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決勝戦まで勝ち進むのはどのクラン? DeToNatorの活躍を追った「Alliance of Valiant Arms」国際大会「AIC 2014」2日めのレポートを掲載
さてここで,第2次リーグを抜けたチームと,その順位を確認したい。
・第2次リーグA:1位 ahq 2位 DeToNator
・第2次リーグB:1位 yiyou_N4 2位 United5
予選Bリーグは混戦で,全チームが1勝1敗だったため,ラウンドの得失数で順位が決定された。これにより,ベスト4トーナメントは以下のような組み合わせになる。
・第1試合:ahq 対 United5
・第2試合: yiyou_N4 対 DeToNator
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まずは第1試合,ahq対United5だが,数値的なリザルトだけ言えば,ahqの圧勝となった。とくに2マップめのIndiaは,スコア7対1と圧倒的な強さ。
これは決して,United5が弱かったというわけではない。United5はe-Sports激戦地である韓国のチームであり,個人技は素晴らしいし,チームワークも良好だ。実際,ahqとの試合においても,いくつも見せ場はあった。
しかし,それでもなお勝ったのが……しかも圧倒的だったのが,ahqだった。「United5は強い。だがahqは桁外れに強い」のである。
■ベスト4トーナメント:yiyou_N4 対 DeToNator
さて,いよいよ2日め最後の試合。yiyou_N4(以下,N4)とDeToNatorの戦いだ。勝者は19日の決勝戦で世界一を賭けてahqと戦い,敗者は同じく19日に3位決定戦をUnited5と戦うことになる。どちらのチームにしても,絶対に負けられない戦いだ。
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最初のマップは「Hammer Blow」。Fox Huntingほどではないが,防御側有利なマップだ。先攻となるのはDeToNator。
DeToNatorは,N4の前進防御に対し第2ラウンドこそ落とすも,順調に勝利を積み重ねていく。途中,RobiN選手がグレネード投擲をしくじって自爆死するという,解説者も苦笑する展開があったりはしたが,相互カバーの速さ,状況判断の早さ,作戦切り替えの思い切りの良さで,DeToNatorは自分達の強さを存分に発揮する。
ラウンド6では,最後に一騎打ちに持ち込まれるも,Saih4tE選手が危なげなく勝負を制し,ここまでのスコアは5対1とDeToNatorが優勢に。
攻守入れ替わってもDeToNatorの強さは変わらない。6対1のリーチで迎えた第8ラウンドは,敵のグレネード攻撃の着弾点から位置を推測したDarkよっぴー選手のカウンターグレネードでファーストKillを奪うと,そのままDeToNatorが押し切って勝利した。
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続くマップは「Fox Hunting」。マップはランダムで決まるのだが,妙にこのマップによく遭遇する気がする。ともあれ,先攻はN4だ。
第1ラウンド,DeToNatorはN4を爆弾設置ポイントに呼び込む形で展開し,N4はこれに応じて爆弾を設置する。状況的には待ち伏せしているDeToNator有利かと思われたが,銃撃戦が終わってみれば勝ち残ったのはN4だった。やはりここまで進出するチームだけあって,決して侮れない。しかし,そのあとは第5ラウンドまで,防御側有利のマップ特性を活かしたDeToNatorが連取する。
そして第6ラウンド。地下からの侵入を狙うN4に対し,Darkよっぴー選手はこれを読んで迎撃するも撃ち負ける。DeToNatorは数敵不利に置かれるが,それでも互角以上の撃ち合いを見せた。気がついてみればN4は満身創痍……だが,爆弾の設置に成功する。状況は4対4,DeToNatorは40秒で敵を掃討し,かつ爆弾も解除しなくてはならない。
ここでmancho.選手が大暴れして,N4メンバーを次々に撃ち倒し,ついにはN4は全滅する。しかし,爆弾の爆発まで残り時間はわずか。「解除は間に合わない」と誰もがそう思ったであろうこの展開だったが,mancho.選手が暴れる影で,わずかに早く爆弾解除を始めていたDeToNatorメンバーがいたのだ。そして,爆発まであと0.28秒という,まさにギリギリのタイミングで解除に成功。これには観客はもちろん,解説席からも,大きな歓声が上がった。
マッチスコア5対1で攻守交代となった第7ラウンド,攻撃側のDeToNatorは,時間をかけた慎重な展開から,一気にラッシュをかける。爆弾を巡る攻防戦となったが,最後はRobiN選手がハンドガンで難しいショットを成功させ,Killを取っての勝利。決勝進出にリーチをかける。
第8ラウンド,あとがないN4は果敢に撃ち合う。そして,ここでWuyao選手が,何かを掴んだかのように快進撃を開始。N4が2人で,DeToNatorが4人という「これはDeToNatorが勝った」というこの状況から4人抜きを決めて,チームを奮起させる。
