Vita版「パワースマッシュ4」，タッチスクリーンでの操作方法の一部や選手タイプを紹介

　セガから2011年12月17日に発売予定のテニスゲーム「パワースマッシュ4」は，PlayStation 3/Xbox 360用ソフトとして発売された同名タイトルを，PlayStation Vita向けに移植したタイトルだ。本作はタッチスクリーンでの操作に対応しており，ボタンによる操作はもちろん，アナログスティック＋ボタン操作など好きな方法を選んでプレイできる。
　また，“マッチモーメンタム”や“スーパーグレイトショット”といったシステムが採用されており，プロテニスプレイヤーの迫力あるショットを簡単な操作で実現できる点も特徴だ。

Vita版「パワースマッシュ4」公式サイト

　マッチモーメンタムとは，選手それぞれのプレイスタイルに合ったショットを打つことで上昇するゲージだ。マッチモーメンタムゲージが溜まると，ダイビングボレーやランニングショットといった，通常時では出せないショットを打てるようになる。
　つまり，選手の集中力やテンションをゲージにしたようなもので，マッチモーメンタムゲージが溜まると，選手が“ゾーン”に入った状態になる，といったところだろうか。

　また，マッチモーメンタムゲージが最大になった状態では，「スーパーグレイトショット」を打てる。この際は，カメラが選手に寄ってスローモーションでショットを打つ姿を見せるといった演出が入る。
　なお，スーパーグレイトショットを打つとマッチモーメンタムゲージはゼロになるため，試合のどのタイミングで使用するか，という駆け引きも重要になる。

登場選手のプレイスタイルとマッチモーメンタムの上昇条件を紹介

All-Round
　オールラウンドという名称どおり，どんなショットでもマッチモーメンタムゲージを上昇させられるが，ネットプレイのほうが上昇率が高い。チャンスがあれば積極的にサーブ＆ボレーのネットプレイを狙っていきたいところだ。

「All-Round」タイプの登場選手：
　ロジャー・フェデラー（Roger Federer）
　キャロライン・ウォズニアッキ（Caroline Wozniacki）

ロジャー・フェデラー

キャロライン・ウォズニアッキ

Solid Defence
　プレイスタイルが守備型の選手は，ラリーを長く続けることでマッチモーメンタムゲージを上昇させられる。粘り強くラリーを続け，ゲージが溜まったらスーパーグレイトショットで一気に勝負をかけるといいだろう。

「Solid Defence」タイプの登場選手：
　ラファエル・ナダル（Rafael Nadal）

ラファエル・ナダル

Ground-Strokes
　Ground-Strokesタイプの選手は，コート後方のベースラインより下がって打つショットでモーメンタムゲージが上昇する。グラウンドストロークで相手を左右に揺さぶり，パワーを溜めた強力なストロークを積極的に狙っていこう。

「Ground-Strokes」タイプの登場選手：
　ノバク・ジョコビッチ（Novak Djokovic）
　フィリップ・コールシュライバー（Philipp Kohlschreiber）
　スべトラーナ・クズネツォワ（Svetlana Kuznetsova）

Strong Backhand
　バックハンドショットを連続して打つことでマッチモーメンタムゲージが上昇する。相手にもバックハンドショットを打たせ，バックハンドの打ち合いに持ち込めば，試合を有利に進められるだろう。

「Strong Backhand」タイプの登場選手：
　アンディ・マレー（Andi Murray）
　アンナ・チャクベタゼ（Anna Chakvetadze）

アンディ・マレー

Hard Hitter
　パワーを溜めたショットを打つとマッチモーメンタムゲージが上昇する，強力なストロークが武器の選手。Hard Hitterタイプの選手は守備が苦手なので，とにかく攻め続けることを意識したほうがいい。

「Hard Hitter」タイプの登場選手：
　フアン・マルティン・デルポトロ（Juan Martin Del Potro）
　マリア・シャラポワ（Maria Sharapova）

フアン・マルティン・デルポトロ

マリア・シャラポワ

Big Serve
　高速サーブを得意とする選手タイプ。サーブなど高い打点からのショットを打つことでマッチモーメンタムが上昇する。サービスゲームは圧倒的に有利だが，バウンドの低いクレイコートでは苦戦するかも？

「Big Serve」タイプの登場選手：
　アンディ・ロディック（Andi Roddick）
　ヴィーナス・ウィリアムス（Venus Williams）

アンディ・ロディック

ヴィーナス・ウィリアムス

Strong Forehand
　強力なフォアハンドが武器で，これを連続して打つことでマッチモーメンタムを上昇させられる。時には，強引にフォアハンド側に回り込んでショットを打つことも，戦略として必要になってくるだろう。

「Strong Forehand」タイプの登場選手：
　フェルナンド・ゴンサレス（Fernando Gonzalez）
　アナ・イバノビッチ（Ana Ivanovic）

アナ・イバノビッチ

Tactical
　Tacticalタイプの選手は，相手コートの手前を狙ったショットでマッチモーメンタムゲージが上昇する。クロス方向のショットを積極的に狙って相手をコート外に追いやり，ネットそばにボールを落としていこう。

「Tactical」タイプの登場選手：
　トミー・ハース（Tommy Haas）
　ローラ・ロブソン（Laura Robson）

Counter
　安定したショットが特徴の選手で，相手の強力なショットを打ち返すほどマッチモーメンタムゲージが上昇する。相手の攻撃に対してじっくり守るだけではなく，先読みしてカウンターショットを狙っていこう。

「Counter」タイプの登場選手：
　ガエル・モンフィス（Gael Monfils）

Varied Shots
　スライスやロブ，ドロップショットなどの特殊なショットで相手を翻弄し，マッチモーメンタムを上昇させていくタイプの選手。相手にショットを読まれないよう，攻めが単調にならないように注意することも必要だ。

「Varied Shots」タイプの登場選手：
　アンドレアス・セッピ（Andreas Seppi）

フリック操作でショットの打ち分けや移動が可能。その操作の一部を紹介

　本作は，タッチスクリーンでの操作に対応しており，各種メニューや，サーブ/移動/ショットといった一連の動作を，すべてタッチ操作で行える。もちろん，アナログスティックとボタン操作にも対応しており，アナログスティック＋タッチ操作といったことも可能だ。
　なお，タッチ操作の場合，タッチするとそのポイントまで選手が移動，フリックのゼスチャーによってショットを打ち分けられる。

タッチスクリーン操作でのサーブは，画面をタッチしてトスを上げ，狙うポイントをタッチする

アナログスティック入力のほか，目的地をタッチしたり，移動したい方向にフリックしたりすることで移動できる

メニュー画面でアイコンをタッチして操作を行うことも可能

上方向にフリック：トップスピンショット	下方向にフリック：スライスショット
下方向にスライドさせたあと上方向にフリック：ロブショット	上方向にスライドさせたあと下方向にフリック：ドロップショット

2本指でフリック：スーパーグレイトショット

Vita版「パワースマッシュ4」公式サイト