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Razer,バーチャル7.1chサラウンド再生に対応するUSBヘッドセット「Kraken 7.1」を発売
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Razer Krakenシリーズは,装着時の快適性を追求したとされるオーバーヘッドタイプのアナログ接続型ヘッドセットで,Razerのコーポレートカラーでもある黄緑を基調としたデザインで知られるが,同シリーズの最上位に置かれるKraken 7.1は,接続インタフェースと基調色を変え,製品レベルでバーチャルサラウンドサウンド出力に対応してきたのが大きな特徴となっている。
RazerはKraken 7.1で採用するバーチャルサラウンド技術の名称を公表していないが,統合型設定ツールである「Razer Synapse 2.0」に統合され,「較正」が可能とされていることからすると,Razer独自のバーチャルサラウンド技術「Razer Surround」ベースと考えてまず間違いないだろう。現在は無償で配布されているものの,2014年以降は19.99ドルで販売されることになっているRazer Surroundだけに,Razer Surroundの統合を製品のアピールポイントとしてきた可能性はありそうだ。Kraken 7.1の直販価格が,従来の最上位モデル「Razer Kraken Pro」(以下,Kraken Pro)より20ドル高いというあたりも,その推測の裏付けになってくれそうである。
なお,公開されている製品画像を見る限り,ヘッドバンドやエンクロージャ,イヤーカップの形状は,Kraken Proと変わっていないようだ。
ただし,左側のエンクロージャに取り付けられたブームマイクは,「Enhanced digital microphone」という名称のものに変わっている。Razerによれば,従来のアナログマイクと比べて,広い周波数特性と,高いS/N比が特徴とのことだ。ちなみに,「使わないときにはブームマイクをエンクロージャ内に収納できる」という特徴は,Kraken Proと変わっていない。
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どちらかといえば,Kraken Proの純然たる上位モデルというよりは,“リニューアルモデル+α”程度の違いという印象も受けるが,少なくとも外観がより万人向けになったのは歓迎されそうだ。国内発売のアナウンスを楽しみに待ちたい。
●Razer Kraken 7.1の主なスペック
- 基本仕様:USB接続ワイヤードタイプ
- 本体サイズ:未公開
- 重量:340g
- ケーブル長:2m
- 接続インタフェース:USB
- 搭載ボタン/スイッチ:マイクミュートボタン
- 主な付属品:未公開
- 直販価格:99.99ドル
- 周波数特性:20Hz〜20kHz
- 感度:112dB(@1kHz)
- インピーダンス:32Ω
- スピーカードライバー:直径40mm,ネオジムマグネット
- 周波数特性:100Hz〜20kHz
- 感度:-38dB±3dB(@1kHz)
- 指向性:無指向性
- ノイズキャンセリング機能:未公開
※Kraken 7.1の製品情報ページやプレスリリースでは,マイクの周波数特性と感度に異なる数値が記載されているが,ここでは製品特徴欄の数値に従った。
Razer Kraken 7.1 製品情報ページ
Razerの日本語製品情報サイト「Razerzone.jp」
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