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印刷2026/01/27 03:00

プレイレポート

「Apex Legends」「Titanfall」を手掛けた開発スタッフの最新作「Highguard」を先行体験。“PvPレイドシューター”とは?

 本日(2026年1月27日),「Apex Legends」や「Titanfall」の元開発者らによって設立されたWildlight Entertainmentのデビュー作,基本プレイ無料の“PvPレイドシューター”「Highguard」PC / PS5 / Xbox Series X|S)がローンチを迎えた。The Game Awardsで発表され,注目を浴びながらも,続報はなかった。配信に先駆け,アメリカのロサンゼルスで開催されたハンズオンイベントに参加してきたので,その模様をお届けしよう。


画像ギャラリー No.016のサムネイル画像 / 「Apex Legends」「Titanfall」を手掛けた開発スタッフの最新作「Highguard」を先行体験。“PvPレイドシューター”とは?

 まずは,本作の概要を紹介しよう。

 ゲームプレイは攻城戦(というより拠点戦といったほうがいいかもしれない)にフォーカスした,3対3のPvPシューターだ。各チームにはそれぞれ拠点が用意されており,自チームの拠点を守り,相手チームの拠点を破壊するのが目的となる。

 プレイヤーは「ウォーデン」と呼ばれるキャラクターの中から1体を選び,操作することになる。ウォーデンには,攻撃向き,支援向き,防御向きといった特徴があり,構成を考えながら選ぶことになりそうだ。
 マップは自チームの拠点と相手チームの拠点,その間に広がるオープンフィールドで構成されている。フィールドには武器や防具などのアイテム,「ヴェスパー」と呼ばれるクリスタルが点在しており,それらを集めて装備を整え,戦いに備えていく。

 “レイド”とは,「Rust」などのオープンワールドサバイバル系の用語で,「相手の拠点を襲撃する」という意味だ。つまり「物資を集め,相手の拠点を襲撃する」という部分にフォーカスして,それをPvPチームシューターに落とし込んだのが本作だ。バトロワではないので,リスポーンできる。

 1回のマッチは大きく分けて,3つのフェーズに分かれている。

●準備フェーズ

 オープンフィールドを探索し,武器や防具,アイテムやリソースを集めて,装備を強化していき,戦いに備える。各種アイテムはフィールドにボックスというカタチで点在している。ボックスは2種類あり,青色は防具類,赤色は武器類が入っている。武器,防具はレアリティが存在し,灰→青→紫→黄の順でレアリティが高く,強力になる。

 また,ヴェスパーを採掘すると,マップに点在している商店でアイテムを購入できる。

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●争奪戦フェーズ

 マップ中央の複数ある特定地点に,拠点のバリアを無効化する剣「シールドブレイカー」(ゲーム内では,バリアブレイカー,バリア破壊装置とも呼ばれている)が生成される。シールドブレイカーを手に入れて,相手の拠点へと運び,使用すれば拠点攻撃がスタートする。当然,敵チームが手に入れて,自分の拠点で使用されてしまうと,拠点防衛となる。

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●レイドフェーズ

 シールドブレイカーを使用したチームが攻撃側として,相手の拠点を襲撃(レイド)する。

・拠点の耐久力は100。0にすれば破壊。
・拠点の壁は破壊,修理,補強が可能(壊せない壁もある)。
・レイドを開始すると,防衛側に30ダメージ与える。
・レイドを防衛すると,攻撃側に30ダメージ与える。
・拠点にはジェネレーター2個と楔石があり,これを破壊することで拠点にダメージを与えられる。
・ジェネレーターを破壊すると,35ダメージ与える。
・楔石を破壊すると,同時に拠点を破壊できる。
・攻撃側はリスポーン数に制限があり,制限人数を倒されるとレイド終了。

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 以上がゲームの流れだ。拠点の防衛に成功すると,また準備フェーズからスタートする。フィールドや商店のアイテムはゲームが進むにつれてランクアップしていくので,戦いがどんどん苛烈になっていく仕組みだ。


