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「鬼哭街」から「沙耶の唄」「魔法少女まどか☆マギカ」までミッチリ質問攻め! 虚淵 玄氏&中央東口氏のロングインタビューを掲載
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印刷2011/06/18 18:08

インタビュー

「鬼哭街」から「沙耶の唄」「魔法少女まどか☆マギカ」までミッチリ質問攻め! 虚淵 玄氏&中央東口氏のロングインタビューを掲載

虚淵×中央東口のブレない関係


吸血殲鬼ヴェドゴニア
鬼哭街
鬼哭街
4Gamer:
 15歳以上推奨版「鬼哭街」は,かなり久しぶりに虚淵×東口タッグによる仕事だと思うのですが,あらためてお二人で作品を作ってみての感想などはありますか?

虚淵氏:
 シナリオはあまり書き直さずに,ビジュアルは任せっきりという,自分は楽で仕方ない仕事だったけど,ちょっと不安ではありましたね。

中央氏:
 自分としては,「鬼哭街」は一度やったものですし,思い出しつつ制作できました。昔反映できなかった部分を今回反映したり……そういう作品作りができたんじゃないかと思います。

4Gamer:
 これまでの作品を見ると,お二人の相性はとてもいいと思うのですがいかがでしょう?

虚淵氏:
 自分は凄くやりやすいです。この組み合わせでやりたいことがブレることはありえないので。東口が合わせてくれている感じなのかな?

中央氏:
 いえ,自分はできるだけオーダーを反映させつつ,その隙間に自分のやりたいことを押しこんでいくスタイルですから。何だかんだで「鬼哭街」の場合は先程も話したように,トレンチコートに日本刀というスタイルを,自分の好きな「ブレイド」から取り込んでいますし。そういう感じで,結構やりたいことをやらせてもらっていますね。自分もかなりナチュラルな感じで仕事ができます。

4Gamer:
 最初にお二人が組んで制作したゲームは「ヴェドゴニア」だったと思うのですが。その時の印象は?

虚淵氏:
 「ヴェドゴニア」は,男をカッコ良く描いているので,男キャラの描ける東口に出会えたのは非常に助かりました。まず描いてもらって,「うん,これこれ!」といった具合でしたね。

中央氏:
 自分がニトロプラスに入るとき,モンスターやオッサンを描けるかどうかを聞かれましたからね,驚きましたよ(笑)。

虚淵氏:
 最初は,美少女ゲームメーカーだとは知らないで入社したんだよね。

中央氏:
 ええ。なので,あとから「うち18禁ゲーム作ってるんだけど,そっち描いて」と言われて(笑)。入って最初の1週間は,とりあえず女の子の絵を必死で練習しました。

虚淵氏:
 でも,持っている世界観というか,空気感というか,そういうものがマッチしているんでしょうね。たいてい,自分が絵の描き手さんに合わせたりするんですが,東口の場合はそれが必要ないといいますか。素で書いて大丈夫だろうという変な安心感があります。

4Gamer:
 では,今後再びお二人で組んで新作を手がける予定などは……?

虚淵氏:
 実は企画段階ではすでにひとつあるんですよ。まだ形は見えていませんけどね。

4Gamer:
 なんと,それは期待したいですね……。ではここで,ちょっとファンサービス的な質問を。お二人がもし,自分の体をサイバネ化できるとしたらどうしますか?

鬼哭街

虚淵氏:
 やはり全身義体化ですね!

4Gamer:
 即決で全身やっちゃいますか(笑)。

虚淵氏:
 どこか一か所とかしみったれたことは言わず,脳だけ残して一気に全部やっちゃいますよ。

4Gamer:
 「鬼哭街」で言うならば,孔濤羅よりも劉豪軍のような生き方を選ぶということですね。

虚淵氏:
 それがベストですよ。内勁が使えなくなろうが,メカにはメカなりの戦い方がありますから。「よーし,今日はウェイブライダーに変形しちゃうぞ!」みたいなね,毎日超楽しいですよ絶対!

4Gamer:
 それはもうサイバネじゃなくて,完全にロボットでは(笑)。仕事に活かす方向には考えないんですか?

虚淵氏:
 仕事はもう,テキストエディタさえあれば出来ちゃうので……それはそれでがっかりですよね(笑)。

中央氏:
 仕事に活かすため,体にUSBを! なんて言われても……ねぇ(笑)。

4Gamer:
 呉榮成みたいな脳改造なんか,便利そうですけどね。

虚淵氏:
 会議中にエロ動画などを脳内で再生できるのはなかなか良いですよね(笑)。そうでなくとも,脳内スクリーンがあるだけで色々なタスクが消化できますし。

4Gamer:
 虚淵さん自身はサイバネ化など,その辺りに関して“タブー”を感じられることはないのですね(笑)。

虚淵氏:
 あんまりそういったことに抵抗はないです。そういう技術が進歩していくのは,素敵なことだと思いますよ。

中央氏:
 本当に楽しみですよねぇ。

4Gamer:
 では,東口さんはサイバネ化するとしたら?

中央氏:
 まず手足ですね。やはりギミックを動かすのがすごく楽しそうじゃないですか。

虚淵氏:
 両足をトレス台にしてみたりね。

中央氏:
 それなら,体にディスプレイを備え付ければ作業できる……って,流石にトレス台の体は嫌ですけど,便利かもしれませんね。デジカメで写真を撮るだけで,あとは両手両足のギミックでメカが簡単に描けるという。

4Gamer:
 では,斌偉信のように手足に暗器を仕込んだり?

