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TRPG経験者と初心者をつなぐ場でありたい――国産TRPGの老舗,富士見書房が仕掛けるオンセ支援サービス「TRPG ONLINE」。担当者に聞く,その狙いとは
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印刷2012/11/06 16:00

インタビュー

TRPG経験者と初心者をつなぐ場でありたい――国産TRPGの老舗,富士見書房が仕掛けるオンセ支援サービス「TRPG ONLINE」。担当者に聞く,その狙いとは

どんな人が遊んでいるのか


4Gamer:
 ではちょっと角度を変えて,プレイヤーの属性的な部分をお聞きします。まずβテストでは,ユニークユーザーでいうとどのぐらいの参加人数だったのでしょうか。

剱持氏:
 細かいところまでは言えませんが,数千人単位でのご利用をいただきました。

画像集#031のサムネイル/TRPG経験者と初心者をつなぐ場でありたい――国産TRPGの老舗,富士見書房が仕掛けるオンセ支援サービス「TRPG ONLINE」。担当者に聞く,その狙いとは
大塚氏:
 初動という意味では,我々が見込んでいたよりも大勢の方に,ご参加いただけたことになります。そういう意味では大成功のβテストでした。

4Gamer:
 想定を上回る人数で,サーバーなどは大丈夫だったのでしょうか。

大塚氏:
 最初は正直,ちょっと重くなってしまいましたね。「これくらいあれば大丈夫だろう」というラインを,軽くふっ切ってしまったので。あとから強化を加えて,ことなきを得ましたけど。

4Gamer:
 では年齢層でいうと,どの辺りだったのでしょう。先ほどのお話だと,20代前半と30代がターゲットとのことでしたが。

剱持氏:
 20代後半から30代前半くらいでしたね。リプレイの読者層からすると,ちょっと若いぐらいだと思います。

大塚氏:
 JGC参加者の年齢層から考えると,5歳ほど若いくらいに感じました。昔の「ソード・ワールドRPG」から入って今も続けてくれている熱心な方達と,βテストで興味を持ってくれた20代ぐらいの方達。我々が想定した層には,概ねリーチできたんじゃないかと思います。

※JGC……年1回開催されるTRPGの大型宿泊イベント「JAPAN GAME CONVENTION」。TRPGをはじめとしたアナログゲームが一堂に会するイベントで,全国から集まったプレイヤー達とゲームを楽しむなどの交流が行われる。また各メーカーの新作タイトルが発表されることも。

4Gamer:
 では男女比という意味ではいかがですか。

剱持氏:
 性別についてはデータを取っていないので,正確なところは分かりません。でも見た感じでは女性プレイヤーも意外と多く遊んでくれていたみたいです。JGCでTRPG ONLINEの試遊台を置いたときも,女性の方が多く興味を示してくれましたし。

大塚氏:
 これはとくに狙っていたわけではないのですが,どうも女性にとっては,オンラインセッションのほうが参加のハードルが低いみたいですね。寄せられたご意見の中にも,「オンラインだと直接会わない分,心理的ハードルが低い」というものがあって,なるほどと思いました。

JGCでの試遊台の様子
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4Gamer:
 それはあるでしょうね。それにオンラインのほうが,ロールプレイがしやすいという面もありそうです。顔を合わせていると気恥ずかしい台詞でも,テキストだったら気兼ねなく演技できるとか。

剱持氏:
 そういうメリットも,確かにあると思います。あと地域で言えば,全体的にはやっぱり首都圏が多いんですが,ごくたまに海外の方もいらっしゃいますね。実際のところは分かりませんが,中国や台湾からの接続があってびっくりしました。

4Gamer:
 台湾や中国なら,日本産のTRPGをやっている人も普通にいそうですね。海外のプレイヤーと一緒に遊べるというのも,オンラインならではのメリットと言えそうです。実際にゲームが遊ばれていた時間帯などはいかがですか。コアタイム的なものがあれば教えてください。

剱持氏:
 それはやはり,週末の夜が一番多いと思います。金曜の夜から土日の日中まで,多くの方が時間のとりやすい時間ですね。ただ平日の昼間に立っている卓もあって,それはそれでビックリなんですけど(笑)。

大塚氏:
 あとは平日の夜に定期的に立っている卓もありましたね。我々も部屋の中を覗けるわけではないので,具体的にどういう遊び方をされているのかまでは分からないですが,恐らく時間を区切って帯で遊ばれているんだと思います。そういう遊び方ができるのも,オンラインセッションの面白いところかと。