いざ,ハンズオン。Apex Legends感はあるが,異なるゲーム性でユニークな体験


 ゲーム開始時にウォーデン,そして自分たちの拠点を選択する。リリース時点では8人のウォーデンと6つの拠点が用意されているとのことだ。拠点は北欧風,ヨーロッパ風,エジプト風のものが用意されており,それぞれ構造が異なる。得意なプレイスタイルによって,お気に入りの拠点が生まれてきそうだ。

4つの拠点から選ぶ
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 マッチが始まると拠点の防御を固める準備時間が与えられる。この間に拠点の壁を補強したり,仲間と作戦を練ったりすることになるだろう。雰囲気的には「Rainbow Six Siege」の準備フェーズに近い。

壁を補強中。補強された壁は近接攻撃で破壊できない
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 準備時間が終われば,自拠点のバリアの出入りが可能になる。オープンフィールドは広大で,徒歩で移動するとなかなか骨が折れる。そこで登場するのがマウント(騎乗生物)の存在だ。
 マウントはボタン一つで即座に搭乗でき,プレイヤーの移動を助ける。オープンフィールドを探索するのに必須の存在だ。搭乗,下乗は即座に行われ,ストレスなく利用できる。マウントを利用してマップを探索し,素早くアイテムを集めるのが基本だ。マウントにはHPがあり,倒されるとクールダウンタイムが発生し,しばらく呼び出せなくなる。

騎乗中の画面。武器も使用可能だ
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 オープンフィールドは自拠点と敵拠点の間に,POIがある。物資が多く配置されているうえに,シールドブレイカーの生成ポイントとなっている。また,POIを境にふんわりと,自拠点側,敵拠点側で分かれているが,互いに侵入可能なのがポイントだ。探索中に敵と遭遇し,戦闘することももちろんある。

ヴェスパー採掘中。タイミングよく押さないと採掘できない
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商人がいる建物。マップ中に点在しており,ヴェスパーを対価にアイテムを購入できる
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 しばらく探索していると,シールドブレイカーが生成中のアナウンスが流れる。HUD上に生成場所が表示されるので,そこでシールドブレイカー争奪戦がスタートだ。
 シールドブレイカーはインタラクトキーで即座に拾うことができるが,所持していると場所がミニマップ上に表示されるうえ,通常のゲーム画面でも巨大な球形オーラが表示されるので,場所がバレるという仕様だ。この状況で敵を倒すか,掻い潜って敵拠点のバリアまで到達し,使用するとレイドが始まる。
 なお,一定時間経過までにレイドがスタートしない場合,オーバータイムに突入する。リスポーンが不可となり,シールドブレイカーを所持しているかに関わらず,全滅した側がレイドを受ける。

シールドブレイカーを手に入れると背負う。位置がバレバレなので注意
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召喚されたシージ・タワー
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 レイドは中世の攻城塔のようなシージ・タワーを召喚し,バリアを破壊するところから始まる。これは自動で行われ,シージ・タワーを阻止することはできない。
 シージ・タワーがバリアを破壊したら,敵拠点に侵入可能になる。敵を排除し,壁を破壊してジェネレーターもしくは楔石に爆弾を設置し,破壊すれば拠点にダメージを与えられる。

楔石に爆弾を設置したところ。畳みかけるためにアルティメットアビリティも使用している
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 壁の破壊はいくつか手段がある。補強されていない壁は近接攻撃で破壊可能だが,補強されている壁は,壁破壊用の「ザンパー爆弾」か,レイド用ツール「ロケットランチャー」「スレッジハンマー」を使う必要がある。特定のウォーデンのアビリティでも破壊可能だ。相手拠点のHPを削り切れば勝利,防衛が成功すれば準備フェーズからやり直しだ。

 準備フェーズ,争奪戦フェーズ,レイドフェーズでは,それぞれ必要なプレイが異なるため,緩急のあるゲームプレイが楽しめる。RTSのような戦略的視点,敵をどう倒すか,拠点をどうやって攻略するかという戦術的視点の両方が求められる印象だ。

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 戦闘は「Apex Legends」のようなガンプレイを展開していく。アーマーとHPの概念があるが,アイテムを使って回復するのではなく,時間経過で回復するシステムが採用されている。アーマーに関しては予備の装甲材がないと回復しないが,普通にプレイしていて足りなくなることはなかった。

