ニュース
「Diablo II: Resurrected」に最適化した「Radeon Software Adrenalin 21.9.2」がリリース
本バージョンはWHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)未通過の「Optional」(随意選択)版で,アクションRPG「Diable II」のリメイク版「Diablo II: Resurrected」への最適化を行ったドライバだ。
AMDによると,グラフィックスメモリ12GB版の「Radeon RX 6800 XT」搭載PCにおいて,Diablo II: Resurrectedを4K解像度グラフィックス設定「Very High」でプレイした場合,前バージョンである「Radeon Software Adrenalin 21.9.1」(以下,Adrenalin 21.9.1)に対して最大13%の性能向上が得られるそうだ。
そのほかにAdrenalin 21.9.2では,新作Co-opシューター「World War Z: Aftermath」への対応が行われているほか,いくつかの不具合が修正されている。AMDは,ゲーマーに対してOptional版ドライバの導入を推奨しているので,対象のGPUやAPUを使っているのであれば,Adrenalin 21.9.2を導入してみるといいだろう。
→AMDのドライバダウンロードページ
https://www.amd.com/ja/support
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
https://www.4gamer.net/games/999/G999902/FC20110422001/
英文のリリースノートから,新機能を含めたポイントをまとめておこう。
●Adrenalin 21.9.2の対応GPU
- Radeon RX 6000シリーズ
- Radeon RX 5000シリーズ
- Radeon VII
- Radeon RX Vegaシリーズ
- Radeon RX 600・500・400シリーズ
- Radeon Pro Duo
- Radeon RX 6000Mシリーズ
- Radeon RX 5000Mシリーズ
- Radeon 600シリーズ(OEM向け)
●Adrenalin 21.9.2の対応APU
- Ryzen 5000Gシリーズ,Ryzen PRO 5000シリーズ
- Ryzen 4000Gシリーズ,Ryzen PRO 4000シリーズ
- Ryzen 3000シリーズ,Ryzen PRO 3000シリーズ
- Ryzen 2000シリーズ,Ryzen PRO 2000シリーズ
- Athlon PRO 200GEシリーズ
- Ryzen Mobile Processors with Radeon Vega Graphics,
Athlon Mobile Pro ces sors with Radeon Vega Graphics - Ryzen PRO Mobile Processors with Radeon Vega Graphics,
Athlon PRO Mobile Proces sors with Radeon Vega Graphics
●Adrenalin 21.9.2が統合するコンポーネント(※比較対象はAdrenalin 21.9.1)
- Display Driver Version: 21.30.17.05-210917a-371814E
-Rad eon Soft ware (←21 .30 .17 .01 -210 910a -371 621E -Rad eon Soft ware) - Radeon Settings:2021.0917.1209.21867(←2021.0910.1512.27366)
- 2D Driver:8.1.1.1634
- Direct3D:9.14.10.01510
- OpenGL:29.20.11000.14761
- OpenCL:記載なし
- Audio Driver:10.0.1.21
- Vulkan Driver:2.0.198
- Vulkan API:1.2.188
●Adrenalin 21.9.2おける最適化
- 「Diablo II: Resurrected」への最適化
●Adrenalin 21.9.2における新要素
- 「World War Z: Aftermath」に対応
●Adrenalin 21.9.2で解決した問題
- 一部のユーザーで「パフォーマンスタブ」の「CPUの追加指標」が表示されないことのあった問題
- 以前に保存したチューニングプロファイルを読み込もうとすると,一部のユーザーで互換性エラーが生じることのあった問題
- Radeon RX 6800 XTなど一部のAMD製GPUで「Hitman 3」をプレイすると,岸辺の水が表示さないことのあった問題
- Ryzen 5000シリーズとRadeon RX 6000シリーズを搭載するPCの一部で,「自動オーバークロック」機能が表示されないことのあった問題
●Adrenalin 21.9.2における既知の問題
- 「Open Broadcaster Software」で録画を終了したあとでアプリケーションを終了させても,バックグラウンドで録画し続けることがある
- Radeon RX 500シリーズなど一部のAMD製グラフィックス製品で,ゲームとストリーミングの動画再生を同時に実行しているときに,ドライバのタイムアウトが発生することがある
- 複数のディスプレイを拡張モードで接続して,「PLAYERUNKNOWN'S
BATTLE GROUNDS」などのDirectX 11タイトルをプレイすると,Radeon Softwareがクラッシュしたり応答がなくなることがある - Radeon RX 6700 XTなど一部のAMD製GPUで「Horizon Zero Dawn」を長時間プレイすると,処理に時間がかかったりゲームのクラッシュが発生したりすることがある
- 一部のゲームやPCで「Enhanced Sync」を有効にすると,画面が黒くなることがある。Enhanced Syncを無効にすれば,この問題を一時的に回避できる
- Radeon Softwareの「Performance Metric」やログ機能が,異常に高いメモリクロックを断続的に報告することがある
- 「AMD Link」のストリーミングにおいて,インターネットを介して接続したときにHEVCコーデックを使用すると,断続的に映像フレームが壊れることがある。この問題はAVCコーデックを用いることで回避できる
- 関連タイトル:
AMD Software
- この記事のURL:
(C)2019 Advanced Micro Devices Inc.



















