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スクウェア・エニックス,中国 Shanda Gamesとオンラインゲーム分野の提携を合意。「FINAL FANTASY XIV」の独占販売や独立サーバーでの運営も
Shanda Gamesは,中国でも大手のオンラインゲームパブリッシャの一つで,最近では「ハンゲーム」でサービス中の「ドラゴンネスト」の開発元であるEYEDENTITY GAMESを買収していたり(関連記事),ゲームオンとMMORPG「Luvinia Online(仮)」の独占ライセンス契約を締結していたり(関連記事)と,活発な動きを見せている。
今回の提携により,中国本土において「FINAL FANTASY XIV」(PC / PS3)の独占販売をShanda Gamesが行うほか,日本・北米・欧州から独立したサービスの運用が行われる予定だ。
スクウェア・エニックスとしては,「ファイナルファンタジー」シリーズ作品が中国本土へ展開するのはこれが初となる。
この提携に当たり,スクウェア・エニックスの代表取締役社長 和田洋一氏は,「メディア・コンテンツ市場は,グローバル化の一途をたどっています。こうした中,当社は世界を代表する企業を目指しグローバル戦略を加速しています。これまでに中国で多数のオンラインゲーム運営に成功してきた実績を持つシャンダゲームズとの提携は,当社グループの優れた作品を世界中のより多くのお客様にお届けする取り組みの重要な一歩となります」と述べている。
また,Shanda Gamesの董事長兼CEO 譚 群鞘氏は,「我々は,スクウェア・エニックスとパートナーを組むことができ大変興奮しています。両社の強みとシナジーを活かすことで,相互に利益を享受できることを期待しています。我々の社内開発チームは,「ファイナルファンタジーXIV」の中国市場向け対応を支援する一方,当社の強力な販売,マーケティング力,また,当社が保有する大規模なゲーム運営プラットフォームにより,中国国内での幅広いゲームユーザーへのアクセスを提供することが可能です。「ファイナルファンタジー」シリーズは,1987年に第1作を発売して以来,世界中のロイヤリティの高いファンを魅了してきました。当社が中国市場で培った経験と能力を組み合わせることで,中国でも同様に「ファイナルファンタジーXIV」,また将来的なコラボレーションにおいても高く評価されると確信しています」と述べている。
スクウェア・エニックスは,「ファイナルファンタジーXI」(PC/Xbox 360/PlayStation 2)で日本,北米に続き,欧州までサービスを拡大していたが,それに続き,「FINAL FANTASY XIV」で中国市場に本格的な進出を行うことになる。またShanda Gamesは,自社のブランド力をスクウェア・エニックスのタイトルによって,さらに強固なものへとしていくわけだ。
9月22日から先行してサービスが始まる「FINAL FANTASY XIV」が,その第1弾というのはインパクトのある提携と言えるだろう。オンラインゲームプレイヤーは,今後の両社の動向に注目しておこう。
「FAINAL FANTASY XIV」公式サイト
- 関連タイトル:
FINAL FANTASY XIV(旧)
- 関連タイトル:
ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア
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