 置かれた状況を理解して,どうやって勝つかを考えるのが楽しかった。例えば探索フェーズで自分の物資をそこそこ集めたら,相手側のフィールドに侵入してアイテム集めを妨害したり,シールドブレイカーの位置が分かることを利用して待ち伏せしたりと,いろいろ戦い方が生まれそうだ。


特徴あるウォーデンたち


 ウォーデンには3種のアビリティ(アクティブ,パッシブ,アルティメット)が用意されている。プレイヤーによる研究が進めば,いろいろなメタが生まれるだろう。今回プレイした,筆者のお気に入りは「コンドル」「アティカス」だ。

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 コンドルは支援型のウォーデンで,アクティブアビリティは鳥を飛ばして敵を見つけだし,パッシブアビリティは近くに敵がいることを知らせてくれる。そしてアルティメットはスモークを発生させ,その中にいる敵をマークする。索敵能力に長け,見つけ出した敵は味方にも表示される。
 敵を見つけるという能力自体,当然強いのだが,アルティメットのスモークが強力だ。敵の位置は分かり,こちらの位置は煙に隠れるため,爆弾の設置にも解除にも有効で,レイド時にかなり役に立った。

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 アティカスのアクティブアビリティは,槍を投げて着弾地点の周辺にいる敵にスリップダメージを与える。銃撃を受けると槍は破壊されてしまうが,エリア支配をしやすく,どのフェーズでも使いやすい。また,投げた槍を拾うことでアビリティがチャージされるのもポイントだ。
 パッシブアビリティは近接武器に雷撃をチャージし,ヴェスパーをまとめて回収できる。地味ながら装備強化に役立つアビリティだ。
 アルティメットは空へ飛びあがり,帯電した槍を投げつける直接攻撃系のアビリティになる。攻撃力が高く,着弾地点への範囲攻撃となるため,強力だ。

 このほかにも姿を消したり,リスポーン地点を生成したり,変身したりとユニークなウォーデンが登場する。アップデートで追加される予定なので,新しいウォーデンの能力次第で,ゲームのメタも変わっていくはずだ。

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 「Highguard」はいろいろなゲームの良いとこどりをした印象だ。ユニークなゲームシステムだが,これまでFPSをプレイしてきたプレイヤーなら,とくに迷うこともなくプレイできるだろう。
 ゲームプレイとしてはかなり面白いのだが,シールドブレイカーの奪い合いに関しては少々気になった点がある。

 シールドブレイカーの奪い合いは,攻撃側と防御側を決める重要な要素である。攻め手に回れないとそもそも勝利できない仕様になっている。シールドブレイカーを相手の拠点まで運び,使用するまではいいのだが,それができなかった場合,オーバータイムに突入したときの仕様が気になるところだ。

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 オーバータイム中はリスポーンできなくなり,相手を全滅させればレイドできるようになるのは前述したとおり。ここにシールドブレイカーの所持中は居場所がバレるという仕様が合わさると,「シールドブレイカーを持っている方が不利」という状況が生まれてしまう。
 実際プレイしていても,あえてシールドブレイカーを持たず,「オーバータイム中に敵を倒せばいいじゃん」という思考になったときもあり,シールドブレイカーを持つ意味が薄れてしまっている気がした。

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 全体としてみれば,かなり楽しいゲームだった。「今までにありそうでなかった」ゲームに仕上がっていると思う。フェーズが分かれていることでメリハリのある戦いが繰り広げられ,レイド時のほどよい緊張感もいい。日本語フルボイスでウォーデン同士の掛け合いもあり,ストーリーが紡がれていくのも楽しみだ。

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 アップデートに関しては,向こう1年間のコンテンツを開発中とのこと。リリースから2週間で最初のエピソードが配信され,その後は2か月ごとに新たなエピソードの追加を予定している。エピソードは前後半の2パートに分かれているので,毎月なんらかのアップデートがあるということになる。
 本日から配信されているので,興味のある人はプレイしてみてほしい。


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