企画記事
4Gamerの年末恒例企画「ゲーム業界著名人コメント集」。168名が振り返る2024年と新年への抱負を語る
セガ
プロデューサー
奥成洋輔
代表作:メガドライブミニ1・2、『セガハード戦記』(書籍)SNS:https://x.com/okunari
<質問1>2025年に発売されたゲームの中で、最も感心させられた(あるいは衝撃を受けた)タイトル
『アーシオン』(エインシャント)
巷にあふれるオマージュ溢れるゲームには、果たして本当にオリジナルへのリスペクトはあるのだろうか? ということを時折考えます。しかし、『アーシオン』での絶妙な既視感は、特定のタイトルへのオマージュではなく、ジャンルや時代へのリスペクトとオリジナリティの両方を感じました。
メガドライブで動作させるというスペック制限を持たせたことで90年代のリアルを表現しながら、過去のどのタイトルとも異なる、新鮮な楽しさにあふれていました。
さらに現行家庭用ゲーム機へのマルチプラットフォーム展開、さらにはゲームセンターで遊べるexA-Arcadia版が家庭用よりちょっと早く出たりしたところも、当時の気分が味わえて素敵でしたね。
<質問2>2025年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
『大カプコン展』
大阪・中之島美術館へ行きました。美術館にやってきた時の身が引き締まる感じの先に、見慣れたゲームキャラクターが並んでいるのは、感動的でもありました。
内容も、ゲームイベントにあるようなものの延長みたいな展示を想像していたのですが、実際はより広い層へ向けていて、原点に立ち返り、ビデオゲームとは一体どういうものなのかを丁寧に説明していくようになっていまして興味深かったです。
このために作ったという専用ソフトや機器、映像で、伝統的なゲーム技術を紹介する体験展示は、流石はCESA会長も務めるカプコンさんだと思いました。昔、カプコンさんに申し込んで、学研の「テレビゲームのひみつ」という本をいただきましたが、あれの超・進化形になっていたというか。これまで見たゲーム展示イベントのどれとも異なる、広くビデオゲームの楽しさを伝えたいという本気を感じました。
次は是非、体験型総合テーマパーク「カプコンワールド」を目指してください。必ず行きます。クイズも遊べると最高です。
<質問3>2025年に、個人的に注目した(している)人物
カート・ウィマー(Kurt Wimmer)
2002年に『リベリオン』というアクション映画で、一躍有名になった映画監督・脚本家です。長らくヒット作に恵まれませんでしたが、その間も「ガン=カタ」や「ヘモファージ」、「オザキ8」など、個性的な世界設定からくるクセのあるシナリオには中毒性があって、作品が公開される度、毎回チェックしていました。そんなカート・ウィマーが製作・脚本を担当した『ビーキーパー』が今年の頭に日本公開され、久々のヒットに! 今回も「ビーキーパー」という謎設定がインパクト抜群でした。継続は力なりです。現在撮影中という続編も今から楽しみです。
<質問4>2025年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2026年も私自身が大きな発表をすることはないと思いますが、クラシックゲーム関連のさまざまな案件に首を突っ込んでまして、そのうちのいくつかは年内に発表されたり発売されたりするんじゃないでしょうか。喜びを共有できるのが今から楽しみです。
個人活動としては、拙著『セガハード戦記』(白夜書房)は、今年韓国語版を出版することができました! セガファンは世界中にいますので、今後もいろんな国で出せると嬉しいですね(募集中です!)。それと、BEEPで連載中のコラム「奥成洋輔のセガセガしい日々」 https://www.beep-shop.com/column/okunari/ も去年「月イチで」と言いながら全然間に合ってなかったので、来年はもっと執筆ペースを上げたいと思います!
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