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「Halo」シリーズのベテラン開発者ジョセフ・ステイテン氏がNetflixに参加。オリジナルIPのAAAゲーム開発に着手へ
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ステイテン氏は,1998年にBungie入りし,2001年に爆発的な人気を呼んだFPS「Halo: Combat Evolved」では,シネマティクスディレクターとしてカットシーンの脚本や監督を担当した。以降は,「Halo」シリーズの中核メンバーとしてファンにも知られた存在となり,2007年にリリースされた小説「Halo: Contact Harvest」の著者に選ばれたのも,ステイテン氏のシリーズの知識量にもとづいた人選であったという。
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BungieではFPS「Destiny」のデザインディレクター兼脚本家として携わっていたステイテン氏だが,2014年にはMicrosoft Studios(現Xbox Game Studios)に移籍して,アクションアドベンチャーゲーム「ReCore」や,アドベンチャーゲーム「Crackdown 3」のリードライターとして活動。2020年には同社傘下の343 Industriesに異動して,「Halo: Infinite」のクリエイティブ部門責任者として陣頭指揮を執った。
2023年1月に,Microsoftが343 Industriesなどゲーム部門を含む1万人規模のリストラを行った際には,ステイテン氏は残留して再びXbox Game Studiosにて新しいポジションを得たものの,今月4月には辞職したことを明らかにしていた。
現時点では,ステイテン氏の具体的な活動は明らかにされていないものの,同氏が報告した内容では,「私の人生で,仲間たちといっしょに興味深いキャラクターや深いミステリー,無限のアドベンチャーを創作していくことほど愛してやまないものはありません」と語り,今後はNetflix Gamesのクリエイティブディレクターとして“AAA級マルチプラットフォームタイトル”の開発に乗り出す予定であると報告している。
Netflix Gamesは,これまでもアクションストラテジー「Desta: The Memories Between」や,アクションゲーム「TMNT: Shredder's Revenge」のようなサードパーティタイトルを中心としたパブリッシングを行ってきたが,2022年9月にはフィンランドにゲーム開発専門スタジオを設立(関連記事)するなど,オリジナル作品の開発への動きを加速させている。ステイテン氏の話す,“マルチプラットフォーム”というのもNetflixの動向として気になるポイントだ。
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なお,「Halo」シリーズのフランチャイズディレクターのフランク・オコナー(Frank O’Connor)氏も,Xbox Game Studiosから辞職したことが,海外ジャーナリストによって明らかにされている(リンク)。2023年2月1日付けのBloomberg(リンク)には,「343 Industriesは現状を維持できないほどリストラの影響を受けている」というレポートもあがっており,「Halo」シリーズの今後についても注目しておきたい。
In my work life, there's nothing I love more than collaborating with others to build worlds filled with iconic characters, deep mysteries, and endless adventures. 1/2
— Joseph Staten (@joestaten) April 17, 2023
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