バンダイナムコエンターテインメントは本日,同社が2016年に発売を予定している
「テイルズ オブ ベルセリア」(
PS4/
PS3)の物語のテーマや舞台設定,プロローグなどを公開した。
本作では,
「感情と理」をテーマに,シリーズ初となる単独女性主人公「ベルベット・クラウ」を中心とした物語が描かれる。
戦闘システムも,従来のリニアモーションバトルシステムの良い部分を取り入れつつ,フリーランベースのキャラクター操作やカメラ操作の追加などにより,さらに進化しているようだ。
【物語のテーマ】
「感情と理」
強い感情を宿し、前へと突き進むベルベットと、
感情を捨て、理(ことわり)を貫くことで世界に秩序をもたらさんとする者達との
対立と、誰もが抱く感情と理性の葛藤を描いていきます。
【物語の舞台】
ウェイストランドという世界――その中央に広がる大地がある。
遥か先の未来にて、グリンウッドと呼ばれる大陸である。
物語の舞台は、海を越えてこの広大な大陸を統治する大国『ミッドガンド聖導王国』。
いくつかの大地と、無数の諸島からなり、それらは「領」と呼ばれる管轄区としてまとめられている。
同じ王国内でも、北方と南方では寒暖差が激しく、土地による気候差も大きい。
気候差は、文化体系にも影響しており、建物の様式や、人々の暮らしも領によって様々である。
近年は世界的に寒冷化が進んでおり、特に北方地域は積雪に埋まりつつある。
ミッドガンド聖導王国では造船と航海の技術が発展しており、各地の交易も盛んに行われている。
海洋部は、海流や気象の変動が激しいため、交易船は特定の航路を使用するが、それらを狙う海賊も出没する。
【プロローグ】
これは伝承の始まり。
そして、遥か先の未来では忘れ去られた真実の物語――
▼3年前
業魔病と呼ばれる人を魔物へ変える奇病により、世界は混乱の時代を迎えていた。
ミッドガンド聖導王国の辺境の村に暮らすベルベットは、厳しい状況の中でも家族と助けあい、あたたかな日々を送っていた。
しかし、緋色の月が昇る夜、彼女を取り巻くすべてのものが一変。
信頼していた人に裏切られ、愛する肉親を奪われただけでなく、謎の力に飲み込まれた彼女の左手は、魔物を喰らう力を持つ魔の手へと変貌を遂げた――
▼現在
時は流れ、3年後。
救世主の登場によって、秩序ある世界を取り戻しつつある王国を一人の女性が駆け抜ける――
彼女の名はベルベット・クラウ。その瞳には、彼女からすべてを奪った救世主への激情を宿していた――
【用語】
■業魔病
人間が魔物に変貌する病気のこと。
病に冒された人の多くは狂暴化し、人を襲うようになるが、中には、理性を保ったままでいられる人間もいる。
■業魔
人間が魔物に変貌した姿のこと。動物が業魔病に感染する事例も確認されている。
■聖隷
自然の力を利用した術を扱う種族。自我を持たず、人間に使い魔のように使役されている。
■緋の夜
緋色の月が昇る夜のこと。業魔病と何らかの関係があると言われているが……
【“物語”を語る上で、鍵となるもの】
「羅針盤」、「櫛」、「リンゴ」は、本作の物語・キャラクターに深く関わってきます。
ベルベット・クラウ
Velvet Crowe
「あたしはあきらめない。何度だって、あいつらに喰らいついてやる」
キャラクターデザイン:いのまたむつみ
|
性別:女性
年齢:19歳
身長:170cm
武器:刺突刃
戦闘タイプ:刺突剣士
種族:業魔?
CV:佐藤 利奈
かつては、飾り気のないとても気さくな性格で、豊かな感性と家族への愛情をもつ少女だったが、
3年前に起きたある事件をきっかけに一変。
笑顔を浮かべることはほとんど無くなり、代わりに、怒りと憎しみという、冷たい感情を宿すようになる。
本来の優しさを抑え込み、図らずも冷たい激情を燃やすこととなった彼女は、やがて世界を大きく揺るがす存在となっていく――
包帯で覆われた左手は、事件の日に彼女を飲み込んだ謎の力によって、人外のものへと変貌している。
この左手は、業魔同様、人間離れした力を発揮するが、どうやら通常の業魔とは異なる能力を持つようだ。
ライフィセット
Laphicet
「だって、一人で苦しむのは辛いでしょ?」
キャラクターデザイン:岩本稔
|
性別:男性
年齢:10歳
身長:142cm
武器:紙葉
戦闘タイプ:聖隷術士
種族:聖隷
CV:浅倉 杏美
生まれて以来、名前も与えられないまま術を使用する道具として使われてきた少年。
主の命令に従う以外の生き方を知らず、無感情で自分の意見を持つこともなかった。
最初は意思を持たない振る舞いでベルベットをイラだたせるが、旅を経ていろいろなことを学び、心と意志を成長させていく。
その存在は次第に、激情を宿して進み続けるベルベットの支えとなっていく――
ロケーション
雪が降り積もる街や常夏の島、紅葉、夕日など、これまでのシリーズに比べ、シチュエーションの多様性が増し、世界観に広がりを持たせ、冒険をするワクワク感を高められるような工夫をしています。
『ミッドガンド聖導王国』の領内にある、とある街 |
『ミッドガンド聖導王国』の領内にある砂浜 |
通常の帆船とは違う特別な帆船 |
『ミッドガンド聖導王国』の領内にある、とある地方の森 |
【戦闘概要】
リニアモーションバトルシステムが新たな進化を遂げる――
従来のリニアモーションバトルシステム(LMBS)の良さはそのまま継承し、新たに以下の要素を取り入れることで、LMBSがさらに進化しました。
Ⅰ. フリーランベースのキャラクター操作
Ⅱ. 自由なカメラ操作が可能に
Ⅲ. 攻撃を4つのボタンに割り振ることで、自由自在・臨機応変な攻撃連携が可能に
フリーランによるキャラクター操作をベースとし、従来の左スティックと○もしくは×ボタンの組み合わせで術技が発動するスタイルから、○×△□の4つのボタンに術技をセットして敵と戦うスタイルになりました。
これにより、左スティックは移動操作に集中することができ、攻撃に関しては、ボタンにセットした術技の組み合わせることで、従来と同様、直感的に術技を連携させることが可能となっています。
今作から、戦闘中のカメラ操作がプレイヤーの手で、自由に行えるようになりました。
自分のプレイやすいカメラにしたり、カッコいいアングルでプレイすることが可能となり、より自由度の高い「テイルズ オブ」の戦闘が体感できます。
従来のリニアモーションバトルシステムの良さはそのまま継承しており、アクションが苦手な人でも手軽に戦闘を楽しむことができ、アクションが得意な人でも、十分やりごたえのある戦闘プレイを楽しむことができます。
戦闘の爽快感と戦術の幅を広げる新規要素――
そのほかにも、戦闘の爽快感や歯ごたえをより感じさせる新規要素を追加!
今後の情報にご期待ください。
■ベルベット
右手の刺突刃と、足技を駆使して戦う前衛タイプのキャラクターです。
■ライフィセット
回復と攻撃系の聖隷術を使いこなす後衛タイプのキャラクター。
接近戦では、紙葉を使って戦います。