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「Radeon Software Adrenalin 2020 Edition 20.7.1」が登場。Disintegrationへの対応とバグレポートツールの刷新がポイント
2020年7月最初のリリースとなる本バージョンは,WHQL(Win
ひとつはPrivate DivisionのSF系FPS「Disintegration」のサポートが謳われている点だ。例によって,リリースノートには最適化とは書かれていないので,おそらく動作を確認したという理解でいいだろう。
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そのほかは,いつものように多数の不具合が修正されている。AMDは,ゲーマーに対してOptional版ドライバの導入を推奨しているので,対象のGPUやAPUを使っているのであればAdre
→AMDのドライバダウンロードページ
https://www.amd.com/ja/support
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
https://www.4gamer.net/games/999/G999902/FC20110422001/
いつもどおり,英文のリリースノートから,新機能を含めたポイントをまとめておこう。
### 以下,英文リリースノートまとめ ###
●Adrenalin 2020 20.7.1の対応GPU
- Radeon RX 5000シリーズ
- Radeon VII
- Radeon RX Vegaシリーズ
- Radeon RX 600・500・400シリーズ
- Radeon Pro Duo
- Radeon R9 Furyシリーズ
- Radeon R9 300・200シリーズ
- Radeon R7 300・200シリーズ
- Radeon R5 300・200シリーズ
- Radeon HD 8500以上のRadeon HD 8000シリーズ
- Radeon HD 7700以上のRadeon HD 7000シリーズ
- Radeon RX 5000Mシリーズ
- Radeon R9 M300・M200シリーズ
- Radeon R7 M400・M300・M200シリーズ
- Radeon R5 M300・M200シリーズ
- Radeon HD 8500M以上のRadeon HD 8000Mシリーズ
- Radeon HD 7700M以上のRadeon HD 7000Mシリーズ
●Adrenalin 2020 20.7.1の対応APU
- Ryzen 3000Gシリーズ
- Ryzen 2000Gシリーズ,Athlon 200GEシリーズ
- Ryzen PRO 2000Gシリーズ,Athlon PRO 200GEシリーズ
- A-Series APUs with Radeon Graphics
- Pro A-Series APUs with Radeon Graphics
- Ryzen Mobile Processors with Radeon Vega Graphics,
Athlon Mobile Pro ces sors with Radeon Vega Graphics - Ryzen PRO Mobile Processors with Radeon Vega Graphics,
Athlon PRO Mobile Proces sors with Radeon Vega Graphics - ノートPC向けFX-Series APUs with Radeon Graphics,
A-Series APUs with Radeon Graphics - ノートPC向けA-Series PRO APUs with Radeon Graphics
- Sempron Series APUs with Radeon R3 Graphics
- E2-3000シリーズ以降のE-Series APUs with Radeon R2 Graphics
- A4-5000番台のAMD A4-Series APU for Desktop
- A4-5000番台のAMD A4-Series APU for Laptop
- E2-3000シリーズ以降のE-Series APUs with Radeon R2 Graphics
●Adrenalin 2020 20.7.1が統合するコンポーネント(※比較対象はAdre
- Display Driver Package:20.20.01.08-200706a-356950C
-Rad eon Soft ware Adre nalin 2020 (←20 .10 .17 .01 -200 525a -355 166E -Rad eon Soft ware Adre nalin2020) - Radeon Settings:2020.0706.1229.22473(←2020.0525.1419.25779)
- 2D Driver:8.1.1.1634
- Direct3D:9.14.10.01451(←9.14.10.01443)
- OpenGL:26.20.11000.14736(←26.20.11000.13596)
- OpenCL:記載なし
- Mantle:記載なし
- Mantle API:記載なし
- Audio Driver:10.0.1.16(←10.0.1.12)
- Vulkan Driver:2.0.145(←2.0.137)
- Vulkan API:1.2.139(←1.2.133)
●Adrenalin 2020 20.7.1における最適化
- 記載なし
●Adrenalin 2020 20.7.1における新要素
- 「Disintegration」に対応
- 「Bug Report Tool」を刷新
●Adrenalin 2020 20.7.1で解決した問題
- Radeon RX 5000シリーズで「Instant Replay」を有効化すると,一部のゲームで引っかかるような表示(Hitch)が生じることのあった問題
- Radeon RX VegaシリーズおよびRadeon VIIでゲーム実行中に「Performance Metric Overlay」を開くと,性能が低下することのあった問題
- ストリーミング実行中(※AMD ReLiveで,と思われるが詳細は未公開)にRadeon Softwareのタブを切り替えると,ストリーミングのプレビューではなくエラーメッセージが表示されることのあった問題
