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幻のスーパーファミコン用CD-ROM「PlayStation」の開発初期版が発掘される。アタッチメント式のCD-ROMドライブで,現存する唯一のユニット
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PlayStationというとソニーが1994年に発売したいわゆる初代「PlayStation」を思い浮かべる人が多いと思う。しかし,もともとは1991年にコンシューマー・エレクトロニクス・ショーで発表された,スーパーファミコン用CD-ROMドライブに付けられた名前であった。
この「Nintendo PlayStation」は発売されることなく,プロジェクトは幻に終わっている。CD-ROM内蔵型スーパーファミコンのプロトタイプが2020年に出品され,36万ドル(当時のレートで約3800万円)で落札されたのは有名な話だ。画像資料をベースに原寸大の3Dプリンタ用のファイルも作られ,見た目も広く知られるようになった(関連記事)。
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| CD-ROM内蔵型スーパーファミコン「Nintendo PlayStation」の現物。200台作られた試作品の1台が36万ドルで落札され,その外見が広く知られるようになった |
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| こちらは3Dプリンタ用のファイルとして再現された「Nintendo PlayStation」 |
今回アメリカテキサス州フリスコにあるNational Videogame Museumが入手したのは「Sony MSF-1」と呼ばれるもので,Nintendo PlayStationの開発初期段階で使われていた,CD-ROMドライブアタッチメントであるという。つまり,世に知られる内蔵型のNintendo PlayStationとなる前の段階のものであり,極めて貴重なものといえるだろう。
筐体前面にはCD-ROMの挿入口と思われるスリットがあり,上面にはボタンも並んでいるが,いかにも試作機といった武骨なものである。内部がどうなっているのか,通電すると作動するのかなど謎が多い。
この歴史的資料がゲーム保存をミッションとする団体に確保されたのは幸運であり,今後の研究発表に期待がかかる。
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