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「GeForce 441.20 Driver」が登場。「Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー」に最適化したGame Readyドライバ
Relase 440世代のWHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)通過版ドライバとなるGeForce 441.20 Driverは,11月15日にElectronic Artsから発売予定のアクションゲーム「Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー」への最適化を行ったドライバだ。
また,同じく11月15日に発売予定となっているInsomniac GamesのOculus VR向けシューティングゲーム「Stormland」への最適化も行っているそうだ。
そのほかに,1つ前のバージョンである「GeForce 441.12 Driver」で最適化を行った「レッド・デッド・リデンプション2」で起きていた不具合の修正も含まれている。同作をGeForceシリーズでプレイしているゲーマーは,ドライバのアップデートをしておいたほうがいいだろう。
ゲームとは直接関係のないところでは,本バージョンからGPGPUプラットフォーム「CUDA」の最新版となる「CUDA 10.2」対応となっている点もポイントだ。今のところ,ダウンロード可能な「CUDA Toolkit」は,まだCUDA 10.1のままなのだが,
CUDAの利用者にとって,CUDAのバージョンアップは比較的影響が大きいので,NVIDIAのデベロッパーサイトを参照して,変更点をチェックしておくことをお勧めする。
ドライバのアップデートが自己責任となる点は理解してもらったうえで,すぐにでも入手したい人は,下に示したリンクかGeForce Experienceを利用してほしい。
NVIDIAはRelease 418世代から,従来のドライバソフト(Standard)だけでなく,Windowsの新しいドライバモデルであるWindows Modern Driver(またはUniversal Windows Driver)に対応する「DCH」ドライバも提供している。ほとんどのゲーマーは,Standardドライバを入手すればいいが,どちらのドライバを入手すべきか分からない場合は,「NVIDIAコントロールパネル」の「ヘルプ」メニューから「システム情報」を選び,表示されたダイアログで「ドライバータイプ」の欄を確認してほしい。
→64bit版Windows 10用GeForce 441.20 Driver(573.89MB,Standard)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/153986/jp
→64bit版Windows 10用GeForce 441.20 Driver(526.56MB,DCH)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/154040/jp
→ノートPC向けの64bit版Windows 10用GeForce 441.20 Driver(573.89MB,Standard)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/154022/jp
→ノートPC向けの64bit版Windows 10用GeForce 441.20 Driver(526.561MB,DCH)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/154058/jp
→GeForce RTX 20シリーズ向け64bit版Windows 7用GeForce 441.20 Driver(527.4MB)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/153968/jp
→GeForce GTXシリーズ向け64bit版Windows 8.x・7用GeForce 441.20 Driver(527.4MB)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/153950/jp
→ノートPC向けの64bit版Windows 8.x・7用GeForce 441.20 Driver(527.4MB)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/154004/jp
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
https://www.4gamer.net/games/999/G999902/FC20110422001/
今回も,NVIDIA公式情報ページの情報と英文リリースノートの要点和訳を本稿の最後にまとめておいたので,興味のある人はぜひそちらもチェックしてほしい。もちろん,ドライバの導入は自己責任となるので,その点は注意してもらえればと思う。
## 以下,NVIDIAによる公式紹介記事および英文リリースノート(リンク先はPDF)まとめ ##
●GeForce 441.20 Driverの対応製品
- デスクトップPC向けGeForce RTX 20シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 16シリーズ(※未発売のGeForce GTX 1650 SUPERには未対応)
- NVIDIA TITAN RTX
- NVIDIA TITAN V
- NVIDIA TITAN X,Zシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX TITANシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 900〜600シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GT 600シリーズ
- ノートPC向けGeForce RTX 20シリーズ(※Windows 10のみ)
- ノートPC向けGeForce GTX 16シリーズ
- ノートPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- ノートPC向けGeForce 900M〜800Mシリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 200〜110シリーズ
●GeForce 441.20 Driverが統合するソフトウェアモジュール
- GeForce Experience:3.20.1.57(←3.20.0.118)
- HD Audio Driver: 1.3.38.21
- PhysX System Software:9.19.0218
- Vulkan RT:記載なし
- nView:149.77
- CUDA:10.2(←10.1)
- NVIDIA Control Panel(Standard):8.1.940.0
- NVIDIA Control Panel(DCH):8.1.956.0
●GeForce 441.20 Driverにおけるゲームへの最適化
- 「Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー」「Stormland」への最適化
●GeForce 441.20 Driverの新要素
- 3機種のディスプレイ製品をG-SYNC Compatible Monitorsに追加(Acer XB273U,Acer XV273U,ASUS VG259Q)。詳細はNVIDIAの公式ページを参照のこと。
- CUDA 10.2のサポートを追加
- 「Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー」用のSLIプロファイルを追加
●GeForce 441.20 Driverで解決した問題
- Maxwell世代のGPUで「レッド・デッド・リデンプション2」をVulkanモードでプレイすると,ジオメトリが破損することのあった問題
- 「レッド・デッド・リデンプション2」のVulkanモードでV-Syncを無効に切り替えると,G-SYNCも無効になってしまうことのあった問題
- GeForce 440.97 Driver以降において「The Surge 2」で「VULKAN
_ERROR _DEVICE _LOST」エラーが生じることのあった問題 - 「Quake III Arena」で16bitカラーに設定すると,ゲーム中の色が褪せてしまうことのあった問題
- LG Electronics製テレビ「OLED55C9」でHDRの黒レベルがグレーになっていた問題
- CPUの性能に制限がある場合「Counter-Strike: Global Offensive」で性能が低下することのあった問題
●GeForce 441.20 Driverにおける既知の不具合
- SLI構成で「レッド・デッド・リデンプション2」をVulkanモードで実行し,ゲーム内ベンチマーク機能をグラフィック品質「ウルトラ」で実行するとクラッシュすることがある
- 「Forza Horizon 4」を長時間プレイしていると「Low streaming bandwidth」エラーが生じることがある
- 「Forza Motorsport 7」を起動して,数ラップ走行すると画面にスタッター(ガタツキ)が生じることがある
- 「Gears 5」がランダムに不安定になることがある
- 「Grand Theft Auto V」が頻繁にクラッシュすることがある(NVIDIAはデベロッパとともにこの問題の解決に取り組んでいるとのこと)
- 関連タイトル:
GeForce Driver
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