ニュース
日本のPBM(プレイバイメール)文化のアーカイブ保存を目的としたNPO「日本PBMアーカイブス」が発足
1988年にゲーム会社「遊演体」が,郵便(手紙)を用いて遠隔地のプレイヤー同士がプレイできる「ネットゲーム‘88」というゲームを生み出した。やり取りの手段は郵便だったが,数百人から数千のプレイヤーが1つの仮想世界でプレイできたため,当初は「ネットゲーム」と呼ばれていたという。後に電子ネットワークを使ったゲームが登場し,それらのゲームとは区別されて,PBM(プレイバイメール)と呼称されるようになった。
その後も第2弾となる「蓬莱学園の冒険!」や,ゲーム会社「ホビー・データ」の「クレギオン#1 遥かなるアーケイディア」をはじめ,さまざまなPBMが登場したが,それらの情報はネット上に残っておらず,ゲームの実態が忘れ去られているのが昨今の状況でもあるという。そして,PBMという一時代を記したゲーム資料の散逸を防ぐためのアーカイブを作ろうというのが,日本PBMアーカイブスの目的とのことだ。
まずは「蓬莱学園の冒険!」と「クレギオン#1 遥かなるアーケイディア」のアーカイブが予定されているようだ。ほかにもクラウドファンディングなどを行いながら,コンテンツの拡充を目指すとしている。
「日本PBMアーカイブス」公式サイト
- この記事のURL: