初代PlayStationの交換用ボディ，Muramasa Entertainmentで予約受付中

　レトロゲーム機の交換用部品などを販売する北米のMuramasa Entertainmentが，初代PlayStation向け交換用筐体の予約受付を行っている。色はブラック（Opaque Black）で価格は95ドルだが，2022年7月29日までの予約受付期間内に申し込むと85ドルで購入可能だ。製品の発送は9月23日が予定されている。

Playstation Replacement Shell – Opaque Black

　発売時期や国によって内部構成などが微妙に異なるPlayStatonだが，Muramasa Entertainmentによれば，1997年に北米でリリースされたモデルSCPH-550Xシリーズと，1998年にリリースされたモデルSCPH-700XおよびSCPH-750Xシリーズでテストを行い，確認を取ったとのこと。ほかのモデルとの互換性は未確認だが，使用できる可能性はあるという。この交換用筐体のためのコントローラポートとメモリポートも考えているが，現段階では計画のみだそうだ。

　ブラックのほかに，半透明（Crystal White）の交換用筐体も予約受付中で，価格は同じく95ドルだが，こちらはすでに予約のディスカウントは終わっており，8月15日の発送開始が予定されている。

Playstation Replacement Shell – Crystal White

　公式サイトのFAQを見ると，発送可能なエリアとして日本も含まれており，日本からの購入も可能だ。製品ナンバーも同じなので，国内販売されたPlayStationでも使用可能だと思われるが，そのへんは自己責任でお願いしたいところ。なお，製品にネジは含まれないので，古い筐体を開けるときに出てきたネジを使うことになる。PSのエンブレムもはめられるが，エンブレムそのものは用意されていない。いずれにしろ，それなりのスキルが必要にはなりそうだ。

　マニア向けで生産数はわずかとのことなので，昔買ったPlayStationが汚れて困っているとか，壊したとか，完全な筐体は大切にとっておきたいが昔のゲームも遊びたいなどという人は，Muramasa Entertainmentの公式サイトをチェックしてみよう。ゴールドのドリームキャスト筐体とか，ちょっとそそられる。

Muramasa Entertainment公式サイト