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Baobab Studios,「Roblox」の人気作「Natural Disaster Survival」「Barry's Prison Run」「Deepwoken」のIPを取得。長編アニメとして展開へ
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対象となったのは「Natural Disaster Survival」「Barry's Prison Run」「Deepwoken」という,「Roblox」の中でも圧倒的な支持を得ている3タイトル。今回の買収により,ゲームの世界観を映画やアニメシリーズへと拡張し,次世代のトランスメディア戦略を加速させる構えだ。
2015年に設立されたBaobab Studiosは,ハリウッドとシリコンバレーの才能が融合したスタジオで,CEOのモーリーン・ファン(Maureen Fan)氏はZyngaの元副社長として「FarmVille」などのヒットを統括した経歴を持つ。
また,最高クリエイティブ責任者のエリック・ダーネル(Eric Darnell)氏は,ドリームワークスの大ヒット作「マダガスカル」シリーズの監督・脚本を務めた人物だ。
Baobab Studiosはディズニーやコムキャストといった大手からの出資を受けて,これまでに10個ものエミー賞を受賞している。さらに,PlayStation VR向けアニメ「ボンファイア」(関連記事)なども手がけており,経験を生かして多彩なポートフォリオを築いてきた。
今回買収された3作品は,「Roblox」の膨大なライブラリの中でも特に強烈な個性を放っている作品だ。
Stickermasterlukeが開発した「Natural Disaster Survival」は,2008年から続く最古参のサバイバルゲームであり,地震や洪水といった自然災害から逃げ延びるというシンプルながら中毒性の高い体験を提供し,41億回以上の累計訪問数を誇る。
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一方,PlatinumFallsの「Barry's Prison Run」は,巨大な看守バリーから逃れる脱獄アクションで,そのコミカルで緊張感のある演出が子供たちを中心に爆発的な人気を集めた。
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そしてMonad Studiosが手がける「Deepwoken」は,大人向けゲームとして開発され,キャラクターが死亡するとデータが消失するパーマデス制を採用した難度の高いRPGとなっており,特定のファン層に熱狂的に支持されてきた。
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これらUGC(ユーザー生成コンテンツ)から生まれたゲームが,名うてのアニメーションスタジオに託される意義は興味深い。ファン氏は,単にプレイヤー数が多いタイトルを選ぶのではなく,キャラクターや設定に物語としての広がりがあるかどうかを重視したと,現地時間2026年3月26日に独占報道された海外メディアDatelineの記事(リンク)で述べている。
Baobab Studiosは,それぞれのゲームのオリジナルクリエイターたちと密接に協力し,ゲームで構築された楽しさを損なうことなく,視聴者が没入できる新しいビジュアルストーリーへと昇華させていく予定だという。
「Roblox」のようなプラットフォームから次世代のキャラクターが生まれる現在の流れは,エンターテインメント業界における大きな転換点の1つといえるかもしれない。
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