中央氏:
 それも,いいですね。でも,自分は刃物か火薬かと言われたら,火薬の方が好きなので。ちょっと卑怯な感じがしないでもないですが,男なら銃器と日本刀で勝負ですよ!

4Gamer:
 近い未来,お二人の体がどのようになるのか非常に楽しみです(笑)。では最後に,「鬼哭街」についてファンへのメッセージをよろしくお願い致します。

虚淵氏:
 サイバーパンクしかり,武侠物しかり,今の時代では廃れてしまったジャンルなのですが,「鬼哭街」がそういった作品に触れるきっかけになったら幸いです。

中央氏:
 ある日突然「やるよ」と言われてから,とにかく大変でした。でも,なんだかんだで震災の翌日から会社に通った甲斐がある作品に仕上がったと思います。スタッフのやる気が形になったような作品ですので,ぜひ手に取ってください!


過去作品や新作の構想,そして作風について


沙耶の唄
鬼哭街
鬼哭街
4Gamer:
 では,せっかくインタビューする機会に恵まれたことですし,ここからは「鬼哭街」以外の作品についても色々とお聞きしていきたいと思います。
 これは個人的な希望なのですが,「鬼哭街」に続いて「沙耶の唄」がリメイクされる可能性などは……?

虚淵氏:
 流石に「沙耶の唄」は無理でしょう……。アレをエログロ抜きにして作るというのは,ちょっと無理がありそうです(笑)。でも,「鬼哭街」でどこからも怒られなかったら,悪乗りする可能性はあるかもしれません。完全に「これはホラーです」という切り口で持っていけば,あり得なくはないですね。

4Gamer:
 未だに根強いファンがいる作品ですし,ぜひとも何か新しい展開を期待したいところです。

虚淵氏:
 そういえば最近,「魔法少女まどか☆マギカ」の流れもあってか,「沙耶の唄」が結構売れてるらしいんですよ。下手すると新作ゲーム1本分ぐらいの稼ぎを叩き出しているという。

4Gamer:
 なんと,それならリメイクしてもいけるのでは……!

虚淵氏:
 東口は「沙耶の唄」でも絵を描き直したいと思う? あの頃なら,もうかなり手馴れて安定してきてる頃だと思うけど。

中央氏:
 あの時期から彩色を変更して,塗りはいい具合になっていましたね。なんとも言いかねるところですが,やりたいような気もするし,崩すのもなんだしという難しい感じです。

虚淵氏:
 まぁアレも,「いかに女の子をたくさん出すか」というひどい工夫のもとに出来上がった作品ですからね。最終的に「あ,じゃあ化物を女の子にしちゃえばいいんだ」という結論に達したんですよ(笑)。

4Gamer:
 そういえば虚淵さんの最初の作品である「Phantom」は,すでにコンシューマに移植されていて,Xbox 360版の発売も予定されていますが,「鬼哭街」もコンシューマでプレイできるようになったりしないのでしょうか?

虚淵氏:
 流石にボリューム不足じゃないですかね。ダウンロード販売ならアリかもしれませんが。

4Gamer:
 「虚淵パック」のような形で,ひとまとめにするとか……。

虚淵氏:
 確かにそれならいいかもしれません。でも,コンシューマは規制が厳しいので,それを通せるか否かというのが問題ですね。「鬼哭街」の15歳以上推奨版をPC向けにしたのは,その部分(規制)が非常に大きかったので……コンシューマで出したら間違いなく,発売できませんからね。もし発売できたとしても余裕でCERO Z指定でしょう。Zまでいってしまうと,コンシューマで出す意味がほとんどなくなっちゃいますし。

4Gamer:
 確かに,コンシューマは規制の厳しさが大きな壁になりますね……。では,アニメ化,なんだったら劇場用アニメなんていかがでしょう? 東口さんも「Mnemosyne-ムネモシュネの娘たち-」のキャラクター原案でアニメのお仕事をされていますし,ぜひともお二人がタッグで手掛けたアニメを観てみたいのですが。

虚淵氏:
 その発想をしてくれるプロデューサーが,どこかにいてくれたら(笑)。なんだかんだで,「まどか☆マギカ」が成功したのは,キャラクター原案に蒼樹うめ先生を連れてきたから……という部分が大きいので。将来的にはどうなるかわかりませんが,現時点では同じような方法論で進んでいる座組みのほうが多いです。自分が“ニトロプラス成分”として起用されて,話の暗い部分を中和するために絵柄は明るい人で,という具合になりそうです。

4Gamer:
 なるほど,確かに「まどか☆マギカ」はストーリーと絵のギャップが非常にキャッチーでしたね。

虚淵氏;
 その点,自分と東口が組むと,これ以上ないというくらいにベタなビジュアルになってしまうので。どう転んでも「ティロ・フィナーレ!」とは言ってくれそうにないキャラクターが誕生しますよ(笑)。

4Gamer:
 しかしそれはそれで良い物ですよね……機会があればぜひとも観てみたいところです。このインタビューを読んだ誰かが言い出してくれないだろうかと,ちょっと期待せざるを得ません。

虚淵氏:
 ハナから萌えお断りのドス黒いお話をプロデュースしてくれる,勇気ある人がいればぜひ(笑)。

中央氏:
 そうですね,よろしくお願いします(笑)。

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