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面白いことだが,実際にこういう「試合中の覚醒」的なことは,国際大会では珍しくない。AIC2014のここまでに限っても,それまで振るわなかった選手が,試合中に突然何かに目覚めたかのように大活躍することは,ままあったのだ。理由はいろいろあると思うが,やはり慣れない舞台や緊張で本来の力が発揮できていなかったということが多いのかもしれない。
さて,そんな“目覚めた”Wuyao選手を,第9ラウンド,第10ラウンドとDeToNatorは止めることができない。第10ラウンドに至っては,Woyao選手は再びの劣勢,それも5人対2人というさらに厳しい状況から4人抜きを決め,解説席からは「Wuyao選手,これはPenta Kill達成か!?」という声が飛ぶ。ちなみにPenta Killとは,League of Legends用語の「5人抜き」で,それゲームが違いますから。
しかし,これが限界だったか。第11ラウンド,DeToNatorはどちらかと言えば力技に近い,強引な攻めで爆弾を設置,その勢いのままN4をねじ伏せた。そして同時に,昨年に続いての決勝戦進出を決めたのである。
もし,Wuyao選手のような爆発力を持つ選手があと1人いれば,あるいは,1日めに件のPenta Kill達成を見せたJungle選手がそのまま絶好調を維持していたなら,どうなっていたか。いや,それは「たられば」でしかなく,詮ないことだ。
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ということで,7月19日に行われるAIC2014の決勝戦は,ahq対DeToNatorと,2013年と同じカードとなった。ahqが連覇を達成するのか,はたまた昨年ホームで惜敗したDeToNatorがahqのホームでリベンジを果たすのか,勝負の行方に注目したい。
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■決勝戦進出インタビュー
決勝戦に進んだDeToNatorに対し,ゲームメディア合同でのインタビューが行われた。最後にその模様を簡単にお伝えしたい。
Q:N4との試合の感想を聞かせてください。
A:撃ち合いが強かったです。ahqに似ているところもあって,積極的に前に出て守ってきましたね。
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Q:決勝戦に向けて,特別な作戦はありますか?
A:とくにないです。普段から,決め打ち的な作戦は使ってません。今日ahqと戦って,彼らの傾向が分かったところがありますから,それをもとに明日対策をしようと思いますが,それだけです。自分達のスタイルを変えることはありません。
Q:ahqのイメージはどうでしたか?
A:先程も言いましたが,N4に近い雰囲気はあります。でも射撃の能力がすごく高くて,だから一人でもどんどん詰めてくるんですね。それで,一人で来るんだけど,互いにカバーできる範囲には必ず(誰かが)いて,一人と撃ち合っている間にカバーが来ることが多いですね。射撃能力が高いだけではない,と感じています。
Q:ahqの選手で一番印象深いのは誰ですか?
A:メンバー5人で投票してみます。……AfteR選手が2名,47Edi選手が2名,BoW選手が1名,という感じですね。
Q:勝負をしていると,ミスが起こることがあると思います。でもチームメイトのミスを怒鳴りつけているだけではチームはいつか崩壊してしまうでしょうし,かといってミスを指摘しなかったらチームはいつまでも強くなれない。このあたり,チームメイトのミスとどう付き合っているのでしょうか?
A:まず最初に「言い方」というのはあると思います。でもそれだけではなくて,DeToNatorではチームとして基準があって,それをもとに反省会を行っています。
僕らは強くなりたくてやっているので,言う方も言われる方も,それで強くなれるかどうか,なんですよね。責任のなすりつけあいをするために,やっているのではないんで。強くなれると思えばこそ,言われる方も納得できます。
もちろん,それでもやはりチーム内で言い合いになって,ギスギスすることは稀にあります。そういうときは周囲がケアしたりもしています。
Q:台湾観光はどこに行きたいですか?
A:台北101は行ってみたいですね。登ってみたいです(笑)。あと,士林市場に行ってみたいです。AVAのマップにもなっているので。
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| MSIが別ブランドで提供する車内PCサービスのショールームではしゃぐ面々 | |
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| MSIのゲーミングルームで,最新のゲーミングPCを前に記念撮影。実はR&D(技術開発室)で負荷テストやオーバークロック実験なども見学したのだが,こちらは撮影禁止 | |
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