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九十九電機,民事再生手続を申し立て。事実上の破綻か
昨今は一部代理店などに対する未払いが発生していると,市場関係者の間で話題になっていた。
同社が代理店などの債権者に対して行った説明によると,バブル期の不動産取得や業務拡大に伴う多額の借り入れが,今回,民事再生手続を申請した最大の原因であるとのことだ。
同社はここ数年,財務リストラや経営の改善を行うとともに,好調な売り上げを得たことで借入金を大幅に縮小してきたが,最近はPCパーツなど海外仕入れの増加による支払い期間の短縮化や,通信販売やカード決済にともなう手数料の増加,競争激化による利益率の低下によって運転資金の調達が急務となっていた。このため不動産の売却などを含め,金融機関からの資金調達を受けるべく協議を続けてきたが,最終的に追加融資を受けることができず,資金繰りに窮する形となったようである。
2008年10月30日05:45PM追記
店舗の営業が続いていることを確認した。裁判所による監督の下で,営業を続けながら再建を目指していくという。
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