,キャラクターのカスタマイズや構築は,ビルドの後期までより深く拡張される。
なお,これはトッププレイヤーの戦力を低下させることが目的ではないとのことだった。
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希少サポートは40種類以上存在し,従来はあまり価値を感じられなかったボスにも,追加で魅力的なドロップをもたらすという。
例えば,霧の中の王からはHextoadサポートが入手できる。これは沼地の呪い領域を生成して,その上で敵に向かって跳ねていく爆発するカエルを出現させ,混沌ダメージを与えるものとなっている。
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これ以外にも多数の希少サポートが存在するので,ぜひ楽しみにしてほしいそうだ。
Keepers of the Flameのコンテンツ変更と,快適性(QoL)の向上
2025年10月に実装されたKeepers of the Flame(炎の守護者)のコンテンツに関しても,変更が計画されている。以下は,ブリーフィングで言及された一部となる。
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・エイリスおよび守護者の修道院は今後も残され,従来のブリーチメカニクスに取って代わる
・Act6のぬかるみの干潟で,エイリスおよびハイヴボーンと遭遇する。ブリーチのエンカウンターを成功させるとHivebloodが得られ,これを用いて創生の樹からアイテムを育成できる。なお,創生の樹は現在,デフォルトで完全に成長した状態から始まる
・エンドゲームにおいて,このメカニクスはアトラスツリーおよびスカラベに完全対応している
・例えば,アトラスノータブルAdaptive Reactionは,ハイヴ遭遇時に破壊した可燃性の巣穴ごとにハイヴモンスターをより強力にする。 成功すれば,Hivebloodや母胎ギフトの増加という報酬が得られる
・その一方,Breach Scarab of the Incensed Swarmは,エイリスのすべてのスキルをEnrage the Hiveに置き換え,以降のすべてのWaveにおけるハイヴモンスターの難易度と報酬を増加させる
・グラフトアイテムはもはや存在しないが,いくつかのグラフトスキルは新しい希少サポートに移行された
またプレイの快適性(QoL)の向上のため,複数のポイントが改善されたという。こちらもその一部となる。
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・カレンシー交換とトレードを,お気に入りとして登録できるようになった。お気に入りに登録されたトレードは,カレンシー交換を開いた際にデフォルトで表示される
・カレンシー交換のさらなる改善として,取引ウィンドウを開いたままでも,こちらの便利なボタンを使ってスタッシュを開き,操作できるようになった
・占いカードをフルセットで提出すると,自動的に結果のアイテムとして受け渡されるようになった。その後,すぐに別のセットを提出すると,前のセットの報酬は十分な空きスペースがあれば,直接インベントリに移動される
・ラビリンスにおける聖なる洗礼盤クラフトでは,同タイプのTransfiguredジェムの中から,受け取りたいものを選択できるようになった
・神のオーブを使用する際,どのMODがランダム化されるかを正確に確認できるようになった
・リチュアルアイコンは,エリア内で未使用のトリビュートが多く残っており,かつすべてのリチュアルが完了している場合に光るようになり,最後のリチュアル完了後には通知も表示されるようになった
・完了したリチュアルに対して,リチュアルの器(Vessels)をクイック使用できるようになった
さらにQoLとは直接関係ないが,キャンペーン体験の改善ため,20以上のランドマークを追加したとのこと。これらは有用な報酬をもたらすので,新たに現れる予期せぬ部屋や脇道,エンカウンターに注意を払ってほしいそうだ。
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最後に個別のQ&Aに答える形で,「キャンペーンのアップデートがどれほど大変だったか?」と「拡張ごとにアビリティが変化する(作るのが大変な)アセンダンシーをなぜ採用したのか?」にも言及していた。
前者のアップデートに関しては,「1時間で済むものもあれば,実装に数日かかるものもあるし,10分で終わると思った簡単な作業が,何時間もかかることもある。ただし全体的には,比較的スムーズだった」と総括していた。
また後者のアセンダンシーについては,「やる価値がある,非常にクールなものだという意見で開発陣が合意したから」とし,さらに「毎リーグ(能力などが)変わることに難色を示す人もいるだろうが,それをリーグごとに確認したり,次がどうなるんだとワクワクしたりする要素にもなり得る。維持コストも高くなるが,結果的にそういったクールな仕様は,プレイヤーに長く愛される傾向がある」という認識とのことだった。
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