連載
おばあちゃんの肉団子麺レストランを再建せよ。料理ADV「KuloNiku: Bowl Up!」(ほぼ日 インディーPick Up!)
![]() |
![]() |
祖母の遺志を継いだ若き料理人が暖簾をくぐるとき,コンロに再び火が灯る。
ただし,この町のてっぺんを狙っているのは自分だけではないようだ。
本日は,インドネシアのGambir Studioが手掛ける「KuloNiku: Bowl Up!」を紹介しよう。
本作は小さな町KuloNikuを舞台にした料理シミュレーションだ。プレイヤーは亡き祖母から肉団子麺レストラン「Bakuso」を受け継いだ若きオーナーとなり,かつての繁盛ぶりを取り戻すべく奮闘する。
しかし,町にはロックスター風シェフのStellaが率いるライバル店Souper Starzが構えており,一筋縄ではいかない。
![]() |
このゲームの特徴は,調理の工程がすべてミニゲームになっている点にある。鍋で煮る,包丁で切る,フライパンで焼く,串に刺す――注文ごとに異なる手順を,テンポよくこなしていくのだ。
![]() |
味付けにもプレイヤーの裁量があり,ニンニクを多めにしたり塩をひと振り足したりできる。客の注文どおりに仕上げればチップが弾むが,間違えれば返金を求められてしまう。
稼いだお金で食材や道具を買い足しながら,少しずつメニューの幅を広げていこう。
実際に手を動かす本格料理
![]() |
本作の料理は,レシピを選んで完了を待つような仕組みではない。ひとつひとつの工程にミニゲームが用意されており,鍋に具材を入れるタイミングも,包丁を引く角度も,すべて自分の手で操作する。
フライパンで炒める場面ではあおり操作が求められ,直火で炙る場面ではマウスを素早く動かしていく。
こうした「料理をしている」感覚が,注文をさばく日々のルーティンに心地よいリズムを生んでいるのだ。
客からの注文には妙なこだわりがつきものである。麺料理なのに「麺抜きで」と頼む客も珍しくない。
制限時間内に正しい手順で仕上げなければ客は不機嫌になるが,タイマーを外せるCozy Modeも搭載されているので,自分のペースで腕を磨くこともできる。
ターン制で挑む料理バトル
![]() |
町のシェフたちとの決着は,通常の営業ではなくMeatball Brawlと呼ばれる料理対決の場でつけることになる。
週に2回ほど開催されるこのイベントでは,ライバルと1対1で3ラウンドの勝負を行い,審査員の評価を競う。
通常の調理と異なるのは,1ターンに使える行動回数が限られている点だ。どの工程を優先するか,審査員が求める味のテーマにどう応えるかを考えながら,手を進めていく。
さらに観客からのリクエストに応じるとボーナスが加算されるため,余裕があれば狙いにいきたいところである。
このバトルでの勝利は町のリーダーボードに反映され,物語の進行にも関わってくるので,ただの余興では終わらない。
町での暮らしが店を育てる
![]() |
Bakusoの成長は,厨房の中だけでは完結しない。町にはUmeが営む雑貨店があり,食材や内装グッズ,特別なアイテムが並んでいる。品ぞろえは毎週金曜に入れ替わるため,気になるものがあれば早めに手に入れておきたい。
内装グッズには見た目を変えるだけでなくチップの額が上がるといった実用面の効果もあり,店の雰囲気づくりと収益の両立を考える楽しみがある。
週に2日ある休みの日には,町の住民と出かけることもできる。キャラクターとの関係が深まるとアーケードやモール,公園といった新しい場所が開放されていく。
さらに土曜日にはフェスティバルが開催され,通常3人の客が4人に増えるうえ,テーマに沿った注文をこなすと限定の引換券が手に入る。
「KuloNiku: Bowl Up!」は,料理を「見る」のではなく「する」ゲームである。ミニゲームを通じて食材を刻み,煮込み,盛り付ける一連の流れには,繰り返すほどに手になじむ気持ちよさがある。
Meatball Brawlのターン制バトルが日常の営業とは違った緊張感を添えてくれるし,住民との交流や店の模様替えが息抜きの役割を果たしている。
タイマーを外して遊べるCozy Modeもあるため,のんびり料理を楽しみたい人から,効率よくさばく快感を味わいたい人まで,幅広く受け入れてくれるだ一作だ。
- 関連タイトル:
KuloNiku: Bowl Up! - この記事のURL:
キーワード
(C)Copyright 2026 Gambir Studio. Developed by Gambir Studio. Published by Raw Fury AB. All Rights Reserved.






















