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乙女業界盛り上げプロジェクト第2弾「地球上に女は何人? 日本製ゲーム、海外シフトのカンどころ」聴講レポート。海外展開のポイントとは

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 2019年10月10日,乙女業界盛り上げプロジェクト(事務局:ひつじぐも)は,女性向けゲームの海外展開に興味を持つ業界関係者に向け,ノウハウやIPの共有を目的としたセミナーイベント「地球上に女は何人? 日本製ゲーム、海外シフトのカンどころ」を開催した。セミナーには,ディースリー・パブリッシャーとNTTソルマーレの両社が登壇したが,一部の内容が非公開のため,本稿ではNTTソルマーレの講演を中心にレポートしよう。

 第2回となる今回は,プロジェクトを主催するひつじぐもの紹介からスタートした。同社はレーベル事業とゲーム制作事業を行っており,レーベル事業のコンテンツの1つである和風ミステリー音声作品「逝き神様の生贄婚」のプロモーションで,企画内容を元に漫画化したボイスコミックの動画を作成したところ,Twitterで高いインプレッションを記録したとのことだ。また,ゲーム制作事業の実績として,ディースリー・パブリッシャーの「男遊郭」などが紹介された。

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世界の乙女にときめきを

■登壇者 NTTソルマーレ 中島舞夕氏/栁澤頻昵氏

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 「世界の乙女にときめきを」をキャッチフレーズに掲げ,北米を中心に展開中の乙女ゲームブランド「Shall we date?」。その配信元であるNTTソルマーレの中島氏と栁澤氏がステージに登壇した。同社は国内向けにはゲームを配信しておらず,海外向けタイトルをゼロから制作しているそうだ。事業はゲームのほか,コミックシーモアを中心とした電子書籍事業も手掛けている。

 「Shall we date?」ブランドは,北米を中心とした英語圏166か国以上で配信されており,累計2000万ダウンロードを突破するシリーズだ。US App StoreではRPGカテゴリでランキング1位を獲得した記録や,平均レビュースコアは4.4を記録するなど,多大な人気を誇るという。こうしたタイトルを運営する視点から,具体的な数字を例にさまざまな解説がなされた。

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 グローバルにゲーム市場全体を見ると,2019年時点でその市場規模は15兆円になるという。中でもスマートフォン向け市場は,ハイエンドなゲームが遊びやすくなっている流れから今後も堅実に伸びていくと両氏は予測している。グローバル市場におけるアジア系ゲームの人気も高まっており,数年前にはまだまだニッチだった日本のアニメ系イラストのタイトルが1/3ほどランクインしているそうだ。

 そして,女性ゲーマーの半数はスマートフォンでゲームをプレイしている傾向にあり,PCでもゲームをプレイする男性に比べると,女性ユーザーの間ではスマートフォン向けタイトルの人気が高いようだ。加えて,スマートフォンでゲームをインストールした女性ユーザーの課金率は78%という非常に高い数値が出ており,インストールさえしてもらえれば課金をしてくれやすいと言えるとのこと。

 続いて中島氏は,女性向けゲームをグローバルに展開する3つのポイントとして「ローカライズ」「ユーザーとのコミュニケーション」「プロモーション」を挙げた。
 「ローカライズ」においては,配信国に合ったクオリティの高い言語にすることも重要だが,言語だけではなく,色や画面の見せ方から与えるイメージも外せないポイントだという。たとえば,緑色は日本の乙女ゲームでは穏やかなイメージの色で優しめのキャラクターに使用されることも多いが,海外では不気味なもの,怖いものに使われることが多い。こうしたイメージの違いを把握することは,海外展開において非常に大切なポイントになってくる。

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 ユーザーとのコミュニケーションという意味では,SNSでの展開も重要だ。日本ではTwitterの利用者が多いが,海外ではFacebookが圧倒的に強い。「Shall we date?」のFacebook公式ページのフォロワーは32万人にもなり,ユーザーのコメントなども非常にアクティブなのだそうだ。したがって,海外展開をするならばFacebookページを持つことも大事だという。プロモーションについては,同社でイラストを使った動画の施策を挙げ,アニメ系のイラストの人気の高さについても言及していた。

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 セミナーのレポートは以上となる。NTTソルマーレの中島氏の言葉にあったが,女性向けゲームで海外進出するメーカーはまだまだ少ないが,世界中に日本のコンテンツを待っているファンがいる。そんなファンに向け,素晴らしい作品がこれからももっと広がっていくことを願うばかりだ。

「地球上に女は何人? 日本製ゲーム、海外シフトのカンどころ」

「NTTソルマーレ」公式サイト

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