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[プレイレポ]ターン制RPG「People of Note」が4月7日に発売決定。音楽的嗜好の違いを音楽の力で乗り越えていくデモ版を先行プレビュー
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印刷2026/02/19 01:00

プレイレポート

[プレイレポ]ターン制RPG「People of Note」が4月7日に発売決定。音楽的嗜好の違いを音楽の力で乗り越えていくデモ版を先行プレビュー

 Annapurna Interactiveは,ロサンゼルスを拠点にするIridium Studiosが開発中のターン制RPG「People of Note」PC / PS5 / Xbox Series X|S / Nintendo Switch 2)を,北米時間の2026年4月7日にリリースすると発表した。
 これに合わせて,プレイアブルデモが一部メディア向けにプレビュー公開されたので紹介しよう。

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 Iridium Studiosは,これまで音楽とRPGを融合した「Before the Echo」(2011年)や音声認識システム「There Came an Echo」(2015年)など,音楽や声といった聴覚的な要素をゲームメカニクスを中核とした作品を輩出してきたデベロッパだ。
 その開発チームを率いるクリエイティブ・ディレクターのジェイソン・ウィシュノフ氏も,声優として「真・女神転生III NOCTURNE HD REMASTER」や「ダンガンロンパ」シリーズに出演した経験を持つ。

 そんな彼らの最新作として東京ゲームショウ2025で制作が発表された「People of Note」は,ウィシュノフ氏が「ファイナルファンタジーXIIIとフローズン(アナと雪の女王)の出会い」と表現する異色的作品だ。
 “RPGミュージカル”というキャッチ―なサブジャンルを謳い,FFシリーズにインスパイアされた戦術性やキャラクターの成長に,ミュージカルというエンターテイメントを,高い次元で融合させようとしている。


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 TGS 2025にて,新作ターン制RPG「People of Note」のプレイアブルデモが出展されている。歌唱コンテストを追放された主人公が,音楽ジャンルが対立する世界で個性的な仲間とバンドを結成。仲間の編成によって1曲が何十通りにも変化するなど,音楽への尋常ならざるこだわりが光る作品だ。

[2025/09/26 01:19]


音楽ジャンルによって人々がいがみ合うファンタジー世界


 「People of Note」の舞台となるのは,「ノート(Note)」と呼ばれる広大なファンタジー世界だ。
 ここは,音楽のジャンルごとに独自の環境や文化が育まれている“国”がある。しかし,“ハーモニック・コンバージェンス”と呼ばれる闇の勢力が,ノートの自然なハーモニーを破壊しようと静かに暗躍しており,それぞれの国が知らず知らずのうちに対立し,その調和を乱しはじめていた。

 主人公となる“ケイデンス”は,スターになることを夢見る,コーディア地域出身のポップシンガーの卵だ。しかし,ノートの権威あるコンテスト「ノートウォーシー・ソングコンテスト」で審査員の一人だった市議会議員“シャープ“から目の敵にされてしまい,不当に締め出されることになる。
 それでも挫けず,ソロではなくバンドパフォーマンスでシャープに一泡吹かせるために,ノートの各地で溢れる才能ゆえに孤立しているタレントと出会い,彼らを助けたり,口説き落としたりしてバンドメンバーに加えていくことになる。

 今回のデモでプレイできるのは,ロックな人々が集う国「デュランディス」を舞台にしたミッションだ。
 東京ゲームショウでも公開されていたプレイアブル版と同じロケーションだが,今回はケイデンスが単身で街にやってきたばかりの「ジレンマ・ロックンロール」と名付けられた,第2章序盤が楽しめる。
 この時点では,デュランディスにはどんな人材がいるのかは分からず,ケイデンスはロックの神髄を教えてくれる師匠を探しあて,ポップとクラシックロックのコラボレーションによって,自分の夢を実現しようとしていることが明かされている。

2月19日に公開予定のプレイアブルデモで描かれるのは,ロックの街「デュランティス」だ
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 ところが,外から見たデュランディスの中心部からは黒い煙が上がっており,何やら騒動が起こっている様子だ。街に入ってみても,メタル,グランジ,パンクといったロックのサブジャンルの違いで人々は付き合いを制限しており,お互いが反目し合っている。
 そのスキに乗じて,近隣に住むカントリーミュージック勢力“ホームステッド”のマーテル一味が侵略しており,まとまりのないデュランティスでは,誰にもそれを阻止しようとせず,好き勝手にやられている状態だ。

 ケイデンスは,ロックの師匠を探して回るうちに,マーテル一味に絡まれてしまうのだが,そこに助太刀に入るのが“フレット”という名前の中年ギタリストであり,バンドメンバー第1号となるプレイヤーキャラクターである。

プレイアブルデモ版もしっかりと日本語化されており,45分ほどの第2章序盤が楽しめる
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異なるジャンルのマッシュアップを楽しむターン制バトル


 「People of Note」では,10人以上のバンドメンバーが集うことになるが,その中でターン制のバトルに参加できるのは3人で,今回の「ジレンマ・ロックンロール」では,ケイデンス,もしくはケイデンスとフレットの2人でプレイする。
 アタックや回復時には,画面上に固定されたサークルと,その外郭から徐々に狭まっていくサークルを,リズムや視覚表現に合わせてマッチさせるリズムゲーム的な要素が発生する。そして,「Poor」「OK」「Good」「Perfect」の4段階評価によって,アビリティの最大値が変化する仕組みになっており,1回1回のプレイを楽しく集中して進められる。

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 また,複数のメンバーがいるときに重要なのが,異なるスタイルのメンバーでパーティを組むと,そのバンドが取り巻くミュージックエナジーが流動的に変化するというシステムだ。
 画面下に表示されるスタンザ(本作における“ターン”のこと)では,事前に,敵がどのような攻撃をするのか楽譜として表示されている。さらに画面左下には,「ミュージックスタイル」というカード状の表記があり,それに合わせて特定のキャラクターのアビリティを増幅させられる。
 このカードを意識しながら,どの敵に効果的にダメージを加えるか,もしくは味方のキャラクターのヘルスを回復させるかといった細かな調整が行えるのだ。

 もう1つ,プレイヤーキャラクターに重要なのがBP(ビートポイント)と名付けられた,ほかのゲームでいうスキルポイントだ。
 各キャラクターはスタンザごとに1BPを回復するが,それぞれのキャラクターがREST(休息)を選択すれば,次のターンには2BPを獲得できる。1BPは基本アタックに消費されるものであり,このBPが多いほどよりハイレベルなアビリティを利用できるので,BPを管理することが戦略において非常に重要な意味を持つ。

 つまり,楽譜に書かれたアクションの流れを読みながら,そのミュージックスタイルに合わないパーティメンバーは休息させ,次のスタンザに備える。このようにゲームシステムを理解できれば,リズムに乗れなくてもそれなりに効果的なプレイを発動でき,それによってパフォーマンス(バトル)から得られるXP値も高くなる。
 また,相手のリーダーには「クレシェンド」というステータスがあり,時間が経つにつれてゲージが溜まって強力になっていくので,強い敵と先に戦うのがデフォルトの攻略法であると思われる。

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 各プレイヤーキャラクターのアビリティは,「ソングストーン」という,「ファイナルファンタジーVII」のマテリアシステムに近い仕組みで設定される。
 赤いストーンが攻撃,青が回復や防御,そして黄色はBPの最大値を高めるといったパッシプ効果を付与する。特定のキャラクターに固定されているのではなく,ストーンを入れ替えることで,アタッカーやヒーラーというようにキャラクターの役割を変更することも可能だ。
 今回のデモでは,ケイデンスにはシンプルに1体の敵を攻撃する「インスタントヒット」,そのスタンザでの1回目の攻撃に利用すると,追加ダメージを与える「オープニングアクト」,そしてバンドメンバーのBPを2ポイント回復させる「Bサイド」があった。一方,フレットには相手が頭痛を起こすアタックをお見舞いする「ヘドバン」,バンドメンバー1人のヘルスを回復する「リチャージリズム」が用意されていた。

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ソングスローンとリミックスストーンで奏でる多様なアクション


 ソングストーンはキャラクターに固定されているのではないものの,「People of Note」には“隠しシナジー”というものがあり,特定のジャンルに属するソングストーンを揃えたり,“光”と“音波”という近しい属性のものを組み合わせたり,さらには近しい属性のキャラクターに装備させたりすることにより,隠しパッシブ能力である「アンサンブル」(合奏)が発動する。
 スキルを発動した際,装備しているソングストーンの組み合わせによって,ゲーム画面と音楽がリアルタイムで「リミックス」される演出は見どころになるはずだ。

 「People of Note」には,このソングストーンのアタッチメントとして「リミックスストーン」というものがある。こちらはソングストーンを編曲するように性質(音色)を変化させ,「範囲拡散」によって特定のアビリティを範囲攻撃に変えたり,無属性の攻撃スキルに「エレキ」(電撃)や「チル」(氷結)などの属性を付加したりできる。

 通常,ソングストーンは特定のジャンル(ポップスやロックなど)に固定されているが,この希少なストーンを装着すると,そのスキルが「現在流れているBGMのジャンル」に合わせて,性能を変化させるようになるらしい。これによって,古いスキルをどの状況でも腐らない万能なものへと変化させることが可能だという。

