ヴァルハラを舞台にした戦いを描いたキーアート
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スクウェア・エニックスは本日(2011年9月12日)付けで,同社が12月中に発売を予定している
「FINAL FANTASY XIII-2」(
PlayStation 3 /
Xbox 360)の最新情報を公開した。今回は,プロローグを始め,キャラクター
「ライトニング」や戦闘システム,時代やエリアを自由に往来できる
「ヒストリアクロス」,都市
「ヴァルハラ」などの詳細が明らかにされているので,さっそくお伝えしよう。
「FINAL FANTASY XIII」(
PlayStation 3 /
Xbox 360)では主人公キャラクターとして登場した「ライトニング」。今作は彼女の妹「セラ・ファロン」と「ノエル・クライス」がメインキャラクターとして据えられているが,もちろんライニングも登場する。
かつてコクーンを救ったライトニングだが,今作では,神エトロの神殿を守る騎士として召喚獣オーディンに跨り,新たな戦いに身を投じているらしい。ライトニングと正体不明のバハムート「バハムート・カオス」との戦闘では,プレイヤーが彼女を操作する場面もあるという。
以下に本作のプロローグと共に,ライトニングの置かれた状況やイベントシーンの情報を掲載しておこう。
■プロローグ
“彼女”は運命に立ち向かった。
人類を飼いならす、偽りの神々に挑んだ。
その戦いは、世界を変えた。
全人類の殺戮をもくろんだ神々は、人間の意志に敗れ去った。
神々の力は失せ、人々の安住の地コクーンは空から墜ちて、
魔獣がさまよう大地パルスと、ひとつに結ばれた。
神々の支配から解き放たれた、新しい時代の始まりだった。
けれど“彼女”はもういない。
戦いの終わりに、姿を消した。
“彼女”は死んだと、誰もが諦めた
ただひとりセラ・ファロンだけは、“彼女”を信じた。
そして3年。
突如飛来した隕石が、おだやかな日々を終わらせた。
時空が歪み、異次元の敵が襲来する。
混乱のさなかでセラを救ったのは、見知らぬ若者ノエル。
時を超えて流れついた狩人が、セラに告げる。
時空をわたる旅に出よう。
はるかな時の彼方で、“彼女”が待っている。
“彼女”の名はライトニング。
死と混沌の支配する世界で、滅びゆく女神を守る者。
かつてセラを救った、かけがえのない姉。
“お姉ちゃんに会いたい。”
未来へ踏み出す決意を固め、セラは姉から託された武器を手にとる。
■神エトロの神殿を守る騎士「ライトニング」
ライトニング
Lightning
クリスタルと化した妹セラを救うため、世界を敵にまわしながらも戦いに身を投じた女性。その果てにコクーンを崩壊の危機から救い、そして平和を享受するはずだった。
だが運命に魅入られたライトニングが、安息の日々を手に入れることはなかった。
混沌の地ヴァルハラで女神エトロの神殿を守る騎士。
それが現在のライトニングの姿だ。
女神エトロにより与えられた力で神に近しい存在となった彼女は、新たな戦いに身を投じる。
そこでノエル、そしてセラにある願いを託すのだった。
自他共に厳しく、行動に迷いがないという性格は以前のライトニングと変わりないが、仲間と共に多くの試練を乗り越えたことで、以前より仲間を信頼する気持ちを強く持つようになる。
ライトニング 女神エトロの神殿を守る騎士ライトニング。彼女が再び戦いに身を投じる理由とは? |
バハムート・カオス ライトニングと対峙する強大な敵バハムート・カオス。FFXIIIで登場した召喚獣バハムートとは違う個体のようだ。 |
謎の男 エトロから力を与えられ、神に近しい存在となったライトニングを脅かすほどの力を持つ謎の男。 |
誰にも知られぬ戦いの果てに待ち受けるものとは―― |
もう一つの戦い
セラとノエルの時空を超えた戦いの裏で、もう一つの戦いが起こっていた。
かつてコクーンを救ったライトニングがオーディンを従え、ヴァルハラで正体不明のバハムートと死闘を繰り広げる。
ここではプレイヤーがライトニングを操作することが可能だ。
バハムートカオス vs. ライトニング 凶悪な鉤爪を振りかざし迫るバハムート・カオス |
FFXIII召喚獣として従えたオーディンに、跨がり戦うライトニング。召喚獣を使役できるのは呪われた存在「ルシ」のみのはずだが……? |
両手の巨大なエネルギーの塊が出現。人知を超えた戦いが繰り広げられる |
■イベントシーン
最後の子供 世界が終わりを迎える遙かな未来、そこで生きる最後の人間。それがセラの前に突如現れた青年ノエルだった。 |
いなくなったライトニングと出会っていたノエル。それは一体いつ、どこで? 物語には多くの謎が隠されているようだ。 |
ライトニングに会うため、戻れるか分らない旅に出ることを決意するセラ。 |
絶望の未来を変える旅 遙か未来でただひとり人間となってしまったノエルは、そんな未来を変えるため、セラと共に時空を超える旅に出る。 |