剱持氏:
 部屋を維持しておけば,前日の会話がそのまま全部保存されていますから,中断/再開もやりやすいと思いますよ。

4Gamer:
 なるほど。そういう遊び方も面白いですね。ではちょっと質問を変えて,βテストの時点では,公式にサポートされたゲームシステムとして,「ソード・ワールド2.0」と「アリアンロッド2E」が用意されていました。ただ「その他」というカテゴリも用意されていたように思いますが,実際のところ,そこではどんなシステムが遊ばれていたのでしょうか。

剱持氏:
 「その他」はキャラクターシートの作成などが少し面倒になりますが,TRPG ONLINEの基本的な機能はほぼそのまま使えるので,基本的にはなんでもできますよ。10面ダイスが振れますので,「ダブルクロス The 3rd Edition」をプレイされている方もいましたし,もちろん他社さんのシステムであるとか,中には完全オリジナルのシステムをプレイされている部屋もありました。もちろん数は少ないですが。

4Gamer:
 スタンスとしては,他社のゲームであっても遊んで構わないわけですね。

大塚氏:
 なによりTRPG業界全体が活性化するのが一番ですので,そこは自由にお使いいただければと思います。もちろん将来的には,他社さんにちゃんとお話しさせていただいたうえで,TRPG ONLINE上で正式にサポートできればいいな,とは考えていますけど。

剱持氏:
 それには今のサービスが安定して回るようでなければいけませんし,今のところは夢に近い話ですけどね。

4Gamer:
 ということは,いつかはトランプやタロットを使ったシステムも遊べるようになると。

剱持氏:
 それは一筋縄ではいかなそうですが……。将来的な目標の一つではありますね。

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11月6日からスタートする正式サービス「Ver.1.00」と今後の展望


4Gamer:
 この記事が掲載となる11月6日からは,いよいよ正式サービス「バージョン1.00」が開始されるとのことですが,βテスト版との違いについて教えてください。

剱持氏:
 はい。まずβテストで無料でお使いいただけた部分については,正式サービス後も引き続き無料でご利用いただけます。そのうえで,新たな機能が有料サービスとして提供される形になります。

4Gamer:
 有料サービスでは,どんな機能が提供されるのでしょうか。

剱持氏:
 正式サービス直後から使えるのは,アバター関連のアイテムですね。富士見書房から発刊されているリプレイ作品に登場するキャラクターのアバターが,ファンプラスのショップで購入できるようになります。

リプレイキャラクターアバター。「アリアンロッド・サガ・リプレイ」に登場するピアニィ(左)と,「ソード・ワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たち」に登場するルー(右)。※リンクはAmazonアソシエイト
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4Gamer:
 それを使えば,キャラクターシートがちょっと賑やかになりそうですね。しかし公式サイトには,「高機能な会員サービス」とも書かれていましたが,これはどうなるんですか?

剱持氏:
 月額料金でご利用いただくプレミアム会員というのを準備していまして,例えばキャラクターシートを作る際に便利な機能など,ゲームがより遊びやすくなるサービスを提供する予定です。ただ,これは11月6日の段階では,まだ準備中ですね。

4Gamer:
 キャラクターシートの便利な機能というのは,具体的にはどんなものなのでしょうか。

剱持氏:
 まずアイテムやスキル欄に,該当するデータをルールブックから引用する形で表示できるようになります。「スキル一覧」のボタンがあって,その中から好きなスキルをクリックすると,キャラクターシートに自動入力されるイメージですね。グループSNEやF.E.A.R.から許諾を得て実現した,公式ならではの機能だと思います。

4Gamer:
 おお。となると,当然「ソード・ワールド2.0」の威力表も……。

剱持氏:
 威力表については,βテスト開始当初からご要望をいただいておりましたし,こちらは無料で利用できる機能として実装します。基本値と固定値,あとクリティカル値を入れていだたければ,最終値まで自動で計算してくれるという。これはおそらく11月中旬頃に公開できるかと思います。

「ソード・ワールド2.0」の威力表は,無料で利用できる機能として追加される
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4Gamer:
 そこまで無料で使えるというは,すごくありがたいです。能力値の自動計算はいかがですか?

