ガストは,PlayStation Vita用ソフト「
シェルノサージュ 〜失われた星へ捧ぐ詩〜」(以下,シェルノサージュ)を2012年4月26日に発売する。オンラインタイトルになるとのことだが,価格は未定。
シェルノサージュは,ガストが
“遙か七つの次元を超えた先に,本当に存在する世界”というコンセプトを元に,さまざまなジャンルとプラットフォームで展開するシリーズ“サージュ・コンチェルト”の記念すべき第1弾だ。
内容は,ある日偶然つながった“向こうの世界”で生活する記憶喪失の少女
イオンと,端末をとおして交流していくという“7次元コミュニケーション”ゲーム。プレイヤーは“シャール”と呼ばれる妖精の力を借りて荒廃した世界を修復し,失われたイオンの記憶を呼び覚ましていく。
イオンの住む「ラシェーラ」は,優れた科学文明と想いを力に変えるツール「シェルノトロン」を利用した“詩魔法”によって,文明の絶頂期を迎えていた。しかしそんな文明レベルとは裏腹に、世界は今や太陽の膨張に飲み込まれようとしており,人々は「移住」か「再生」かの選択を迫られている。
イオンは移住を唱える組織「天文」が推薦した次期皇帝候補。民意によって彼女が次期皇帝となれば,大規模な移住計画が実現するかもしれないという,渦中の姫君なのだ。
ある日、偶然つながった向こうの世界
接続された先には少女がいた端末を通してその少女との交流が始まる
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少女はなにを想い、なにを失ったのか?
シャールそれは少女の失った記憶を取り戻す鍵。人々の想いによって力を得ていく
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荒廃した世界、それは少女の心が負った傷
ここは、かつて光に満ち溢れた世界。少女の記憶に残る場所。シャールの力によって世界を修復し、少女の記憶を呼び覚ます
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人々はそこに生き、物語は紡がれる
端末の向こうの世界では個性豊かな人々の生活が垣間みられる
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全ての記憶を失い孤独に生きる、謎多き少女
イオン(イオナサル・ククルル・プリシェール)
プレイヤーと繋がった先の世界に、たった一人で生活している女の子。なぜそこにいるのか、そこがどこなのか、そして自分が誰なのかも、彼女は答えることが出来ない。
少しおっとり気味で恥ずかしがり屋の少女で、黙々と何かを作るのが好き。なぜか真空管を使った電子工作に目が無く、語り出すと止まらない。
イオン役
加隈 亜衣(かくま あい)
皆様はじめまして!
加隈亜衣と申します。
この度、イオン役を務めさせて頂くことになりました。
イオンちゃんは優しくてふわふわした、かわいらしい女の子です。
知らない世界で大変な目に合いながらも、自分なりに一生懸命頑張るイオンちゃんをぜひぜひ応援して下さい。
私もゲーム初出演で、毎日期待と不安でドキドキしていますが、イオンちゃんと一緒に成長していきたいと思っています。
一人でも多くの方が私のようにイオンちゃん大好き!になって頂けるよう頑張ります。
よろしくお願いします!!
シェルノサージュ世界背景
どこの世界のいつの時期かはわからない。一つ言えることは、その星系は既に寿命を迎えつつあり、太陽の膨張により飲み込まれようとしているという事だけだ。この惑星「ラシェーラ」に住人々は、自らの生命の危機に対し、「移住」か「再生」かの選択に迫られていた。
移住。それは「天文」と呼ばれる組織によって提唱されている、惑星規模の瞬間移動計画。その為のエネルギーとしてこの星を1つ潰すことになるが、人々は速やかに別の居住可能星へと移り住むことが出来るという。
そして再生。それは「地文」と呼ばれる組織によって提唱されている、想いの力による星系の回復計画である。人々の想い、この世界では「詩魔法」と呼ばれる「力」を最大限増幅し、太陽とこの惑星を緑豊かな星へと蘇らせるものである。
世論は真っ二つに割れ、天文派と地文派は争い、世界は疲弊していった。そんな中、この世界を治める皇帝の世代交代が行われることになる。天文、地文はそれぞれ、自らの組織の息がかかった候補を立ち上げ、即位に向けて動いた。この世界では、皇帝即位は民意によって決められる。民衆は天文、地文、どちらの皇帝候補を支持するのか。そして、この星の運命は、どちらへと進んでいくのだろうか…。
そんな、この惑星始まって以来の一大事の渦中に、少女はいた。
少女の名は、イオナサル・ククルル・プリシェール。次期皇帝候補の一人、天文側が推薦した皇女である。
どことなく昭和を彷彿とさせる世界、ラシェーラ。
この世界では、真空管を主体とした科学文明が栄え、またその真空管の発展形ともいえる、「想いを力に変える」魔法のツール「シェルノトロン」というものが存在している。誰でもシェルノトロンに想いを託し、詩を謳うことによって「詩魔法」を行使する事が出来、それにより人々の生活は豊かで快適なものとなった。
だが、この世界は終焉に向かっており、暴れ狂う太陽にはシェルノトロン如きではどうにもならず、人々は日々、命の危険に晒されている。
そんな太陽の脅威から身を守るために、人々は「コロン」という浮遊する都市を築き上げ、そこで暮らしている。コロンは有る程度自治に任せるところとしており、その為様々な個性的なコロンが出来上がっている。年中お祭りのコロン、星空をいつでも見られるコロン、遊園地コロン、四季があるコロン、工場のコロンなど。そしてそれらのコロンにはすべからず、太陽からの有害な波動を遮る術が
用意されている。
だが、全ての人がコロンに住めるわけではない。コロンに住めるのは有る程度裕福な人達だけであり、最下層の貧困層は今でも危険な地表に住んでいるのである。
地表の街「万寿沙羅」の中心街。昭和時代のような懐かしさを醸し出す町並み |
コロンの1つ「夢の珠」の駅。このコロンは球形だが、コロンによって姿形は皆違う |
コロン「夢の珠」の中心街、スタートロン商店街。一昔前の電気街のよう |
surge concerto
−サージュ・コンチェルト−
遙か七つの次元を越えた先に、本当に存在する世界。
そんなコンセプトを元に、様々なメディアミックスによる展開をしていくシリーズ、それがサージュ・コンチェルトです。
これら多数のサージュ・コンチェルトの作品群は、その全てが、同じ世界の別の時間、もしくは別の可能性を舞台とした物語であり、それぞれは全て相関関係にあります。そしてその第一弾が、今作「シェルノサージュ」です。
シェルノサージュは、この「本当に存在する世界」というコンセプトを身近に感じていただくため、コミュニケーションを主体とした今までにない世界体験ツール(リアルタイム・ライフ・シミュレーション)です。画面の向こうにいる少女イオンは、実際に7 次元先の世界に生き、生活しているのです。
新たな世界の誕生と、今後の展開にどうぞご期待下さい。