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印刷2026/02/11 17:00

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CPT2025「ワールドウォリアー日本地域決勝」をきんちょ選手が制する。カプコンカップに挑むきんちょ選手とひぐち選手に意気込みを聞いた

 2026年2月8日,東京・esports Style UENOにて,カプコンプロツアーの日本大会の決勝トーナメント「CAPCOM Pro Tour 2025 World Warrior JAPAN Regional Finals」が実施された。本稿では大会の結果と,カプコンカップ12に挑むきんちょ選手とひぐち選手へのインタビューをお届けする。

画像ギャラリー No.007のサムネイル画像 / CPT2025「ワールドウォリアー日本地域決勝」をきんちょ選手が制する。カプコンカップに挑むきんちょ選手とひぐち選手に意気込みを聞いた

 「CAPCOM Pro Tour 2025 World Warrior JAPAN」は,カプコンが主催する「ストリートファイター6」(以下,スト6)の世界大会「カプコンカップ12」への出場権をかけた,日本地域における大会イベントだ。2025年9月から2026年1月にかけて,全5回の予選がオンラインで実施された。

 当日実施された決勝トーナメントには,オンライン予選での上位成績者8人(2位〜9位のプレイヤー)が参加。カプコンカップ12最後の出場枠を争って戦いが繰り広げられた。

●ワールドウォリアー日本地域決勝 出場選手
※敬称略,()内は大会で使用したキャラクター

IZBSG|鶏めし(ダルシム)
広島TEAM iXA|taketake-piano(JP)
CR|どぐら(エレナ,ベガ)
SCARZ|きんちょ(テリー)
SBI|ひびき(リリー)
IBSG|ヤナイ(ベガ)
NTPOJA|Seiya(春麗)
DFM/PWS|GO1(春麗)


出場選手。左から鶏めし選手,taketake-piano選手,どぐら選手,きんちょ選手,ひびき選手,ヤナイ選手,Seiya選手,GO1選手
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「CAPCOM Pro Tour 2025 ワールドウォリアー」日本大会 地域決勝大会 ゲスト:ももち
https://www.youtube.com/live/kCxKVd207oI?si=64Zdp5yJK3X4e3s2

 トーナメントは,ポイント上位の4選手がウィナーズ,下位4選手がルーザーズトーナメントに配されるダブルエリミネーション(3試合先取)で実施された。

 結果,グランドファイナルに進出したのは,ダルシムのキャラクター性能を最大限に生かして,きんちょ選手とtaketake-piano選手を封殺して勝ち進んだ鶏めし選手と,鶏めし選手に敗れてからルーザーズトーナメントを勝ち進んだきんちょ選手の2人となった。

トーナメント表
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 奇しくもこの日最初の試合と同じ組み合わせになったグランドファイナル。序盤を鶏めし選手が優位に進めるも,2試合目の勝ち確状況で痛恨のコンボミスをしてしまい,きんちょ選手に流れが傾くことに。

 ここから勢いに乗ったきんちょ選手は,3連勝でリセットをすることに成功。さらにリセット後もその勢いは止まらず,鶏めし選手の取る防御行動をことごとく潰すプレイ内容で再び3連勝を決め,カプコンカップ12への出場権を獲得した。

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大会終了後の表彰式では,オンライン予選1位でカプコンカップ12出場を決めたZETA DIVISION|ひぐち選手も登壇。きんちょ選手とともにインタビューに参加してくれた
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CAPCOM Pro Tour 2025 World Warrior 日本地域代表,ひぐち選手,きんちょ選手インタビュー


ひぐち選手(写真左),きんちょ選手(写真右)
画像ギャラリー No.005のサムネイル画像 / CPT2025「ワールドウォリアー日本地域決勝」をきんちょ選手が制する。カプコンカップに挑むきんちょ選手とひぐち選手に意気込みを聞いた

――カプコンカップ12出場おめでとうございます。プロツアーは5回のオンライン大会に今日の地域決勝大会と長丁場の戦いでしたが,おふたりが活躍できた要因はどこにあったと思いますか。

ひぐち選手:
 ありがとうございます。プロツアーは1回優勝して出場権が決まる大会ではないので,けっこうまったりと言いますか,丁寧にプレイしつつ,上位入賞できたらいいなくらいの気持ちで臨んでいました。

 ぼくの場合は4回目の時点で累計ポイントが上位10名にも入っていなかったので,プロツアーのトータルで1位抜けを狙うという強い気持ちはなかったんです。誰が抜けるかもわからない感じだったので,よくも悪くもリラックスしながら対戦できていました。

きんちょ選手:
 ぼくはオンライン大会では優勝できなかったんですよ。17位が3回,3位と2位を1回ずつって成績で,あと1歩が届きませんでした。

 ただコンスタントにポイントを取れていることが自信になっていて,今日の決勝大会も自分を信じて戦えればいけるんじゃないかとは思っていました。初戦はめちゃくちゃ動きが固かったんですけどね(笑)。

