キュートなキャラクターに反して難度高めなiOS向けアクション「Alice Running In Wonderland」を紹介する「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」第85回

スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが，「じゃあ，どれが面白いの？」「そもそも，数が多すぎて好みのタイトルが探せない！」と思っている人も少なくないはず。　そんな問題を解決すべく，スタートした連載が「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで，スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして（ほぼ）毎日お届けする。

　「不思議の国のアリス」といえば誰もが知っているルイス・キャロルの児童文学である。その世界観をモチーフにしたiOS向け「Alice Running In Wonderland」を，今回の「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」では紹介してみたい。ジト目のアリスの可愛さに釣られてプレイしてみたが，キャラクターの見ために反して激ムズな横スクロールアクションだったのだ。

「Alice Running In Wonderland」ダウンロードページ

何とも優雅な2段ジャンプ。通常のジャンプとは違って好きなタイミングで降りられるのが特徴だ

　ゲーム始めると画面の右方向へとアリスが自動で走っていくので，前方から現れる障害物や敵にぶつからないように，できるだけ遠くへ走ろう。アリスの操作は，画面を上方向にスワイプする「ジャンプ」と，タップで傘を振り回す「アタック」の2つ。アタックで倒せるのはショートケーキを持ったスペードのトランプ兵のみなので，基本的にはジャンプで避けていくことになる。
　ジャンプ中に画面の上方向へスワイプすれば2段ジャンプできる仕組みになっており，そのまま放っておけば傘を広げたアリスがゆっくりと降りてくる仕組みになっている。また，降下中に画面の下方向へスワイプすればすぐに着地することもできるので，着地タイミングをうまく使い分けで先んでいこう。

昼になったり夜になったりと，変化するステージを眺めるのも楽しい。右下に表示されているのはアリスの現在地だ

　トランプ兵を倒すと出現するショートケーキを獲得すれば，得点として1点が加算されていくが，10個以上連続して拾うとコンボボーナスが付く。10〜19コンボのときは各2点，20〜29コンボは各3点といったように，連続でショートケーキを獲得すれば，ボーナスがどんどん増えていくのだ。
　なお，難度はEランクからスタートし，一定距離を走るたびにランクが上がり，ランクが上がるほどアリスの走るスピードが速くなり，出現する敵の種類が増えていくことになる。

1つでもケーキを取り逃すと，コンボボーナスは途切れてしまう。安全を取るか得点を取るかは判断に迷うところだ

半透明の敵キャラクターやハートマークは，直接タップして攻撃しなければならない。通常のアクションに加えて操作が忙しくなるため，ミスしやすくなる

　Bランクあたりから「これでもか！」というほど次々と障害物や敵が登場し，一瞬の油断が命取りになる。ワンミスでゲームオーバーになるため，絶え間ない緊張感とミスしたときに悔しさはかなりのものだ。無料でプレイできるので，ぜひプレイしてみてほしい。
　ちなみに，クリスマスコスチュームを着たアリスが冒険する「Alice Running in Wonderland X'mas Edition」も無料でリリースされている。同じ横スクロール型アクションだが，こちらは敵をバッタバッタと倒すゲーム性にアレンジされているので違いを楽しんでみるといいだろう。

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著者紹介：トリスター/目代将規
　ゲームやアニメの書籍企画，編集，シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや，一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。

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