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AMD,サーバー向けで初のBulldozerアーキテクチャ採用CPU「Opteron 6200」&「Opteron 4200」シリーズ発表。最大で16コア仕様
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印刷2011/11/14 14:01

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AMD,サーバー向けで初のBulldozerアーキテクチャ採用CPU「Opteron 6200」&「Opteron 4200」シリーズ発表。最大で16コア仕様

画像集#006のサムネイル/AMD,サーバー向けで初のBulldozerアーキテクチャ採用CPU「Opteron 6200」&「Opteron 4200」シリーズ発表。最大で16コア仕様
 2011年11月14日14:01,AMDは,開発コードネーム「Interlagos」(インテルラゴス)として知られるサーバー向けCPU「Opteron 6200」シリーズと「Opteron 4200」シリーズを発表した。今回発表されたOpteron 6200シリーズとOpteron 4200シリーズは,2011年10月12日に発表された開発コードネーム「Zambezi」(ザンベジ)ことデスクトップ向け「AMD FX」で採用されているBulldozer(ブルドーザ)アーキテクチャを採用した初のサーバー向けCPUだ。

Bulldozerモジュールのブロックダイアグラム
画像集#002のサムネイル/AMD,サーバー向けで初のBulldozerアーキテクチャ採用CPU「Opteron 6200」&「Opteron 4200」シリーズ発表。最大で16コア仕様
 Opteron 6200シリーズは,最大8つのBulldozerモジュールを備えているため,最大16コアCPUという仕様になっている。さらに,最大4ソケットの構成に対応することも特徴だ。それぞれのコアごとに16KBのL1キャッシュと各モジュールごとに64KBのL1キャッシュを備え,1コアあたり1MBのL2キャッシュ,そしてNorth Bridgeを介してCPUと共有される16MBのL3キャッシュが搭載されている。
 CPUに統合されているメモリコントローラは,PC3-12800のメモリモジュールに対応し,最大4チャネル構成が可能とのことだ。
 動作クロックが最も高いモデルは3GHz駆動の「Opteron 6220」。「AMD Turbo CORE Technology」によって全コアが3.3GHz動作を実現し,1コアのみの上昇ならば最大3.6GHzで動作するという。
 CPUとチップセット間の接続にはHyperTransport 3.0が採用されており,帯域幅は最大6.4GT/sを実現する。

 Opteron 4200シリーズは,最大4つのBulldozerモジュールを備え,最大8コアCPUという仕様だ。最大2ソケットの構成にも対応している。それぞれのコアごとに16KBのL1キャッシュと各モジュールごとに64KBのL1キャッシュ,さらに各コアごとに1MBのL2キャッシュを備えている点はOpteron 6200シリーズと同様だが,L3キャッシュは8MBだ。
 メモリコントローラは,2チャネル構成になっており,PC3-12800のメモリモジュールに対応している。
 動作クロックが最も高いモデルは3.3GHz駆動の「Opteron 4238」。「AMD Turbo CORE Technologyにより全コアが最大3.5GHzで駆動し,1コアのみならば3.7GHzを実現するとのこと。
 CPUとチップセット間の接続にHyperTransport 3.0が採用されており,帯域幅が最大6.4GT/sとなる点はOpteron 6200シリーズと同じである。

Opteron 6200シリーズとOpteron 4200シリーズの仕様を示したもの
画像集#003のサムネイル/AMD,サーバー向けで初のBulldozerアーキテクチャ採用CPU「Opteron 6200」&「Opteron 4200」シリーズ発表。最大で16コア仕様

 Opteron 6200シリーズとOpteron 4200シリーズのラインナップは下に掲載したスライドのとおり。Opteron 6200シリーズが10モデル,Opteron 4200シリーズが8モデル用意されている。

Opteron 6200シリーズとOpteron 4200シリーズのラインナップ
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Opteron 6276/2.3GHzの2ソケット構成とXeon 5670/2.93GHzとで比較した場合の結果を示したスライド
画像集#005のサムネイル/AMD,サーバー向けで初のBulldozerアーキテクチャ採用CPU「Opteron 6200」&「Opteron 4200」シリーズ発表。最大で16コア仕様
 なおAMDによれば,8基のBulldozerモジュール備える「Opteron 6276/2.3GHz」の2ソケット構成とIntel製の6コアCPU「Xeon 5670/2.93GHz」とで比較した場合で,Opteron 6276/2.3GHzは,データセンターのパフォーマンスで約84%,仮想化のスケーラビリティにおけるメモリ帯域幅で約73%高い結果になるとのこと。さらにクラウドコンピューティングにおいては,コアあたりの負荷を半分に,機材の設置面積を3分の2に,プラットフォーム構築にかかるコストを3分の2〜3分の1にすることができるという。

日本AMD公式Webサイト

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    Opteron

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