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「PUBG」を手がけたKRAFTON,韓国航空宇宙大手ハンファエアロスペースと提携。フィジカルAI開発を目的とした合弁会社を設立へ
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両社は同日,協力関係を定めた基本合意書(MoU)を締結し,新会社の設立に向けた準備を進める。合弁会社では両社共同の研究開発チームを組織し,フィジカルAIの基盤技術の開発を中心に,実際の運用を想定したシナリオ検証やシステム構築などを進めていく予定だ。
また今回の取り組みでは,AI,ロボティクス,防衛分野への投資を目的とするファンドの設立も計画されている。ハンファグループの資産運用部門が主体となり,目標規模は10億ドル(約1580億円)。このファンドにはKRAFTONも主要投資家として参加する。
KRAFTONはこれまで,「PUBG: BATTLEGROUNDS」などの運営を通じて蓄積してきた大規模データを活用し,AI研究や関連技術の開発を進めてきた。さらに,同社がゲーム開発で培ってきた大規模仮想環境シミュレーション技術は,実世界で稼働するAIの学習や検証を行ううえで重要な役割を果たすと見られている。
一方のHanwha Aerospaceは,防衛および製造分野で長年の実績を持つ企業だ。研究開発のためのインフラや現場での運用経験,さらにハードウェア技術を提供することで,AI研究を実装段階へと結びつける役割を担うとしている。
両社は当面,次世代の自律型兵器システムや防衛AIプラットフォームの研究開発に取り組む計画で,将来的には航空宇宙分野における協力の拡大も見据えているという。
ゲーム業界で培われた技術やAI研究は近年,ゲーム開発にとどまらずロボティクスや防衛といった実社会の分野へ応用される例も増えている。今回の提携は,そうした流れを象徴する事例の一つとして注目されそうだ。
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