業界動向
「Clash of Clans」を傘下に。ソフトバンクとガンホー,世界No.1の売り上げを誇るモバイルゲーム開発会社Supercellの株式取得を発表
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Supercellは,「Clash of Clans」「Hay Day」といった人気のモバイルゲーム(US版App Storeで現時点の売り上げランキングはそれぞれ2位と5位)を開発したゲーム会社で,iOSでのゲーム売り上げで長期にわたり世界No.1の位置にある。
ガンホーは,モバイルゲームの世界展開に際して,Supercellのマーケテイング力を生かしていきたい考え。ソフトバンクは,米国での携帯電話会社Splint Nextelのコンテンツ強化の策として,Supercellとガンホーを主力に展開していく予定だ。なお,出資比率は,ソフトバンク80%,ガンホー20%となる。
過去の記事でも言及したことがあったように,ガンホーではこれまで「パズル&ドラゴンズ」で上げた莫大な収益を「新プラットフォームへの対応」と「グローバル戦略のため」に内部留保していた。その資金がいったいどのように使われるのかについては注目されていたのだが,よもやこのような規模のM&Aが行われるとは思いもよらなかった。日欧のモバイルゲーム両巨頭がタッグを組んで,本格的な世界戦略を展開しようとしている。今後の動向にも注目したい。
ソフトバンクとガンホーによるスーパーセルの株式の取得について(ソフトバンクによるリリース)
ガンホーとソフトバンクによるスーパーセルの株式の取得について(ガンホーによるリリース)
One Step Closer(Supercell)
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