剱持氏:
 それもご用意しています。無料だと手入力になってしまいますが,数値を書き込むところまでやれば,あとは自動で計算してくれます。
 プレミアム会員なら,種族を選んだ時点で対応した数値がバッと全部入る感じですね。ダイスを自動で振って能力が決まれば,あとはスキルをポチポチ選ぶと,それに合わせた数値が全部入ってきますので,キャラクターメイクがものすごく簡単になります。

Ver.1.00でパワーアップするキャラクターシート
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4Gamer:
 うーん,便利ですねえ。個人的には,ぜひ「GURPS」にこそ対応して欲しい機能です。ところでプレミアム会員の月額料金は,どれくらいを予定しているのでしょうか。

※GURPS……スティーブ・ジャクソン・ゲームズが開発した汎用TRPGシステム。どんな世界観でも共通したルールが使える半面,データが膨大でキャラクター作成に時間がかかることで知られる。日本語版は,富士見書房から第4版が発売されていた。

剱持氏:
 まだ検討中ですが,おそらく3桁に収まると思いますよ。

4Gamer:
 その表現だとかなり幅がありますね(笑)。正式な発表に期待したいと思います。では,もう少し未来の話についてはいかがですか。サービスの今後の展望をお聞きしてみたいのですが。

剱持氏:
 今後の展望としては,例えば,終了したセッションのログをサーバーにアップロードして,リプレイとして公開する機能を付けられるといいな,と考えています。そして公開したリプレイには,みんなで評価をつけられるなど,プレイから派生したコミュニティ機能にも力を入れていきたいですね。

4Gamer:
 なるほど,皆で集まってワイワイ交流できる場を作るわけですね。個人的には「公式ならではの部分」というのに期待しているのですが,このあたりは?

剱持氏:
 今のところは,皆さんの意見を機能として落とし込む作業を優先しているので,そのあたりに着手できるのはもう少し先になると思いますが,例えばファンプラス上でクリエイターの方のトークセッションを行ったり,公式なオンラインコンベンションを開催したり,あとはシナリオ配信ですとか,企画はいろいろと考えています。幸いにもグループSNEさんやF.E.A.R.さんの各クリエーターさんからは,好意的に受け止めていただいていますし。

「ダブルクロス The 3rd Edition」
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4Gamer:
 新たなシステム対応などはいかがですか。とくに「ダブルクロス The 3rd Edition」は,おそらく需要も大きいのではないかと。

剱持氏:
 さまざまな事情からローンチでは「ソード・ワールド2.0」と「アリアンロッド2E」を優先しましたが,「ダブルクロスThe 3rd Edition」の需要が大きいことも把握しています。なにより今の富士見の3本柱ですからね。
 ただ「ダブルクロスThe 3rd Edition」は判定方法が特殊なため,専用のシステムを用意する必要があって,すぐにというのは難しいのが現状です。

4Gamer:
 でも,対応する予定はあると?

剱持氏:
 それは……皆さんの応援次第ということで(笑)。あとこれから出てくる新作とかも,できれば最初からオンライン対応したいですね。

大塚氏:
 βテストに寄せられた意見では,TRPG ONLINE独自のゲームシステムがほしいという話もありましたね。

4Gamer:
 確か公式サイトの解説動画の中でも,そんな話をされていましたよね。

剱持氏:
 あれは……だって「ここは夢を語る場面だ」って言われたもので(苦笑)。でも今のサービスが軌道に乗るようであれば,いずれ考えたいですね。


4Gamer:
 夢のレベルでかまわないのですが,オンラインセッション向けのシステムというと,例えばどんなものだと思われますか。

大塚氏:
 初心者向けに,気軽に1,2時間くらいでTRPGを体験できるような,極端に処理を軽くしたシステムがあったらいいと思いますね。とくにオンラインセッションは,時間がかかるのが欠点なわけですし。

4Gamer:
 個人的には方向性は二つあると思うんです。一つは今おっしゃった軽いシステムを目指す方向。もう一つは,重い処理をすべてツールに任せてしまって,リッチなプレイ環境を構築していく方向。ただ後者については,どこまで自動化が許されるのか。究極的にはTRPGの定義を問うようなものになりかねないかな,と。

剱持氏:
 やりすぎるとブラウザゲームになってしまいそうですよね(笑)。自分としては,いつでもどこでも人がいるのがオンラインのメリットだと思いますので,短いシナリオを大人数で遊ぶようなものも,向いている気がしています。例えば1人2人で遊べるようなゲームブックのようなものとか,あるいは何らかのスコアを競うような……。

4Gamer:
 ああ,既製シナリオのタイムアタックとかも面白そうですね。そうか,夢を語りだすと,こうしてキリがなくなるわけですね(笑)。では最後に,正式サービスに期待するTRPGファンに向けて,メッセージをお願いします。

剱持氏:
 はい。βテストで皆さんからお寄せいただいたご要望を反映し,11月6日から正式サービスをスタートとなります。要望はまだまだ受け付けていますので,お気づきの点がありましたら,公式サイトのメールアドレスまで,ぜひお寄せください。プレイヤーの皆さんと一緒に成長していくサービスでありたいと思っていますので,よろしくお願いします。

4Gamer:
 βテスト中は,ラウンジのチャットルームで要望を聞いてましたよね。正式サービスではあれはもうやらないんですか?

