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「グラナド・エスパダ」の世界大会で日本が優勝。アップデート「Bristia 2nd Season」の情報も公開された「グローバルチャンピオンカップ」をレポート
このイベントは,同作初となるPvP(対人戦)で競い合う世界大会で,日本,韓国,中国,台湾,シンガポールから代表が集い火花を散らすというもの。中国代表は諸事情から出場を辞退し,実際は4チームでの大会になったのだが,予想外の展開の連続で激しい戦いが繰り広げられた本大会の模様をレポートしよう。
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今回の大会は,1対1の「個人戦」と,3対3の「団体戦」という,2つのルールがラウンドごとに切り替わるのが大きな特徴だ。1ラウンド目は個人戦,2ラウンド目は団体戦,そこで決着が付かなければ3ラウンド目に再び個人戦が行われるという仕組みで,予選リーグでは先に2勝,決勝戦では3勝したチームが勝利となる。
ゲーム大会というと,個人戦と団体戦は別の競技として扱われることが多いが,今回のグローバルチャンピオンカップで勝つには,両方の戦いに対応できるプレイヤースキルが求められるわけだ。日本からは,乱世の奸雄選手,シュタイル選手,ベースボール平野選手の3名が出場。グラナド・エスパダでは,1人のプレイヤーが3体のキャラクターを操作することになるので,個人戦では計6体,団体戦では計18体のキャラクターが入り乱れることになり,なかなか見応えのある戦いが展開された。
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日本チーム,日韓戦のリベンジを果たす
予選リーグは,4チームによる総当たり戦で争われた。ここでの本命は個人戦に強い日本チーム,対抗となるのが総合力の高い韓国チーム,そしてダークホースが台湾チームとシンガポールチーム……というのが,日本運営チームによる予想だ。
運営チームが太鼓判を押すだけあって,日本チームは台湾チームに勝利。次は,昨年7月に行われた「第1回日韓戦」で敗北経験のある,因縁の韓国チームと激突する。その時の日本代表の一人だったベースボール平野選手は,前回のリベンジを果たすべく韓国戦に登板。当時の韓国代表であり,今回のグローバルチャンピオンカップにも出場しているインス選手に対し「自分と戦ってほしい」と呼びかけた。
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そして韓国チームはこれに応え,ベースボール平野選手VSインス選手の個人戦が実現。ベースボール平野選手は慎重に試合を展開し,自分は2体のキャラクターを残した状態で,脅威となる攻撃役と回復役の撃破に成功する。最後の1体に対しても,範囲攻撃の餌食にならないよう,2体のキャラクターを離れた位置に配置し,片方と戦っている隙にフリーとなったもう片方のキャラクターで攻撃を仕掛ける作戦で,見事に勝利した。
続いて日本はシンガポールと対戦。個人戦で圧勝し,そのまま決勝進出なるかと思われたが,チーム戦と3ラウンド目の個人戦で敗北してしまう。さらに,韓国がシンガポールに勝利したことで,日本,韓国,シンガポールの3チームが同点の状態で予選リーグが終了となってしまった。
■予選リーグ勝敗一覧
●台湾VS韓国○
●台湾VSシンガポール○
○日本VS台湾●
○日本VS韓国●
●日本VSシンガポール○
○韓国VSシンガポール●
(この時点で台湾は4位が確定)
決勝戦の参加枠が2つしかないにも関わらず,予選リーグで同点のチームが3つとなってしまった本大会では,急遽,「決勝進出決定戦」が行われた。これは最初に勝った2チームが決勝へと進出できる,いわば勝ち抜けトーナメントで,チーム戦を1回だけ行って勝敗を決めるというものだ。ここでは,まずは日本とシンガポールが戦い,この敗者と韓国が戦うことになった。
予選のチーム戦で敗北を喫したシンガポールが相手なだけに,個人戦が得意な日本の勝利が危ぶまれたが,日本チームはシンガポールチームのメンバーを徹底的に分断して戦うことで,見事に決勝への進出を決めた。続くシンガポールVS韓国では,もっとも長い期間サービスが行われている韓国が有利かと思われたが,シンガポールチームは範囲攻撃を巧みに使って韓国チームを圧倒し,勝利を掴んだ。
■決勝進出決定戦勝敗一覧
○日本VSシンガポール●
○シンガポールVS韓国●
(韓国は3位が確定)
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決勝戦は日本対シンガポール
決勝戦はダークホースとされたシンガポールと日本との戦いだ。個人戦と団体戦を交互に戦い,先に3勝した国が優勝となるという,個人戦に強い日本にとって追い風となるルールだが,最初の個人戦はまさかのシンガポールの勝利で,日本チームは苦しい状況に追い込まれる。しかし続く団体戦では,日本が決勝進出決定戦と同様に分断作戦を成功させて圧勝。
そして3戦目の個人戦は,シンガポールチームの奇襲によって幕を開けたが,シュタイル選手はこれを凌ぎきり,逆にシンガポールチームを各個撃破して勝利する。
これで勢いの付いた日本チームはもう止まらない。続く団体戦では,シンガポールチームは日本の分断戦法を警戒してか固まって行動するが,日本チームはこの状況を逆に利用して,範囲攻撃で吹き飛ばしにかかる。そしてその後は一気に攻め込み,確実に1人ずつ撃破して勝利を掴んだ。
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なお,今回の大会では,4月24日に実装予定の新規アップデート「Bristia 2nd Season」に関する情報も公開された。このアップデートでは,新国家「ブリスティア」でのストーリーもいよいよクライマックスを迎えることになる。
また,倒せば倒すほど強くなるレイドボスが実装されるほか,「35等級エリートブリスティア武器」の真の力が解放され,最高峰の性能を持つ装備になるのだという。不遇とされている魔法系キャラクターにスポットを当てるべく,現在の「権威」のステータスが「感覚」に変更され,これが高いと魔法の詠唱時間が短くなるとのこと。
そのほか,ルー大柴さんをモチーフとしたキャラクター「大柴DEヴェンデッタ」にも大きな変更が加えられるそうだ。グラナド・エスパダプレイヤーは,続報を楽しみに待とう。
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「グラナド・エスパダ」公式サイト
- 関連タイトル:
グラナド・エスパダ
- この記事のURL:
(C)2003-2013 IMC Games Co.,Ltd./Published by Hanbit Ubiquitous Entertainment Inc.




































