ゲームポット，「モンスターファームオンライン」プレスカンファレンスを実施。里田まいさんも応援

　ゲームポットは本日（2月25日），恵比寿イーストギャラリーにおいて，テクモが開発するMMORPG「モンスターファームオンライン」（以下，MFO）のプレスカンファレンスを実施した。
　MFOは，コンシューマゲーム機で人気を博してきたモンスターファームシリーズの最新作（14作め）にして，初のPC用オンラインゲーム。2006年2月に発表され，2007年7月の“ネットワークトライアル”，2007年9月と10月の“ワールドトライアル”，そして2007年12月のクローズドβテストを経て，いよいよ明日（2月26日）にはオープンβテストがスタートする，この春の期待作である。

　プレスカンファレンスの冒頭，過去のシリーズ作の映像とタイトルロゴを編集したムービーが上映され，続いてゲームポットの代表取締役社長執行役員CEO 植田修平氏が登壇。
　プレスカンファレンスに多くの報道陣が来場したことについて，「コンテンツへの期待の高さを実感し，喜ばしさと共に，身が引き締まる思いです」と述べつつ，「昨年実施したMFOのクローズドβテストには，数多くのユーザーに参加していただき，いろいろなご意見をちょうだいしました。これをゲーム制作に反映し，改良に改良を重ね，本当に最高のクォリティに仕上がりました」と，自信をのぞかせた。
　続いて，テクモの代表取締役社長 安田善巳氏が挨拶に立ち，「育成，冒険，バトルという三つのゲームシステムに基づく家庭用ゲームとしてのモンスターファームシリーズが，完成期を迎えたタイミングで，オンラインゲームのプロジェクトが立ち上がりました。サーバー設計，通信プログラムなどの基幹システムも，新しい技術やノウハウを蓄積しながら内製してきたため，時間はかかりましたが，新しいエッセンスや取り組みが盛り込まれた，チャレンジングなゲームに仕上がっています」とコメント。
　そして，「モンスター同士の交流により，知らないプレイヤー同士が出会って友達になるというプロセスを，ていねいにフォローできる演出」「拡張性だけでなく，さまざまな変化に富んだゲームシステム」「ファームに入って自分のモンスターを育成するだけでも楽しめる，癒しのゲームとしての要素」の三つを，本作の魅力として例示し，「幅広いお客様にさまざまな形で楽しんでもらえるゲームになっていると実感しています」と結んだ。

ゲームポット 代表取締役社長執行役員CEO 植田修平氏

テクモ 代表取締役社長 安田善巳氏

里田まいさんが，MFOの応援に登場

　続いて，本作の運営プロデューサーを務めるゲームポットの坂本慎治氏，開発プロデューサーを務めるテクモの高崎俊行氏がステージに上がり，MFOの概要を紹介。これについては，クローズドβテストのプレイレポートなどの内容と重複するので詳細は割愛するが，「とくに“育てる”を重視」して開発が進められてきたこと，「成長のバリエーションが事実上無限大」であること，オープンβテストでは12体のモンスターが実装されていることなどが語られたほか，今後の実装が予定されているモンスターが映るスクリーンショットが公開された。

モンスターに与えるエサによって，体形や色，能力が変化する。また，冒険地における経験も，能力に影響を与える

　ここで，ゲストとしてタレントで歌手の里田まいさんがモッチーと共に登場し，カンファレンスに華を添えた。里田さんといえば，カントリー娘。の最後のメンバーとしてハロー！プロジェクトファンにはお馴染みだが，最近ではバラエティ番組やクイズ番組における珍回答でも人気を集めている。ちなみに，フジテレビの「クイズ！ヘキサゴンII」で，里田さん同様に珍回答を繰り返すスザンヌさん，木下優樹菜さんとのユニット“Pabo”（韓国語で“おバカさん”）にも参加し，2007年9月には久々のCD「恋のヘキサゴン」をリリースしたのも記憶に新しい。

「私もぜひやってみたいと思いました。モンスターがんばれ！」

　そんな里田さんは，「新幹線で長時間移動するときには，けっこうゲームをやっています。ハロプロでは，矢口真里さんもゲームが好きなんですよ」とコメント。これを受けた司会者が，「では，矢口さんとゲームの話をすることもあるのですか？」と振ると，「私自身はゲームが好きなことを人に言ったことがないので，（矢口さんと）ゲームの話をしたことはありません」と回答。さらに司会者が，「カントリー娘。として，動物を育てていたことがありますよね？」と質問すると，「牛や馬のお世話をしていましたが，モンスターは育てたことがなかったです」と，またしても絶妙な切り返しを見せた。
　なお，里田さんが好きなモンスターのタイプは，「飛び抜けた能力を持っているより，私自身が安定を求めるタイプなので，全部が同じぐらい均等で，どこに出しても物怖じしないような，精神的に強いモンスターがいいです。見た目はどうでもいいです。可愛くても奇抜な感じでも気にしないです」とのこと。きっとMFOでなら，里田さん好みのモンスターを育成することも不可能ではないだろう。

MFOのことをよく知らない里田さんに，坂本プロデューサーが実際に操作しながら解説するという流れだった

正式サービスは3月5日（水）スタート。その後の展開は……？

　プレスカンファレンスの最後には，今後の展開についての説明も行われた。オープンβテストが明日3：00PMにスタートすることは既報のとおりだが，3月5日（水）3：00PMには正式サービスがスタートすることが明かされた（関連記事）。また，オープンβテスト参加者に配布される特典「育成応援セット」の内容が，「上級回復薬」「徨石の雫」「気力香」「ワープチケットB」であることも発表された。
　また，詳しいアップデートスケジュールは明らかにされなかったが，今後，「デュラハン」や「スエゾー」といった，過去のシリーズで人気のあったモンスターが実装されるほか，ファーム機能が強化される（友達を招くことや，花壇や家などを設置することが可能になる）ことも，あらためてアナウンスされた。

　このほか，各種キャンペーンとして，期間中に一定ランクまでモンスターを育成したプレイヤーに対し「アントクアリウム」など“リアル育成グッズ”が当たる「スタートアップ！育成キャンペーン」や，有料アイテム購入時に必要なポイントをチャージしたときのボーナスポイントが通常の2倍となるキャンペーンなどが予定されているという。これらについては，正式サービス開始後にあらためて公式サイトなどで告知されるとのことだ。
　さらに，「ジャンルの枠を超えた あっと 驚く展開」のコラボレーション企画も進行しているとのこと。今回は，シルエットだけの資料がスクリーンに映し出され，「な，なんだって！」と思ったり思わなかったりしたものの，そう遠くない将来に詳細が明らかになる模様だ。
　ひとまず，明日からのオープンβテストに参加しつつ，続報を楽しみにしていてほしい。


■「モンスターファームオンライン」　http://www.mf-online.jp/