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R.O.G.の国内未発売マザーボードが登場。秋葉原UDXで開催のASUS新製品イベントを一足早くチェックしてきた
開催場所は秋葉原UDX 4階の「UDXギャラリーネクスト NEXT-3」で,2013年8月10日と11日の2日間に渡って開かれる予定だ。
このイベントでは,2013年6月のCOMPUTEX TAIPEI 2013(以下,COMPUTEX)に合わせて発表された,ゲーマー向け製品ブランド「R.O.G.」(Republic of Gamers)の新製品が多数披露されており,日本未発売のマザーボード新製品も展示される。
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| イベント前日に披露されたASUS オープンギャラリー 2013 SUMMERの会場(左)。スペースの半分はプレゼンテーション用のスペースで,残る半分で新製品が披露されている。壁際には,歴代のR.O.G.マザーボードも並び(右),ゲーマー向けマザーボードの変遷を目にできる | |
COMPUTEXで発表されたR.O.G.の新マザーボードが日本初公開に。ASUS,新製品披露イベントを秋葉原UDXで8月10〜11日開催
イベント開催前日である9日には,メディアや販売店関係者などを集めた内覧会が開催されたので,イベントで披露される製品を一足早く紹介してみたい。
R.O.G.初のMini-ITXマザー「MAXIMUS VI IMPACT」で作った奇抜な小型PCが披露
会場入口に入ってすぐの場所では,COMPUTEXで発表されたR.O.G.初のMini-ITXマザーボード「MAXIMUS VI IMPACT」と,それを使った奇抜な小型PCのデモ機が披露されていた。
まず,「IMPACT コンセプト展示機」と名付けられたデモ機は,マザーボードとほぼ同面積のフレームに大型のファンを装着したものを,マザーボードの真上に取り付けた小型PCだ。小さなフットプリントに大きなファンという組み合わせのインパクトは,なかなかのもの。ただしグラフィックスカードは装着していないので,MAXIMUS VI IMPACTを使ってここまで小さいゲームPCを自作できるかというと,ちょっと難しそうではある。
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| Mini-ITXサイズのゲーマー向けマザーボード「MAXIMUS VI IMPACT」(左)と,ファンを固定しているフレームは,ASUS独自のものらしい | |
MAXIMUS VI IMPACTを使ったデモ機ではもう1台,改造PC制作で名高い,秋葉原PCパーツショップの「元店員M」氏(@akiba_ten_M)による「アタッシュケースPC コンセプトタイプ」という機材も展示されている。
これはその名のとおり,MAXIMUS VI IMPACTを中核として,PC 1台分のパーツを金属製のアタッシュケース内に搭載したというもので,マザーボードやGTX 670搭載グラフィックスカードだけでなく,CPU用の簡易液冷ユニットに電源ユニット,液晶ディスプレイ,キーボードまで詰め込まれているのだから恐れ入る。
もちろん製品化されるようなものではないが,自作PC好きなら一見の価値はあるだろう。
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| 元店員M氏が制作した「アタッシュケースPC コンセプトタイプ」。ディスプレイやキーボードまで詰め込み,これ1台でPCとして完結している。制作時間は15時間とのことだが,時間が足らず作りきれなかった部分もあったとのこと | |
表裏両面にプレートを装備した
「MAXIMUS VI FORMULA」
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MAXIMUS VI FORMULAは,基板の表裏両面を「ROG Armor」と称するプレートで覆ったという,見た目からしてインパクトのあるマザーボードである。この仕組みは耐久性を重視したマザーボードブランド「TUF」(The Ultimate Force)の「SABERTOOTH」シリーズが採用しているプレートを,ゲーマー向け製品にも応用したものといえる。
表面の樹脂製プレートは,グラフィックスカードの熱からマザーボードや部品を保護し,裏面の鋼鉄製プレートは巨大な放熱板としての機能と,パーツ交換時などでマザーボードにかかるテンションからの保護板とを兼ねているという。
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ちなみに,デモ機に取り付けられていた「液冷対応のクーラー付きグラフィックスカード」は,これまたCOMPTUEXで披露された「ROG POSEIDON」である。本製品は単体や分解モデルの展示もあったが,端的に述べると,空冷と液冷の両方に対応したクーラーを搭載する製品だ。
ただし,ROG POSEIDONはまだ製品化以前の段階にあり,今回の展示もあくまで参考出展といったところ。グラフィックスカードが装着するGPUも,「GeForce GTX 700」シリーズと書かれているだけで,具体的に何を採用するのかは明言されていない。
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| 空冷・液冷両対応のハイブリッド冷却システムを装着したグラフィックスカード「ROG POSEIDON」(左)。分解モデル(右)を見ると,製品を構成する3つのコンポーネントがよく分かる | |
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ASUSのスタッフに製品について質問できる機会でもあるので,R.O.G.の最新製品に関心のある人は,立ち寄ってみてはどうだろうか。
イベントに関するニュースリリース
ASUSTeK Computer 日本語公式サイト
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Republic of Gamers - この記事のURL:
(C)ASUSTeK Computer Inc.




