ゲートとオーパーツ 時空を超えるための入り口「ゲート」。そのゲートを開くには「オーパーツ」と呼ばれるアイテムが必要になる。 |
召喚獣オーディン 召喚獣オーディンは、その主人であるライトニングに絶対の忠誠を誓っている。 |
ヴァルハラの戦い ライトニングを襲う巨大なバハムート。彼らの戦いの理由とは? |
また本日は,本作に実装されるQTE(Quick Time Event)ライクなバトルシステム
「シネマティックアクション」や,時代やエリアを自由に往来するための「ヒストリアクロス」,都市「ヴァルハラ」の詳細も届いている。
時の歪みが発生すると出現するという時空の扉「ゲート」は,「オーパーツ」というアイテムがないと起動しない。オーパーツを探し出してゲートを起動すると,「ヒストリアクロス」と呼ばれる“時空の羅針盤”が出現。プレイヤーはヒストリアクロスを使用して時空(時代・エリア)を自由に移動して,過去の事件を再び体験したり,失敗した行動をやり直したりすることができる。
ヒストリアクロスは,
訪れる時代によって,同じエリアでもその情景や登場人物,天候などが変わっていたりするというなかなかに面白いシステム。特定の時代・エリアにしか出現しないアイテムも存在するとのことなので,ここはちょっとしたやり込み要素にもなりそうだ。以下に,ライトニングと謎のバハムートとの戦いの舞台となる都市「ヴァルハラ」の情報と合わせて詳細を掲載してくので,じっくりとチェックしておこう。
■バトルシステム
シネマティックアクション
強大な敵とのバトル中、突如カットシーンが挟まり、そこでアクション性の高いボタン入力を求められることがあります。そこでプレイヤーのボタン入力次第で、バトルの状況が変化していくという、プレイヤー主体のバトルを楽しむことができます。
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シネマティックアクションを使用したバトルはプレイヤーの達成感や爽快感が格段にアップ。 |
攻撃の選択 時にはバトル中、行動の選択肢が表示されることも。選んだ行動によって、カットシーンやバトルの進行が変化します。 |
■「ゲート」と「オーパーツ」,時空の羅針盤「ヒストリアクロス」
時の歪みは発生すると出現する、時空の扉「ゲート」。
ゲートはそれだけでは機能せず、起動するには鍵となる「オーパーツ」が必要となります。
各ゲートには、それぞれに応じたオーパーツが存在し、それ以外では起動させることができません。
隠されたオーパーツを探し出し、閉ざされたゲートを起動させ、時空エリア(時代と場所)を超えましょう。
時空の扉「ゲート」 ゲートに応じたオーパーツを入手し、ゲートを起動するとヒストリアクロスから新たな時空エリアに行くことができるようになります。 |
あるはずのないもの「オーパーツ」 時空と時空が重なるとき、本来そこに存在しないものが出現します。それがゲートを起動させる鍵となるオーパーツです。まれに隠されたオーパーツもあるため、モーグリの力を借りて探し出しましょう。 |
時空エリアには複数のゲートが存在することがあり、起動させるゲートによって次に進むことのできる時空エリアが変化します。
プレイヤーが自らの行き先を選ぶことで手探りで冒険を進めていくという楽しみがより味わえるようになりました。
ヒストリアクロス
ゲートを起動すると時空の羅針盤となる「ヒストリアクロス」が出現します。時代・エリアの移動はここで行います。起動させるゲートによって出現する時空エリアが違うため、一つの時空エリアから行き先が分岐したりするなど、プレイヤーが自分の進む先を選べる楽しさが詰まっています。また一度開いたゲートを閉じることも可能で、過去の事件を再び体験することや、失敗した行動をやりなおす事も可能です。
▲右上の「ゲートビュー」はヒストリアクロスの全体図を表しています。開くゲートによってたどり付く先は異なります。 |
▲「ビュー切り替え」を行うとエリアが横並びになり、それぞれの縦軸にそのエリアの各時代がくるように、並びかえができます |
時代によるエリアの変化
同じエリアでも訪れる時代によって情景や建物、そこにいる人物や時代状況、そして天候などが変化します。そこでしか入手できない情報やアイテムも存在するため、探索を楽しみながらゲームを進めていくことができます。
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■混沌の地「ヴァルハラ」
ヴァルハラ
混沌の中に佇む都市。中央にそびえ立つ不思議な形状の建造物。その足もとには退廃したような街並みが広がる。鈍く光る海に砂浜。そこに埋まるクリスタルのような結晶。人の姿はなく、混沌とした空間が広がっている。
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女神エトロの神殿 ヴァルハラの中央にそびえる謎の建造物。これは女神エトロが座する神殿である |
ヴァルハラの空を駆けるバハムートの姿。この世界で何が起こり始めているのだろうか。 |