 ルーザーズに回ってからは気持ちを切り替えてプレイできていたんですが,優勝までいけるかはちょっと自信はありませんでした。それでも久しぶりに大きい大会で優勝できたので,めちゃくちゃうれしいです。

――今日のトーナメントでキーになった試合はどこでしたか。

きんちょ選手:
 全部の試合が重要ではあったんですが,ルーザーズファイナルでtaketake-piano選手に勝ったときですかね。ルーザーズに落ちたときは,ここからは苦しいかも……って思ってしまったんですけど,これは優勝もあるなと。

 グランドファイナルは,鶏めし選手に負けた試合で反省点がいろいろ見えていたので,それらを考えながら戦えたのがよかったと思っています。

――Seiya選手にGO1選手と,異なる春麗使いとの連戦もなかなか厳しかったと思うのですが。

きんちょ選手:
 そうですね。とくにルーザーズに落ちた直後のSeiya選手戦はヒリつきました。ただ,Seiya選手,GO1選手とはけっこう大会であたっていて,それなりに勝ち負けできていたので不安はなかったです。

 同じ春麗使いでもタイプがまったく違うので,ギャップを感じる部分もあったのですが,1ラウンド目でその感覚も修正もできたので,思いどおりに戦えました。

――優勝が決まった直後に,「決勝はゾーンに入っていた」とおっしゃっていましたが,どのあたりからその感覚はありましたか。

きんちょ選手:
 振り返るとGO1選手との試合から「相手の動きがいつもより見えるな」という感覚がありました。自分の選択肢が通るという感覚があって,トーナメントが進むにつれて,その感覚がさらに研ぎ澄まされていった感じです。ルーザーズに落ちてから,勝ちたいというより,楽しもうと思えたのがよかったのかもしれません。

――試合を見ていると,全体的に様子見を混ぜて,相手の行動を把握して優位に戦っていたように思えました。どういった考えで試合を進めていましたか。

きんちょ選手:
 相手の防御の偏りや傾向を見て,どう攻めようかと考えていました。グランドファイナルでの鶏めし選手との試合は,とくにその作戦がハマりましたね。テリー自体が相手を崩しやすいキャラクターではあるので,本命のラッシュ中段,対になるラッシュ小足を意識させることで,うまくダメージを取っていけたと思います。

――プロツアー全体を振り返っての感想を聞かせてください。

ひぐち選手:
 プロツアーは,「ストリートファイター5」の頃から地域決勝までは進出できるも,そこから上がなかなか遠くて,今回でその殻を破れたという感覚があります。

 あとは,スト6には強い人がたくさんいるのですが,強いけどそこまで知られていない人たちが活躍できるチャンスになっていることが素晴らしいなと思っています。

きんちょ選手:
 ぼくは2025年の1月から専業プロとしてがんばろうって決めて,プロツアーにも覚悟を決めて臨みました。ひと言でいえば腕試しの場としてすごくいい大会だと思っています。

 ひぐち選手がおっしゃったように,名もなき猛者を知れるきっかけにもなりますし,その中で自分はどこまで戦えるんだろうって試せるのが素晴らしいです。大会も5回あったので,実力の平均値が図れますし。誰でも気軽に参加できるオンライン大会なのもいいですね。

ひぐち選手:
 多くの方が参加するトーナメントで,誰とあたるかもわからないので,まんべんなく対策している総合力を試す場でもあると思っています。ストリートファイターリーグとは,また違った能力が試されますね。

――カプコンカップ12まではどのように過ごす予定ですか。

ひぐち選手:
 大会の組み合わせが決まる抽選会までは,まんべんなくいつもどおりの練習をしつつ,組み合わせが決まったあとは,オフラインで重点的に練習しようと思っています。もちろん,優勝候補選手のキャラ対や人対策も同時に詰めていきます。

きんちょ選手:
 やりすぎもよくないとは思うので,適度に休憩を取りつつ,組み合わせが決まったら1か月間,対戦相手への対策を進めていけたらと思っています。

――本日はありがとうございました。最後にカプコンカップ12に向けて,意気込みを聞かせてください。

ひぐち選手:
 一番大きな大会なので,ここで勝てるかどうかが自分のキャリアに大きく関わってくると思っています。ただ,1回中止になって出られなかったこともあったので,勝ちたいのは当然なんですが,ひとまずは無事に当日を迎えられることを願っています。大会当日を迎えられたら,あとは自分の力を出すだけなので。

きんちょ選手:
 カプコンカップは,プレイヤー全員が出場したい大会だと思うんですよ。そこに出られることがすごいことというのはわかっているんですけど,まだ自分が出られる実感がなくて……。さっきから落ち着いているのも,うまく感情が出せていないんですよね(笑)。

 もちろん優勝を目指して出場するんですけど,勝ちたい気持ちが先行すると動きが固くなってしまうので,まずは両国国技館で試合をするということを全力で楽しみたいと思います。

――あらためておめでとうございます。本選での活躍も期待しております。

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