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NVIDIA,OpenGL 3.1対応の公式β版グラフィックスドライバを開発者に公開
ドライバはWindows,Linux,FreeBSD,Solaris向けに用意されており,バージョンは32/64bit版Windows用が「182.47 Beta」,それ以外のOS向けが「180.37.04 Beta」となっている。
すぐに入手したい人は,下に示したリンクからどうぞ。また,対応GPUはその下に列挙したが,デスクトップPCとノートPC用のGPU,両方をサポートするのが大きな特徴といえそうだ。
→OpenGL 3.1対応公式β版グラフィックスドライバ(182.47/180.37.04 Beta)
●公式最新β版グラフィックスドライバの対応GPU(リリースノートより)
- Quadro FX 370, 570, 1700, 3700, 4600, 4700x2, 4800, 5600, 5800, Quadro VX200, Quadro CX
- GeForce 200シリーズ
- GeForce 8/9シリーズ
- GeForce 100シリーズ
- IONプラットフォーム
- Quadro FX 360M, 370M, 570M, 770M, 1600M, 1700M, 2700M, 3600M, 3700M
- GeForce 8M以上のノートPC向けGPU
OpenGL 3.1は,北米時間2009年3月24日にリリースされた最新版のOpenGLだ。シェーディング言語「OpenGL Shading Language」(GLSL)の最新版,「GLSL 1.40」のサポートや,いくつかの新機能が追加されたほか,OpenGL 3.0で推奨されない固定機能のカットによってAPIの簡素化も実現しているという。
NVIDIAによると,今回のβ版ドライバは,OpenGL 3.0(およびOpenSL 1.30)の下位互換性も保持しつつ,一部を除くOpenGL 3.1/OpenSL 1.40の機能をサポートするとのことだ。興味のある人は英文リリースノートをチェックしてほしい。
もっとも,開発者向けページでの限定公開なので,ドライバは多分に実験的な要素を含むはずだ。公式β版グラフィックスドライバとして見た場合,今回の182.47 Betaには,「ノートPC向けとして初のRelease 180世代」というトピックも確かにあるが,位置付けからして,一般のPCゲーマーが,安易に手を出すべきではないだろう。
ただ,発表されたばかりのOpenGL 3.1がすぐさまサポートされたこと,そして,今後,デスクトップPC向けGPUとノートPC向けGPUのドライバが統合される可能性が示唆されたことには,それなりの意味があるともいえそうである。
- 関連タイトル:
GeForce Driver
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