- 一部のシステム構成で,カスタム設定したチューニングプロファイルが正しくロードされず適用されないことのあった問題
- 「Counter-Strike: Global Offensive」でディスプレイスケーリングが有効になっていると,表示がディスプレイパネル全体に拡大されないことのあった問題
- Radeon Softwareの「ゲーム」→「互換性」タブで,PCにインストールされているゲームに対応するGPU情報が正しく表示されないことのあった問題
- Radeon Softwareの「ゲーム」→「互換性」タブをクリックすると,エラーが表示されることのあった問題
- 「ゲーム」→「互換性」タブで,「VALORANT」を誤って「League of Legends」と表示することのあった問題
- 一部のAPU搭載システムで,「Microsoft Teams」の画面共有を実行すると,断続的にVIDEO TDRエラーが発生することのあった問題
- 「Saints Row: The Third Remastered」でディスプレイモードを切り替えると,システムがクラッシュすることのあった問題
- 「Radeon Chill」を有効化した状態で「DOTA2」プレイ中に,短時間アイドル状態にするとフレーム落ちが発生することのあった問題
- Windows Store版「Netflix」アプリを使用中にRadeon Overlayを開くと,コンテンツの再生にカクつきが生じることのあった問題
- 「Deus Ex: Mankind Divided」で駅のシーンをロード中に,ゲームがクラッシュしたりハングアップすることのあった問題
- 「GPU-Z」と3Dグラフィックスを使用するアプリを共に使用すると,空冷ファンの速度が「0」と報告されることのあった問題
- 「デスクトップ録画」がオフになっていると,Instant Replayや「Instant GIF」,「Radeon Replay」などのトーストメッセージ(※短冊形の通知)が正しく表示されないことのあった問題
- Radeon Softwareインストール時に,同ソフトがサポートしていないハードウェアにインストールすると,エラーメッセージを表示するようになった(つまりこれまでは表示されなかった)
- 「Ryzen 3 2200U」搭載ノートPCの一部で,Radeon Soft
ware Adre nalin Edit ionをアップグレードすると,ハングアップしたり起動に時間がかかるようになることのあった問題 - Radeon RX 5600搭載システムで「DOOM Eternal」プレイ時に,表示が断続的に崩れることのあった問題
- 「DOOM Eternal」プレイ時にHDRを有効にした状態でRadeon Overlayを開くと,システムがハングアップすることのあった問題
- 「Google Chrome」でVP9形式の動画コンテンツをアクセラレータを使って(※Google Chromeではデフォルトでアクセラレーションが有効)再生すると,DisplayPortで接続しているディスプレイの表示が崩れることのあった問題
- 「FINAL FANTASY XV」を長時間プレイすると,草や水の表示が崩れることのあった問題
- Radeon Softwareのゲームタブで,League of Legendsのプロファイル作成に失敗することのあった問題
- デスクトップの解像度が4K(3840×2160ドット)のときに,ゲームの解像度を1080p(1920×1080ドット)に設定してプレイしている最中にRadeon Overlayを開くと,表示に失敗したり切断されたりすることのあった問題
- DirectMLメディアンフィルタを使用すると,Radeon Softwareのパフォーマンスタブでグラフィックスメモリ容量が正確に確認できなくなったり,使用中とレポートされたりすることのあった問題
- 「Radeon Image Sharpening」を有効にした状態でHDRを有効化すると,画面が白っぽくなることのあった問題
●Adrenalin 2020 20.7.1における既知の問題
- Adrenalin 2020 20.7.1より前のバージョンで保存されたパフォーマンスチューニングプロファイルとの互換性がない
- Radeon RX 5000シリーズグラフィックスでVR HMD「Rift」を接続してVRアプリを起動すると,システムがクラッシュしたりハングアップすることがある
- 一部のゲームやシステム構成で「Enhanced Sync」を有効にすると,画面が黒くなることがある。Enhanced Syncを無効にすれば,この問題を一時的に回避できる
- Radeon RX 5700シリーズでは,Performance Metric Overlayや「Wattman」でアイドル時に実際より高いクロックが表示されることがある。しかし,表示が誤っているだけで,実際の消費電力や性能に影響はない
- HDRを有効化するとデスクトップにちらつきが発生したり,ゲーム中のタスクスイッチ実行で画面が白っぽくなったり白が飽和することがある
- Ryzen 7 3000シリーズおよびRyzen 4000シリーズAPU搭載システムで,「Microsoft Edge」またはGoogle Chromeを使って拡張ディスプレイ側でYouTubeのコンテンツを再生すると,フリーズすることがある
- Radeon Softwareのバナーが表示されず,バナーのナビゲーションボタンが利用できないことがある
- HDMI Scalingのスライダーを変更すると,フレームレートが30fpsに固定されることがある
- Microsoft Edgeでは,Netflixコンテンツのプレビュー読み込みに失敗したり,黒く表示されたりすることがある
- 一部のノートPC向けRyzen 3000シリーズAPUを搭載したシステムで,スリープ後にシステムが断続的にハングアップするという報告がある。AMDは現象について調査している
- AMDは,ゲームを長時間プレイしたときに画面が黒くなったりシステムがハングアップするなどの新たな問題の調査,監視を継続している。問題が発生したときには,Adre
nalin 2020 20 .7.1で新設した新しいBug Report Toolを使って報告してほしいとのこと。
- 関連タイトル:
AMD Software
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