2023年4月26日から28日にかけて,岐阜県・笠松競馬場にて,
「ウマ娘」コラボイベントが開催された。このイベントは,
「ウマ娘 プリティーダービー」(
iOS /
Android /
PC)にも登場する
“オグリキャップ”がデビューした地として知られる笠松競馬場と,オグリキャップが主役のマンガ「ウマ娘 シンデレラグレイ」を連載する集英社,ウマ娘を運営するCygamesによって開催されたもの。昨年に実施された第1回コラボイベントと同様に,笠松競馬場で30年以上開催されているレース,「オグリキャップ記念」が行われる4月下旬のタイミングで開催された。
笠松競馬場の正門
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コラボ期間中の4月26日から28日までの3日間にわたって展示された等身大ポップ
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笠松競馬場に常設されているオグリキャップの銅像と,ウマ娘のスーパークリーク,イナリワンが並ぶ変則的な平成(「ウマ娘」内では永世)三強
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シンデレラグレイの作者,久住太陽先生提供の色紙
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実在馬のオグリキャップのパネル,グッズショップ,絵馬の展示コーナーなども
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コラボの最終日となった4月28日は,来場記念のクリアうちわ,売店購入者へのポストカードなどが配布されることもあって,多くのウマ娘ファンが笠松競馬場に遊びにきていた。とくに全11種類用意されたポストカードは需要が高かったようで,どの売店も午後を待たずして配布が終了していた。
ポストカードの配布が終了しても,終始盛況だった競馬場内の売店
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オグリキャップが子供のころになりたかった夢としておなじみの「どて煮」。笠松競馬場では串に刺した状態で提供されるのが基本の形だ
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どて煮と白米がセットになった「どて飯」。どて飯の右に映っているのは,豚のホルモンを焼いた「トンチャン串」
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閉場直前まで長蛇の列が途切れなかったポップアップストア
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さらに現地では,ウマ娘との連携事業記念レースとして,第10Rに
「第1回 ウマ娘ベルノライト賞」が,第12Rに
「第2回 ウマ娘シンデレラグレイ賞」が開催された。前者のベルノライト賞は栗毛馬限定,後者のシンデレラグレイ賞は芦家・白毛馬限定という面白い条件のもとレースが行われ,ウマ娘ファンだけでなく,地元の競馬ファンの注目も集めていた。
第1回 ウマ娘ベルノライト賞の出走馬と結果
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第2回 ウマ娘シンデレラグレイ賞の出走馬と結果
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当日予定されていた全12レースが終わると,コース場に設置されたステージにオグリキャップ役の
高柳知葉さん,イナリワン役の
井上遥乃さんが登場。スペシャルトークショーが行われた。
トークは今回のイベントで初めて訪れた笠松町,笠松競馬場の感想からスタートした。シンデレラグレイで活躍するウマを演じているふたりは,マンガで出てきた風景がそのまま出てくるところに感動を覚えたようで,井上さんは笠松競馬場の正門前,高柳さんは名古屋駅側から電車で笠松に入ると見られる木曽川の河川敷がとくに印象に残ったという。
また,ふたりともイベント前からタマモクロスが作中で食べていた「きしめんは絶対食べる!」と決めていたそうで,競馬場での昼食はきしめんをオーダー。「予想以上のクオリティ。出汁もおいしかった」(高柳さん),「麺がつるつるでもちもち」(井上さん)と,見事な食レポも披露した。
高柳知葉さん(写真左),井上遥乃さん(写真右)
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笠松の風景や食の話が終わると,話題はこの日ふたりが本馬場入場時の出走馬紹介を担当したウマ娘との連携事業記念レースの感想に移った。
シンデレラグレイ賞の出走馬紹介を担当した高柳さんは,「去年の第1回は来られなかったので,今回生で見られて感慨深い。芦毛と白毛馬だけのレースはとても新鮮で素敵でした」と述べ,井上さんも「お馬さんをとても近い距離で見られることにとても感動しました」と続けた。
ただ,本馬場入場はおろか「今日が人生初のトークショー出演」だった井上さんはかなり緊張していたようで,自身が担当したベルノライト賞の出走馬紹介の時に「栗毛馬」を噛まずに言えなかったことが心残りだったという。「来年は(イナリワンにちなんだ)鹿毛馬限定レースを開いてもらって,また出走馬紹介をやらせてほしい」と意気込みを語っていた。
イベントでは実際の競馬に関するエピソードも展開。「平成三強(オグリキャップ,イナリワン,スーパークリーク)」のキャリアや,5回にわたるオグリキャップとイナリワンの直接対決の結果などが紹介された。また,笠松競馬場で長年実況を務めている
長谷川 満さんがイベントの司会だったこともあり,笠松競馬場で行われたオグリキャップ引退式の様子や,引退式の翌年から開催されるようになったレース,オグリキャップ記念などにも話題が広がった。
リアル競馬トークの盛り上がりがひと段落すると,早くもイベント終了の時間に。最後に高柳さんは「ようやく笠松に来られてよかったという気持ちが大きい。ここでオグリが育ったんだなという空気を感じて,今後も彼女を演じていきたい」とコメント。井上さんは「みなさんの暖かい拍手で人生初のトークショー楽しく終えられました。本馬場入場のアナウンスなど貴重な経験もさせてもらえ,とてもうれしかったです」と感想を述べたのち,長谷川さんと来場客にトークショー序盤で振られていた「栗毛馬」を噛まずに言うチャレンジに挑戦。見事リベンジに成功し,イベントを締めくくった。
(C) 久住太陽・杉浦理史&Pita・伊藤隼之介/集英社
(C) Cygames, Inc.