連載
ハロー!Steam広場 第5回:毎日がEveryday Heroes
![]() |
「すちーむ」ってなぁに?というよい子のみんな集まれー! 「ハロー Steam 広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamでリリースされた気になるタイトルやニュースを,筆者の独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,遊ぶ予定のないゲームを購入してしまう上級Steamerにジョブチェンジできるかも。
今回は,消防署を経営しつつ,火災現場で自ら指揮をとるシミュレーションゲーム「Rescue - Everyday Heroes」をメインにご案内しよう。ほかにも,囚人達と共にモンスターの巣窟と化したダンジョンを進むローグライクなディフェンスゲーム「Dungeon of the Endless」や,詰め込めるものは,とにかく詰め込んでみたと豪語するMMORPG「The Repopulation」もあるのでお見逃しなく。
消防署経営シミュレーション「Rescue - Everyday Heroes」 (U.S. Edition)
![]() |
消防署を経営しつつ街を火の手から守るシミュレーションゲームが,今回紹介する「Rescue - Everyday Heroes」 (U.S. Edition)だ。
ゲームは,プレイヤーがとある街の消防署にチーフとして就任するところから始まる。なお,プレイヤーが任された消防署は,2人の消防士と1台の消防車しかないという,なんとも悲惨な状況だ。これはもしやイジメによる出向ですかね。
![]() |
まあそれは良しとして,同時多発火災などに対応できるよう,まずは人員や車両を増やしたいところだが,そのための資金を持ちあわせていないので,ミッションをこなして資金を集めるところから始めよう。
画面右下にあるパトランプのアイコンをアクティブにすると,救急要請を受け入れる体制に切り替わる。この状態でしばらく待機していると,ミッションが発生するので,救急要請が来たらさっそく出動だ。
![]() |
ミッションがスタートしたら,まず火災が起きている場所を確認して消防車を向かわせよう。ちなみに火災現場は,右上のミニマップ上で赤く囲われているのですぐ分かるだろう。
問題は火災現場に到着してからだ。ここからは,RTSのようにプレイヤーの操作技術と判断力が重要になってくる。まずは消防車から隊員を降ろして,消防車に備え付けられたホースを引っ張りだす。隊員を選択した状態で消防車を右クリックするとコマンドが表示され,消防車の装備品にアクセスできるので,ここで必要な道具を選択する。
![]() |
ここで注意したいのは,ホースの種類だ。ホースには,消防車の貯水槽から水を吸い上げるメインホースと,放水するアタックホースの2種類が用意されている。
放水するには,まずメインホースを取り出して消防車の貯水槽と接続する必要がある。そのあとに,貯水槽と接続されたメインホースにアタックホースをつなげれば放水の準備は完了だ。あとは火元に向けて放水し,すべて消火し終えたらミッション終了となる。
![]() |
この流れをいかに素早く無駄なく正確に行えるかが,プレイヤーの腕の見せどころだ。火災現場では,手ぶらのニート隊員が出ないよう,うまく仕事を割り振っていきたい。
ミッションが完了すると報酬金が手に入る。この資金をどう使うかはプレイヤー次第。新たな隊員を雇うか,最新鋭の装備を揃えた消防車を購入するか,それとも署内の設備を整えるのか。いろいろと考えてみよう。
![]() |
![]() |
こんな具合に,経営パートとミッションパートを繰り返して,いずれはどんな大火災にも対応できる立派な消防署に仕上げることが最終目標となる。
消防署シミュレーションというニッチなジャンルだけに,好きな人にはたまらないタイトルだと思うので,興味のある人はお試しあれ。
![]() |
「Rescue - Everyday Heroes」 (U.S. Edition) Steamページ(19.99ドル)
(C)2013 Fragment Production Ltd.
囚人達と共に進むローグライクなディフェンスゲーム「Dungeon of the Endless」
![]() |
アーリーアクセスとは,開発途中のゲームを購入して,デバッガー兼プレイヤーとして参加できる,Steamの販売形態の1つだ。今回は,ローグライクなディフェンスゲーム「Dungeon of the Endless」を紹介しよう。
300人以上もの囚人を輸送していた宇宙船“Success”が,輸送先であった惑星“Auriga”の防衛システムによって撃墜されてしまい,何人かの囚人を乗せた脱出ポッドがAurigaにあるダンジョン内に墜落するところからゲームはスタートする。
プレイヤーは囚人達を操作して,ダンジョン内に潜むモンスターから脱出ポッドのエネルギーコアを守りつつ,奥へ奥へと進んでいくことになる。
![]() |
遭遇したモンスターは,真っ先にエネルギーコアを狙ってくるので,コアが破壊される前に倒す必要があるのだが,囚人だけで守り切るのは難しい。ここで必要になってくるのが防衛用モジュールだ。
モジュールには,モンスターを攻撃したり,移動を妨害したりするものから,味方の体力を回復するものまで,さまざまな種類が存在するが,これらは各部屋にある電源ユニットの上に設置することで稼働し始める。
![]() |
また,モジュールの設置に必要な部品や,囚人のレベルを上げるのに必要な食料を供給してくれる“ジェネレーター”も,ダンジョン攻略には必要不可欠だ。ジェネレーターは,モジュールと違って,各部屋に1つしかない専用の電源ユニットを必要とするので,部品用か食料用のどちらを設置するかは状況に応じて決めていこう。
![]() |
ダンジョンはいくつもの部屋がつながって構成されており,次の部屋へ進むたびに,なんらかのイベントが発生するようになっている。モンスターと遭遇したり,宝箱を発見したりと,部屋のドアを開けるたびに一喜一憂できるのが面白い。
Endlessという割に,現在遊べるのはLV3までとなり,少々足りなさを感じるが,プレイするたびにダンジョンの構成が変わるのでリプレイ性は高い。「ローグライクもタワーディフェスもどっちも好き!」という人にオススメしたいタイトルだ。
「Dungeon of the Endless」Steamページ(12.99ドル)
SFベースのサンドボックス型MMORPG「The Repopulation」
![]() |
「こんなゲームをリリースしたい」という開発者に対して,ユーザーが賛成か反対かを投票できるサービスがGREENLIGHTだ。ここ最近登録された作品の中で特に注目を集めていたのは,Above and Beyond Technologiesが手がけるSFベースのMMORPG「The Repopulation」。
本作には,サンドボックス型のMMORPGという側面もあり,自由度の高いハウジングやクラフトシステムを大きな特徴の一つとしているようだ。
![]() |
戦闘はノンターゲッティング――というよりも,シューティングアクションに近いものになっており,プレイヤーの視点も,三人称と一人称を自由に切り替えられる。
また,3つの派閥間で行われる大規模なPvPや,複数のステージから構成されるミッションなど,詰め込めるものは,とにかく詰め込んでみたといった感じだ。
![]() |
GREENLIGHTのページには,さまざまなムービーが公開されているので,興味のある人はチェックしておこう。
「The Repopulation」GREENLIGHTページ
- 関連タイトル:

Steam
- この記事のURL:
(C)2019 Valve Corporation.All rights reserved.




































