イベント
「リネージュ2」のオン/オフ連動イベント“シーレン復活祭”がニコファーレにて開催。ニコ生の視聴者や一般プレイヤーも参加した驚きの内容とは
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会場では,11月8日の実装を控えた“GoD”にちなんだカンファレンスやアトラクションが行われた。当日のイベント内容は,ニコニコ生放送を通じてリアルタイム中継され,視聴者がさまざまな形で参加できた。オンライン/オフラインが連動したインタラクティブ性の高いイベントで,4時間という長丁場ではあったが,非常に盛りだくさんの内容であった。
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「リネージュ2 〜The Chaotic Throne〜」公式サイト
シーレンの復活により激変するエリアの数々が紹介
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会場では,リネージュ2のプロダクトマネージャーを務める五條隆将氏らによって,アップデートの各内容が紹介されていった。まずは,GoDで追加される新エリアについてだ。
今回の会場となったニコファーレは,前後左右に映像が表示できる。たとえば,左右に表示された新エリアの映像を後ろへスクロールさせることで,あたかも視聴者が,映像世界の中を進んでいるかのような臨場感が味わえるわけだ。会場の参加者も,こういった演出にはちょっとした驚きを感じていたようである。
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なおGoDの追加エリアに関しては,ティザーサイトや先行プレイレポートでも触れているので,ここでは要点をかいつまんで紹介していこう。
長き眠りから目覚めたシーレンは,手始めに,天空に浮かぶ島“エ サギラ”を,なんと丸ごと地上へ落としてしまう。下敷きとなった“話せる島”は,文字通り壊滅的な打撃をこうむってしまう。
しかし,“話せる島”は復興を遂げつつあり,GoDの実装後は全種族共通の初心者用拠点として機能する。今後,リネージュ2で新規キャラクターを育成する際は,当面の間はこのエリアを拠点に活動を行うことになるのだ。
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“話せる島”のすぐ隣には,古代の巨人たちが眠る「エ サギラ遺跡」がある。また,その先で新たに発見されたダンジョン「ベリスの迷宮」や,レベル85以上のパーティ向けダンジョン「ハルナークの地下遺跡」,そしてレベル85以上のソロプレイ向けエリア「魔物の祭壇」「血の沼地帯」などが追加されている。
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また,GoDでは新たな広域エリアとして,「マグメルド」なるものが実装される。ここは物質界と精霊界の中間に位置した神秘的な空間で,滝の裏にて発見された“次元の裂け目”を通じて移動する形だ。
マグメルドは「古都アルカン」を中心に,各エリアが広がるエリア構成となっている。たとえば北東方面には,色彩豊かなフィールドが印象的な「フェアリーの居住地」,南東には「創世の庭園」,北西には「オルビスの殿堂」といったエリアがある。各エリアの対象レベルは90〜95前後で,のちほど紹介する“覚醒”を前提とした,事実上のハイエンドエリアとなりそうだ。
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巨人族の力を得て“覚醒”するキャラクター
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覚醒とは,レベル85に達したキャラクター向けの成長システムで,これまで数多くあったクラスが“8つ”に統合される。従来のクラスチェンジとはまったく異なり,まさしく神の力に匹敵する力を得ることになる。会場ではFS(ファンサポート)のタペカム氏によって,覚醒後の8クラスの特徴がそれぞれ紹介されていった。覚醒後の8クラスについては「こちら」で詳しく解説されているので,興味のある人はぜひ目を通しておこう。
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初心者プレイヤーにとって大幅に遊びやすくなる
GoDによってリネージュ2の世界は激変するが,実はこれには,“サービス開始から7年が経過したMMORPG”を,新規プレイヤー/キャラクターにとって遊びやすいものにするための調整も盛り込まれている。たとえば,リニューアル後の“話せる島”には,低レベルキャラクターの拠点として必要な機能がすべて盛り込まれているのだ。
とはいえ,MMORPGに詳しい人ほど,今から新たにプレイを始めることに不安を感じるのではないだろうか。ステージに登場した五條氏は,こういった不安を感じる理由を,「ゲームシステムを覚えられない」「レベル差が埋まらない」「コミュニティに入れない」の3つに大きく分類。それぞれの不安に対する,具体的な対策が紹介されていった。
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血盟に関しては“日本独自の”バランス調整が
今回のGoDと同じタイミングで,“日本独自の”ゲームバランス調整が盛り込まれることも明らかになった。調整項目は大別すると2つで,両方とも“血盟”に関する内容だ。
まずは血盟戦の際,ギブアップする側は「即座に敗北宣言」が出せるようになる。無益な戦いを長引かせないように,という意図だ。ちなみに他国バージョンでは,敗北宣言が出せるのが“開始から7日以降”のタイミングに設定されている。
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これらの2項目を皮切りに,リネージュ2は今後も積極的に日本独自要素を導入していくそうだ。個人的に気になった話だったので,それぞれの経緯や今後のスタンスについて,五條氏に詳しい話を聞いてみた。別途,インタビュー記事としてお届けするのでこちらも楽しみにしていてほしい。
一般サーバーのプレイヤーも交えたイベントは大盛り上がり
ここまでのGoDに関する発表内容だけでもかなりのボリュームだが,エヌ・シー・ジャパンのオフラインイベントではお馴染みの,来場客参加型のアトラクションも行われた。今回はとくに,ニコニコ生放送を通じて,オンラインの視聴者がさまざまな形で参加できた点が面白かった。
当日一番の盛り上がりを見せたのは,最後に行われたアトラクションの“アカネマラソン”である。18名の参加者がアカネ,つまり赤ネーム状態(つまりPKだ)のキャラクターでログインし,敵から逃げながら指定された目的地までたどり着く,という内容だ。
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このアトラクションのキモは,舞台となったのが一般サーバーだったところ。ランダムでサーバーが選ばれるやいなや(ちなみにキャスティエン),ニコ生の視聴者から瞬時に口コミで,ゲーム内で遊んでいるプレイヤー達に伝達されていったのである。
アカネキャラは「走る」以外の一切の戦闘行動ができず,しかも死ぬと,身につけているレアアイテムをたっぷりと落とす仕様。そのため会場の参加者が,良く訓練された猟犬と化した一般プレイヤー達に,次々と発見されては狩られるという,カオスでシュールな光景が繰り広げられていた。
逃げるアカネキャラに対し,FSのラエミナ氏が居場所のヒントを視聴者に教えるというお茶目な演出があったり,待ちきれなくなった一般プレイヤー同士がなぜかPvPを始めたりする場面もあり,会場内は爆笑の連続。ニコ生でのコメント弾幕も凄まじく,オフライン/オンライン共に大きく盛り上がったアトラクションであった。
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これまで,オンラインゲームを題材にしたオフラインイベントというと,会場に来た人が楽しむというスタンスが普通である。しかし今回のシーレン感謝祭では,それに加えストリーミングの視聴者と,ゲームにログインしている一般プレイヤー達も参加し,非常に盛り上がっていたのが興味深かった。
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今回のシーレン復活祭は,オンラインRPGというコンテンツの特性と,ニコファーレという会場の持つ特性をフル活用したイベントとして,大成功と言っていい結果を残したのではないだろうか。こういった実験的なイベントを,サラッと成功させてしまうエヌ・シー・ジャパンの手腕に,あらためて感心させられた次第である。そして,現在運営中の「The Tower of AION」や,今後運営予定の「Blade&Soul」などでも,同様のイベントが行われたら面白そうだと,いちオンラインRPGファンとして期待せずにはいられない。
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