βテスト時のチャットルームの様子
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剱持氏:
 やります。チャットルームでもご意見は受け付けてますので,そちらもぜひご利用ください。

4Gamer:
 TRPGがより身近になる場所として,オンラインのみならず,従来のオフラインも含めたTRPG業界全体の活性化につながるといいですね。

剱持氏:
 時間切れになったオフラインのセッションの続きをオンラインでやる,なんていう使い方もありだと思うんですよ。ツールとして,またマッチングの場として,うまく役立てていただければと思います。オンラインから入った若い人がオフラインに来て,JGC参加者の平均年齢が1歳下がったりしたらうれしいですねぇ(笑)。

大塚氏:
 1.00から正式サービスということで,初めて有料コンテンツが登場するわけですが,これは長く続けていくためには,どうしても必要な要素です。皆さんからのご要望に応えるためにも,ご理解をいただければと思います。

剱持氏:
 Webサービスって世間的には無料で当然という風潮がありますが,大塚の言うように,TRPG ONLINEを続けていくためにはどうしても必要な要素なんです。なのでぜひプレミアム会員をご利用いただけるとありがたいです。その分のリターンは,今後も含めて必ずお返ししますので。

4Gamer:
 個人的な感覚ですが,正直課金に関しては,もう少しバリエーションがあってくれると嬉しいですね。とくにTRPG ONLINEは利用者の年齢層が高いわけですし,気持ちよく支払える値付けと機能であれば,もっと強気でも皆利用してくれるんじゃないでしょうか。オンラインゲームやソーシャルゲームを,良い意味で見習ってほしいとでもいいますか(笑)。

剱持氏:
 TRPG業界にとってはまったく新しいことなので,手探りでやっているというのが正直なところです。前例もないことですし,慎重にならざるを得ない部分があります。一度走り出しさえすれば,また変わると思うんですが……。

大塚氏:
 まずは皆さんに支えていただきつつ,我々も成長していければと思っています。ぜひ皆さんの手で,TRPG ONLINEをより良いサービスに育てていっていただければと。

4Gamer:
 先駆者ゆえのご苦労も多々あると思いますが,より充実したサービスになることを期待したいと思います。本日はありがとうございました。



画像集#023のサムネイル/TRPG経験者と初心者をつなぐ場でありたい――国産TRPGの老舗,富士見書房が仕掛けるオンセ支援サービス「TRPG ONLINE」。担当者に聞く,その狙いとは
 何度かオンラインセッションを遊んだことのある筆者だが,βテスト時点の「富士見書房公式 TRPG ONLINE」をプレイした感想は,シンプルではあるが必要な機能は揃っているといったところ。メンバー募集の掲示板では「初心者向け」「誰でもOK」といった卓も見受けられ,本サービスが軌道に乗れば,TRPG初心者が最初の一歩を踏み出すためのハードルが,少なからず下がることだろう。

 しかしインタビュー内でもいくつか指摘したとおり,改善すべき点も少なくない。とくに最初の導線の分かりにくさには,できれば早急に手を入れてほしいところだ。
 そのほかダイスのアニメーションには,現状ではあまり意味がないように思えるし,簡易マップに配置できるアイコンも,もう少しバリエーションがほしい。また,近年ニコニコ動画のリプレイ動画などから入る初心者が多いことを考えれば,例えば立ち絵を表示する機能などがあってもいいのではないだろうか。

 まだまだ発展途上のサービスではあるが,今回のインタビューで話を聞いた限りでは,今後の改善に期待できそうな気がする。事実βテスト中にいち早く実装された機能もあって,今後が楽しみなサービスであるのは間違いない。
 なによりTRPGを遊ぶ機会が減ってしまったというファンにとって,公式でここまでサポートしてくれるというのは,安心感という意味でも意義は大きい。オンラインセッションの未来が,TRPGのさらなる隆盛につながることを願いつつ,応援していきたいサービスだ。

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