ニュース
任天堂カンファレンス2010の岩田社長講演レポート(ハード編)。ニンテンドー3DSのスペックも掲載
アクアブルー |
コスモブラック |
すでに一部はTwitterの@4GamerLiveとそのまとめ記事でお伝えしているが,ここではあらためて,同社代表取締役社長である岩田 聡氏の講演から,ハードウェア関連のトピックをお伝えしたい。
任天堂カンファレンス2010 Twitter実況まとめ速報
任天堂のニンテンドー3DS特設サイト
3D立体視
まず挙げられたのは,メガネなしに3D立体視を手軽に楽しめるという,裸眼立体視である。そして3D立体視表示の見え方には個人差があることから,本体脇にある「3Dボリューム」で調整ができると説明。また,3DボリュームをOFFにすれば,これまでどおりの平面視で遊ぶことも可能とした。
すれちがい通信
従来,すれちがい通信は,ゲームをプレイ中にすれちがい通信モードにしたうえで,本体をスリープ状態にしておく必要があったが,ニンテンドー3DSでは,本体を閉じてスリープ状態にするだけでOK。また,仕様の詳細には触れられなかったものの,複数のソフトのすれちがい通信を自動的に行えるという。
今まさにプレイしているタイトルでなくても,ニンテンドー3DSならすれちがい通信を行える。もっとはっきり言うと,「ドラクエ」や「ポケモン」といった,販売本数の多いタイトルでなくとも,また「旬な時期」でなくても,すれちがい通信を行えるというわけだ。
なお,すれちがい通信が行われたあとは,「お知らせランプ」が点灯して,「お知らせリスト」で,どのようなすれちがい通信が行われたかを確認できるとのこと。
Miiスタジオ&すれちがいMii広場
また,本体内蔵ソフトとして,すれちがい通信ですれ違ったMiiを集められる「すれちがいMii広場」を発表。こちらはすれ違ったMiiが直近に遊んでいたタイトルや,いつどこで何回くらいすれ違い,最後にすれ違ったときには何のゲームで遊んでいたかなどが確認できるという。
ARゲームズ&[HOME]ボタン
筆者が個人的に気になったのは,ニンテンドー3DSの[HOME]ボタンだ。このボタンを押すとゲームを中断できるようになっているのだが,そのとき,「「ゲームをいったん中断し,Webブラウザで調べ物をして,そのあとまたゲームに戻る」といった使い方ができるのだ。
ダウンロード販売
- 販促と販売の機能を統合
- 軽快なレスポンスの実現
- コンテンツはSDカードに記録
- SDカード2GBを同梱,大容量のものに差し替え可能
- 今までに購入したDSiウェアを引越し可能
なおダウンロード販売では,バーチャルコンソールやDSiウェア,ニンテンドー3DS専用タイトルのほか,クラシックタイトルを3D立体視対応にしたものの販売も視野に入っているそうだ。
いつの間に通信
ここで岩田社長が問題として挙げたのが,接続拠点の拡充である。岩田社長は,現在推進している「nintendo zone」に加え,NTT BP(NTTブロードバンドプラットフォーム)の「Wifine」サービスを,ニンテンドー3DSで使えるようにすると述べている。
任天堂カンファレンス2010 Twitter実況まとめ速報
任天堂のニンテンドー3DS特設サイト
●ニンテンドー3DSの主なスペック
希望小売価格
- 25000円(税込)
- 2011年2月26日
- ニンテンドー3DS本体
- ニンテンドー3DS専用充電台
- ニンテンドー3DS用ACアダプタ
- ニンテンドー3DS専用タッチペン
- SDメモリーカード(容量2GB)
- ARカード(6枚,※カメラで撮影して遊ぶことができる紙のカード)
- かんたんスタートガイド
- 取扱説明書
- 保証書
- 約134(W)×74(D)×21(H)mm(※閉じた状態)
- 約230g
- 3.53インチワイド
- 解像度800×240ドット
- 裸眼立体視機能つき
(※横800ドットを左目用・右目用交互にそれぞれ400ドットずつ割り当てることで立体表現が可能)
- 3.02インチ
- 解像度320×240ドット
- タッチ入力可能
- 内側カメラ1個
- 外側カメラ2個
(※解像度はいずれも640×480ドット(0.3MPixels))
- IEEE 802.11対応
- 2.4GHz帯を利用
- セキュリティ機能としてWPA/WPA2対応
- 無線LANアクセスポイント経由でインターネットに接続可能
- A/B/X/Yボタン,十字ボタン,L/Rボタン,スタート/セレクトボタン
- スライドパッド(360度のアナログ入力可能)
- タッチスクリーン
- 内蔵マイク
- カメラ
- モーションセンサー
- ジャイロセンサー
- 3Dボリューム(3D立体視表示の立体深度をスムーズに変更可能)
- HOMEボタン(HOMEメニューを呼び出す)
- 無線スイッチ(ゲーム中でも無線LAN機能のオフが可能)
- 電源ボタン
- ゲームカードスロット
- SDメモリーカードスロット
- ACアダプタ接続端子
- 充電端子
- ヘッドホン接続端子
- 上画面左右のステレオスピーカー
- 伸縮可能(伸ばした状態で約10cm)
- リチウムイオンバッテリー
- ニンテンドー3DS 専用のゲームカード(※サイズはDSカードと同等。発売時点における最大容量は2GB)
- この記事のURL: