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「GeForce 320.18 Driver」公開。Release 319世代初の公式ドライバはGTX 780公式対応と「GeForce Experience」の統合が特徴
GTX 780のレビュワーに配布されたものとバージョン番号が同じものであることからすると,レビュワー向けドライバをWHQL(Windows Hardware Quality Labs)認証させたバージョンという理解でよさそうだ。
ともあれ,すぐに入手したい人は下に示したリンクからどうぞ。統合される「HD Audio Driver」「PhysX System Software」のバージョンは順に1.3.24.2,9.12.1031で,いずれも320.14βから変わっていない。
→32bit版Windows 8・7・Vista用GeForce 320.18 Driver(169MB)
→64bit版Windows 8・7・Vista用GeForce 320.18 Driver(217MB)
→Windows XP用GeForce 320.18 Driver(147MB)
→ノートPC向けの32bit版Windows 8・7・Vista用GeForce 320.18 Driver(172MB)
→ノートPC向けの64bit版Windows 8・7・Vista用GeForce 320.18 Driver(221MB)
Releease 319世代のひとまずまとめ版的な色が濃いこともあって,320.18で,最適化周りに新要素はなく,バグフィックスも小粒だ。その意味で,β版を積極的に試す人達からすると新味のない新ドライバということにもなるが,「GeForce Experience」バージョン1.5がインストーラに統合され,ドライバソフトウェアと一緒にアップデートできるようになったことは指摘しておく必要があるだろう。
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ShadowPlayとは,「GeForce GTX TITAN」を含むGeForce 700&600シリーズが統合しているH.264エンコーダ「NVENC」を用いることで,プレイ中のゲームを録画できるようにするというもの。目玉である「Shadwow」モードを有効化すると,ゲームの直近20分を常時記録し,ホットキーを押した時点でそれを書き出せるようになるため,「いいプレイをしたから見てほしい」というニーズに応えられるという。
NVIDIAによれば,ShadowPlayがフレームレートに与える影響は5%程度になる見込みとのこと。この程度なら,常時有効化したいという気になる人も出てきそうだ。おそらく今後NVIDIAとしては,機能の追加をGeForce Experience中心で行うつもりで,だからこそこのタイミングでインストーラベースの統合を行ってきたのではなかろうか。
というわけで,Release 319世代初のWHQL版として,そしてGeForce Experienceをインストーラに統合してきたドライバとして,320.18ドライバには相応の価値があるといえる。GTX 780カードをさっそく購入してきたという人はもちろん,対応GPUを持っていて,β版を導入しないポリシーの人も,自己責任での導入を検討する価値があるといえそうだ。
## 以下,GeForce.comの関連記事および英文リリースノートまとめ ##
●GeForce 320.18 Driverの対応製品
- GeForce GTX TITAN
- GeForce GTX 780
- デスクトップPC向けGeForce 600〜200シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce 9&8シリーズ
- デスクトップPC向けQuadro Kシリーズ,Quadro 4x0シリーズ,Quadro x000シリーズ,Quadro FXシリーズ,NVSシリーズ
- ノートPC向けGeForce GT 730M
- ノートPC向けGeForce 600M〜100Mシリーズ
- ノートPC向けGeForce 9M&8Mシリーズ
- ノートPC向けQuadro Kシリーズ,Quadro 5000M〜1000Mシリーズ
- ノートPC向けNVS 5000M〜100Mシリーズ
- Tesla Kシリーズ,Tesla 2000シリーズ
- IONプラットフォーム
●GeForce 320.18 Driverにおける性能向上
(※GeForce GTX 660の例。比較対象はGeForce 314.22 Driverとされる。いずれもReleas 319世代のβドライバで実現済み)
- 「Deus Ex: Human Revolution」で最大4.5%
- 「DiRT Showdown」で最大19.6%
- 「F1 2012」で最大4.8%
- 「Far Cry 3」で最大6%
- 「HITMAN ABSOLUTION」で最大3.7%
- 「Metro 2033」で最大6.3%
- 「Metro: Last Light」で最大10%
- 「Shogun 2: Total War」で最大3.4%
- 「Sniper Elite V2」で最大4.8%
- 「StarCraft II: Wings of Liberty」で最大8.5%
- 「The Elder Scrolls V: Skyrim」で最大3.3%
- 「TOMB RAIDER」で最大17.8%
●GeForce 320.18 Driverにおける性能向上
(※GeForce GTX 660 SLIの例。比較対象はGeForce 314.22 Driverとされる。いずれもReleas 319世代のβドライバで実現済み)
- 「Assassin's Creed III」で最大8.5%
- 「Batman: Arkham City」で最大3.6%
- 「Bioshock Infinite」で最大5%
- 「Deus Ex: Human Revolution」で最大5.6%
- 「DiRT Showdown」で最大16.9%
- 「Far Cry 3」で最大5%
- 「Just Cause 2」で最大5%
- 「Metro 2033」で最大8.5%
- 「Metro: Last Light」で最大9.1%
- 「Sid Meier's Civilization V」で最大7.3%
- 「StarCraft II: Wings of Liberty」で最大7.1%
- 「The Elder Scrolls V: Skyrim」で最大8.9%
- 「TOMB RAIDER」で最大18.2%
●GeForce 320.18 Driverの新要素
・GeForce Experienceの統合
- インストーラのオプションにGeForce Exprerience 1.5を追加
・SLIの拡張
(※Euro Track Simulator 2以外はいずれもReleas 319世代のβドライバで実現済み。ただし,320.00βでプロファイルが追加されたはずの「Neverwinter」がリストから消えている)
- 「Alien Fear」「Call of Juarez: Gunslinger」「Dead Island: Riptide」「Dragon Sword」「Euro Track Simulator 2」「Far Cry 3: Blood Dragon」「GRID 2」「Human Head 2」「Remember Me」「The Walking Dead: Survival Instinct」に向けたSLIプロファイルの追加
- 「Natural Selection 2」「TrackMania 2 Canyon」「バイオハザード6」に向けたSLIプロファイルの更新
●GeForce 320.18 Driverで解決した問題(Windows 7&Vista)
- Fermiアーキテクチャを採用したGPUを搭載した環境でGPUオーバークロックを行おうとすると,動作クロックの上限が999MHzになる問題
- 「X-Plane 10」を実行すると読み出し中にハングする問題
●GeForce 320.18 Driverで解決した問題(Windows 8)
- リリースノートに記載なし
●GeForce 320.18 Driverで解決した問題(Windows XP)
- リリースノートに記載なし
- 関連タイトル:
GeForce Driver
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