 さらに,リミックスストーンは,バトルに参加するバンドメンバー全員が一丸となって繰り出す最強コンボ技「マッシュアップ」も発動させる効果もある。こちらは参加するメンバーのテーマ曲が “マッシュアップ”(合成)され,その連携によって強力な攻撃を行うというものだ。
 細かな連携を続けていくことでマッシュアップ・ゲージにエネルギーが蓄積され,それぞれのメンバーが一定以上のBPをためた瞬間,つまり,それぞれの息がぴったり合う瞬間を狙うのである。

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 ケイデンスとフレットの場合は,ポップスとロックがマッシュアップされる。それまで流れていたBGMがリアルタイムでマッシュアップし,双方の余韻を残しながらもリミックス曲へと切り替わっていく。
 ドラム系のストーンや電子音系のストーンなど,装着するリミックスストーンによって,ビートやシンセサイザー音が強調されたり追加されたりするというような微妙な調整が行われるという。
 この時点でバトルフィールドは,このリミックス曲の支配下に置かれ,ミュージックビデオのような演出に切り替わる,派手なエフェクトも楽しめる。

 「People of Note」で,ソングストーンやリミックスストーンを見つけ出す旅路は,ケイデンスがノートの各地をめぐるなかで,この世界で失われつつある音楽の歴史を紐解いていく旅路でもある。
 今回のデモでも少し見えづらい場所にストーンが入った宝箱を見つけることができたが,ダンジョンの奥深くや,ぱっと見では行き止まりになっているような場所に配置されているなど,探索していく面白さもある。
 また,出会うキャラクターやバンドメンバーとの会話で彼らの悩みを聞き,彼らの人生の「テーマ曲」を完成するお手伝いをするようなクエストや,特定のNPCとのリズムゲーム形式のジャムセッションを行い,一定のスコアを記録することで報酬として得られるといったこともある。
 さらに,各地域で待ち受ける強力なボスキャラクターを倒すと,「魂の旋律」という音楽的な力を取り込んだ,彼らのジャンルや感情に基づく強力なストーンを入手できるなど,異なるパターンのクエストを楽しめるはずだ。


1人のキャラを声優と歌手が担当する「ダブル・キャスト」


 この「People of Note」で,ウィシュノフ氏がもっともこだわっているのが「ダブル・キャスト」だ。
 本作には,キャラクターたちが歌う,どこかディズニー映画のような演出がカットシーンという形で盛り込まれており,それが「RPGミュージカル」と銘打たれる所以にもなっている。しかも,1人のキャラクターに対して,「演技パート(セリフ)を担当する声優」と「歌唱パート(ボーカル)を担当するプロの歌手」をあてるという手法で,物語の没入感を損なうことなく音楽のクオリティを高めている。
 オーディションの段階で,声優と歌手の声の質やトーンが近い組み合わせが選ばれているだけでなく,セリフから歌へと移る際には,キャラクターの息遣いを同期させることによって,まるで1人の人間が自然に歌い出したかのような滑らかなトランジションを実現させている。


 ここまで読んでお分かりだろうが,「People of Note」のゲームシステムやアビリティなどが,いちいち音楽用語になっているのが面白い。ノートという世界やその地名,キャラクターの名称なども統一感があって,「音楽がすべての中心」の世界観によくマッチしている。
 洋楽ファンならクスっとくるような,名曲やバンド名をモジったようなジョークもいくつかあり,音楽に詳しいという人なら快く楽しめるはずだし,日本語翻訳のクオリティも非常に高い。
 価格は24.99ドルであることがメディア向けに公表されており,予約時には10%オフのセールが行われるとのこと。Nintendo Switch 2向けの発売も決定し,PC版はSteamストアページのほか,Epic Gamesストアでもリリースされる予定だ。

 プレイアブルデモのなかで,フレットは言う。

 「いいか,アートってのは真空管の中には存在しない。アートは世界を揺さぶり,世界はアートを揺さぶるんだ」

 このデモだけでも,ロックが辿ってきた歴史に触れ,音楽はジャンルの垣根を越えて愛されるものであることを教えられる。もし,ゲームを通して音楽の世界にどっぷり浸かってみたいというゲーム好きがいれば,本日にリリースされる予定のデモをプレイし,ウィッシュリストに追加しておこう。

ケイデンスの声優としてヘザー・ゴンザレスさん,そして歌唱パートにはLEXXEさんがプロジェクトに参加するなど,ディズニー映画風のダブル・キャストも本作の大きな特徴だ。「Ghost of Yōtei」のアツ役で脚光を浴びたエリカ・イシイさんも,ターンテーブルマスターのシンシア役で出演している(関連ページ
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