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2つのドットが円を描く。iOS向けアクション「Duet Game」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第394回
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印刷2013/11/06 10:00

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2つのドットが円を描く。iOS向けアクション「Duet Game」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第394回

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スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。

 本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」で紹介する「Duet Game」は,青と赤のドットを操作し,障害物を避けていくという非常にシンプルなアクションゲーム。グラフィックスやサウンドが非常にスタイリッシュで,かなりの没入感を味わえる作品になっている。

価格は300円とやや高めだが,その価値はある
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「Duet Game」ダウンロードページ


 ゲームを開始すると,画面下部に薄いグレーのラインによる円と,そのラインの上にのドットが表示される。プレイヤーはこの2つのドットを操作し,画面上から流れてくる障害物を避けていくのだが,その避け方がユニークで,2つのドットは,グレーのライン上を同じ方向に移動するようになっている。同じ軌道上にある2つの惑星のように動く……と表現すれば分かりやすいだろうか。

 基本的な操作方法は,画面左側をタップすればドットが左へ回転。右側をタップすれば右へ回転,という感じ。画面をホールドすればドットはグルグルと動き続ける。
 障害物は横長だったり縦長だったりとさまざまで,ドットの片方が障害物を避けられても,もう一方が接触,ということがわりとある。かなり忙しい操作が必要になるのだ。

細かくドットを移動させ,障害物に当たらない位置まで誘導
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 本作はいくつかのワールドと,それに付随する5〜6のステージで構成されている。基本的には一定区間進めればステージクリアとなり,自動的に次のステージへ。なお,障害物に接触するとその場でゲームオーバーとなるが,すぐにそのステージの最初からリトライ可能だ。

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若干ローカライズがうまくいってないせいか,日本語がやや怪しいのはご愛嬌。ワールド名は「現実拒否」や「交渉」「希望」「受諾」など,哲学的だ
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ドットが障害物に接触すると,その痕跡が残されたままでリトライが始まる。何度もミスすると,ステージはペンキをぶちまけたかのような様相に……

 序盤は簡単なステージが続く……と言いたいところだが,本作は最初のワールドからなかなかの難度で,筆者はたびたびゲームオーバーとなった。“初見殺し”の障害物配置が多く,いわゆる「死にゲー」にカテゴライズされると思うが,そのぶん突破したときの達成感と快感はかなりのものだ。

途中まで移動して停止する障害物や,回転する障害物など,一筋縄ではいかないものばかり。しかし,中にはひたすら同じ方向に回転させるだけでクリアできるものもある
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 有料のうえに難度も高いので,万人にオススメできるとは言いづらいのだが,ここまでシンプルかつハイセンスなゲームに会ったのは久々。ドットの回転とスタイリッシュなBGMが妙にマッチして,心地よい没入感も味わえた。

 ひたすらスコアを稼ぐエンドレスモードも搭載されているので,ゲームは難しいほうがいいという人や,ちょっとオシャレなゲームを探している人にはオススメ。自由自在にドットを操りながら,この摩訶不思議な世界を楽しんでほしい。

白黒を反転させたモードもあるので,気分転換にどうぞ
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著者紹介:トリスター/目代将規
 ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。

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