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「東京ゲームダンジョン11」レポート(前編)。雪積もる真冬のゲムダン,だが開発者たちの熱は冷やせない
![]() 雪だ! |
しかし,あいにくこの日の都内は今冬最低気温を記録。都内でも数センチの積雪となり,交通機関は大荒れ。おまけに衆議院選挙の投票日とも重なったことも影響してか,会場の入りは普段より少なく見えた。
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出展を見合わせた開発者もあって,少しばかり静かな幕開けとなった会場で,主催の岩崎氏は「こればかりはどうにもならならないですね」と心境を語ってくれた。
ただ,会場へと足を運んだ個人・小規模開発者たちやゲームファンの熱量は高く,こんな雪ぐらいでは冷やせない。
![]() 人気作「スペルトナエル」のブースでは,主人公ツーのぬいもお出迎え。おまど氏ではなくスタッフのお手製らしい。ゲームは2月13日までセール中だ |
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本稿では,会場で特に目を引いたブースや,筆者が気になった作品をフラッシュ的にお伝えしていこう。
人狼バーガー
出展者:uracon![]() |
「人狼バーガー? 村人を騙そうとした狼を逆にバーガーにして食っちまうってことかい?」……などとワイルドな連想をした人もいるかもしれない。
だが本作の舞台は,ごく普通のバーガーショップ(?)。そして主人公のミカエルは,上司の命令でライバル店に送り込まれた工作員なのだ。
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潜入先のライバル店はなかなかブラック……いやアットホームな営業をしているようだが,店員の名前も「サタン」「アモン」などと悪魔的。角まで生えている(普通とは)。
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ミカエルは,そんな店で正体を隠しつつ,バーガーの完成を邪魔することとなる。お客の好みについて嘘情報を混ぜて,現場を混乱させるのだ。
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なお,本作の遊び方はそんなコミカルな「ストーリーモード」だけではない。
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作者のuracon氏(@uracon_)によれば,店に潜り込んだ裏切り者を人狼のように推理・特定していく「パーティモード」なども楽しめるとのこと。もちろん無事にバーガーが完成すれば店側の勝利だ!
![]() スマートデバイスを持ち寄って遊べる |
バーガー店同士のアルマゲドンの行方,今から気になって仕方がない!
![]() もうなにがなんだか |
プラトニカ・スペース
出展者:Kazuhide Oka![]() |
「ナツノカナタ」以降も,精力的に作品を発表しつづけるKazuhide Oka氏(@nKTqcTFkvMEjKcX)の新作が「プラトニカ・スペース」だ。
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ゲームの始まりは,柔らかな光が差し込む温室のような場所。奥のスペースには,宇宙服姿の少女(?)が座っている。
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彼女に「じょうろ」を届けると,意識に何者かの記憶が流れ込んでくる。これはあなたの記憶かもしれないし,ほかの誰かの記憶かもしれない。記憶の断片を見終えると,目の前には新たなアイテム「注射器」が置かれていた。
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そうやって行動を続けているうちに,あなたは次第に眠りへと落ちていく。そして次に目を覚ましたとき,あなたは以前とはまったく別の場所にいる……。
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かなりシュールにも思えるかもしれないが,本作の遊びはそんな風に,「アイテム」と「場所」,そして誰かの「記憶」を数珠つなぎにして,関係を読み解いていくというもの。
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記憶の中からアイテムが出てきたり,あるいはどこかで拾ったアイテムを記憶の中で使ったり。もちろん探索する場所も「温室」だけでなく,「宇宙船」「廊下」など,さまざな場所があるようだ。
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いったいなぜこんな異常な状況になっているのか──もちろん,それを解き明かすこともこのゲームの目的のひとつである。
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みみかきコレクト
出展者:スタジオミモザ![]() |
ギリギリまで攻めれば,最高の見返りがある。ゲームに限らず,人を病みつきにするものにはたいていこの仕組みが隠れているが,まさにそんな面白さを味わえたのが「みみかきコレクト」だ。
内容は,お店にやってくるお客さんの耳を掃除していくといったシンプルなもの。だが,この世界での「耳の構造」はなかなか個性的で,まあ大抵の人は驚くのではないかと思う。
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耳かき棒の動きはマウスでコントロールするのだが,これが独特のクセがあってなかなか思い通りにならない。向きを反転させたり,角度を調整しつつ,みみの中のゴミ“みみごみ”をかきとっていく。
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そしてこのみみごみ自体が,なかなかに手ごわい。隣のゴミの動きにくっついて奥に進んだり,耳穴の形にひっかかったり……物理演算系の動きをうまく使った作品になっている。
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作者(@sutajiomimoza)によれば,耳掃除で稼いだお金で,自分の店を自由に飾り付ける遊びも用意されているという。遊んでいるうちに,なんだか耳掃除がしたくなってしまう人はきっと多いはず。
![]() どういうコンセプト? 教室系のお店……? |
といったところで,会場レポートの前編では3作品および,目についたブースの様子を写真で紹介した。
雪にも負けず,選挙にも負けず。浜松町に集結したインディーゲーム制作者たちの熱量は,まだまだ語り尽くせていない。
![]() 取材時は調整中で遊べなかった「MarimbaReTeack12」(@meijimusicgames)。明治大学音ゲーサークルの作品 |
![]() 「私たちフェイクマリッジ?」のブースでは,学院きっての問題児・八雲袮々役を演じる声優の木村千咲さん(ウマ娘のダイワスカーレット役など)とリアルタイムでお話できた。「なぜそんなことが実現した!?」という,謎かつ豪華な状況だった |
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後日公開予定の後編では,さらにエッジの効いたタイトルについてもお伝えする予定なので,もう少々お待ちいただきたい。
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![]() マナー,大切です |
- 関連タイトル:
展示会/見本市 - この記事のURL:





























































