2019年8月29日,東京・ニューピア竹芝ノースタワーにて,セガ・インタラクティブのアーケード関連商品の展示会
「SEGA PRIVATE SHOW 2019 SUMMER」が行われた。本稿では会場に出展されていたビデオゲームについて紹介する。
オペレーターやメディア向けに,セガ・インタラクティブがアーケードにまつわる商品を展示する,SEGA PRIVATE SHOW。今回は2019年の秋から来年にかけて稼働&出荷が予定されているアーケードゲームの筐体や,プライズ(東京2020オリンピックのマスコット,ミライトワ&ソメイティのプライズが中心)が出展されていた。
ビデオゲームやプライズ以外ではメダルゲーム「レッ釣りGO!」や,「スターホース3」のシートカバーなどが展示されていた
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会場でプレイが可能だったビデオゲームは,「
マリオ&ソニック AT 東京オリンピック アーケードゲーム」と「
トランスフォーマー・シャドウズライジング」の2本。前者については先日行なわれたロケテスト版と内容,遊べる種目等が同じだったので,
こちらを参考にしていただき,今回は「トランスフォーマー・シャドウズライジング」について触れていきたい。
「マリオ&ソニック AT 東京オリンピック アーケードゲーム」はプレイ可能な筐体のほか,ロケテスト時に出た世界記録(ハイスコア)も発表。また,業者向けの商品説明動画では,本作で遊べる12競技の中に,2Dのドット絵で描かれたソニックやマリオが陸上競技を行う種目が収録されていることが明かされた
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「トランスフォーマー・シャドウズライジング」は,2014年に稼働を開始したガンシューティング,
「トランスフォーマー・ヒューマンアライアンス」の続編にあたる作品だ。映画「トランスフォーマー」の世界を下敷きにした世界で,プレイヤーはオプティマス・プライムら善のオートボットたちと協力しつつステージクリアを目指していく。
前作はバンブルビーを意識したデザインの筐体だったが,今回はオプティマス・プライムをイメージしたシアター型の筐体に一新
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シアター筐体の内部には,55インチのモニターと,重量感のあるガトリングガンのようなガンデバイスが備え付けられている
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弾数無制限でオーバーヒートも起こらない使い勝手のいいノーマルショットを撃ちまくりつつ,道中で手に入る特殊な武器も活用して敵を破壊していく……というゲームの基本的な概要は前作とほぼ同じ。
ただし,本作の筐体には中央に
レバーが備え付けられており,上に倒すと画面全体を攻撃するシューティングゲームのボムのような攻撃を放て,下に倒すと一定時間無敵状態になれる電磁バリアが展開する。発動には敵を倒すと時折手に入るキューブのようなアイテムが必要なため乱用はできないが,難所を切り抜ける手段としては非常に有用。自身の攻撃手段は充実しているが,対する敵の攻撃も激しいゲームなので,ボム&バリアをどこで使うかの判断が,ステージ攻略の肝になりそうだ。
今回から追加されたシステムである衝撃波によるボム攻撃や電磁バリア。中央に設置されているレバーを上下に倒すことで発動できる
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本作のステージは全部で4つ。最終ステージ以外をどういう順番でプレイしていくかは自分で選択できる。ちなみにステージを選んだ順番で難度が変わることはないとのこと
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つねに弾丸を撃ち続けられるガトリングガンのような攻撃がノーマルショットなため,本作のプレイヤーキャラクターのポテンシャルはかなり高め。しかしそのぶん一度に出現する敵も多めなので,危ないと思ったらすぐにボムやシールドを使っていきたい
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ボスクラスの敵との戦闘時には,映画版「トランスフォーマー」でもよく見る,スローモーションがかかる演出が挿入される
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